「ヨミガエルキオク」PROJECT -SHINDEN-
  ~実物大「震電」制作プロジェクト~

このプロジェクトは、どうしてもドキドキワクワクしてしまう、幼かった頃思った気持ち、そんな気持ちを思い出す、夢を形にするプロジェクトです。
●プロジェクトについて

◯これまでの制作

これまでの作品2
物語~YAMATO~ 2006 700x300x150 ケント紙・小説

私は「モノの表面に刻まれた記憶」をテーマに、紙を素材にし、人体から機械までをモチーフに制作しています。

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標本シリーズ 2013~  ケントボード・新聞・水彩絵具

記憶とは、誰もが持ち、過去とは、誰もが通ってきた道。
それには目に見えない刻まれた”記憶”が存在し、例えるなら、長年履いてきた靴の踵が減っている、車が通った跡の轍、

それはただ単純に見えるが、多くの情報が記録され、その過去の存在を確かな存在へと変化させていく。

これまでの作品1
記憶~KAITEN~ 2010 180x800x75 ケント紙・ケントボード・回天資料・水彩絵具

そして、刻まれた記憶は永遠に、そのモノの存在を記録し続ける。

そのモノを具現化させることこそ作り手に与えられた使命であると私は思います。

WEB:http://adachiatsushi.com/index.html

◯プロジェクトの作品

プロジェクト画像0
桜花~OUKA~ 6000x5000x1000 和紙・段ボール・新聞(1940年代)・水彩絵具

以前、実物大の作品。
第二次世界大戦で旧日本海軍が特攻専用として開発したロケット「桜花」の実物大を当時の新聞・和紙・ダンボールなどで制作しました。
(http://adachiatsushi.com/桜花~ouka~.html)

なぜ実物大か、それは一つ人に与える「説得性」です。

2
2011年、THE SIX 2011での展示風景

小さな作品では、いくらコンセプトがしっかりしていても、模型としての説得性の大きさが限界です。
しかし、実物大、その大きさだけでも人に与える影響は大きく、かつ現実に実在し、それにより行われた事の背景を知ることによりその作品としての意味・価値は大きくなっていきます。

以前の制作風景2
桜花~OUKA~制作風景

そして以前制作した「桜花」では、作品に搭乗出来る様にもなっており、直径80cmほどのコックピットに入る事により、特に若い人々は、たった60数年前に自分と近い年齢の人々が、この場所を最後の場所とし、時代の運命に翻弄された事を感じる事の出来るというインスタレーション的な意図もありました。

プロジェクトの作品3
桜花~OUKA~コックピット内部

今回の制作も同じように「現実の大きさ」が非常に重要になります。

プロジェクトの作品1

今回のテーマである「ヨミガエルキオク」、忘れかけていたあのワクワク、そのモノの背景や時代性など、小難しい事は抜きに、ただただその目の前に見える姿自身、カタチ、ライン、その官能的な美はその開発者自身にも感じていたと思われる気持ちであり、時代性や本来の存在理由を無視し、そのモノ自体に憧れや夢を感じてしまう。
その純粋な気持ちを形にしようと、今回のプロジェクトを立ち上げました。

純粋に美しいカタチを追求し、しかしながら時代に翻弄され、求めた道とは遠い、重く暗い道へ進んでしまったカタチ。

それを現代で、そのカタチの追求を前面に出し、その完成されたカタチへの思いを高める。

今回のプロジェクトでは、理屈ではなく、ただ目の前にあるモノ・カタチを見つめ、感じることの出来る、誰もが見た事の無い作品を制作いたします。

●プロジェクト作品コンセプト

ワクワクした気持ち、ワクワクしてしょうがないもの。

それはどうしようもないものであり、そのぼやけながらも記憶されたモノ・スガタ・カタチは、忘れる事が出来ないほど、
鮮明に刻まれている。

何気なく空を眺め、見える飛行機雲、水平線に見える船。

何気なく見てしまうそれはまだ成長しようとも忘れる事は出来ないものであり、時にそれは突如として溢れ出す。

そしてこれはどんな時代・状況・年齢になろうと、その刻まれた記憶は永久に心の何処かに存在し続け、時にその記憶は蘇り、大きな気持ち・行動を現在にもたらす。

●作品モチーフについて

今回実物で制作する作品のモチーフは「震電」という機体です。

震電1

震電とは、B-29迎撃用として旧日本海軍により開発された極地戦闘機であり、
斬新な「エンテ型」という、エンジン・プロペラを後方に向けて設置し、航空力学の限界を超え、速度向上を目指し作られた機体であり、その独特のカタチから、様々な戦記小説・漫画・アニメなどでも登場し、多くの人の憧れ・空想を沸き立てている。

震電2

そして目に焼き付く個性的なエンテ型、それは本土防衛の切り札として制作された「戦闘機」としてではなく、そのモノ自体の究極のデザインによって生まれる美しさであり、そのモノ自身の本質を超越し、多くの純粋な心にその翼を焼き付けたのである。

これこそ本プロジェクトに相応しいモチーフであり、その翼には本来持つ目的以上に計り知れないものがある。

●制作作品

プロジェクト作品イメージ
プロジェクト作品マケット(作品模型)

作品サイズは実物大、全幅:11.114m、全長:9.760m、全高:3.92mです。
今回作品制作に用いる技法は、当時の新聞を和紙に転写し、それをロウ引き。
ロウ引きした新聞和紙を外角として使い、全体に蝋で形を構築し制作します。
コックピットなど、強化が必要な箇所・内部の補強はクリアFRPで行い、
作品自体に蝋・和紙が持つぼんやりとした透明感を出し、それをライトアップすることにより、記憶のカタチを表現します。
又、今回もコックピット内部も再現、搭乗可能にします。
震電の開発と同じ様に新たな挑戦として、プロジェクトを進行します。

●必要予算内約見積もり

・制作作業場費用

・制作材料・工具、蝋・和紙・FRP樹脂・塗装・新聞などの資料コピー費用

・作品梱包・運搬費用

・展示会場レンタル費用

・他CAMPFIRE手数料

・必要総額訳:1,000,000円

大きい作品を作るという事は、制作現場・会場・運搬、全ての規模が大きくなります。

そして大きい分費用も通常の倍の費用がかかってしまいます。

そのため、この度CAMPFIREへのプロジェクト掲載をし、ご支援頂こうと決意しました。

●制作・展示日程

 ◯制作 2014年9月~11月後半
  この期間内にご支援頂いた全ての皆さんを制作現場見学へご招待いたします。

 ◯展示 2014年11月~12月前後
  1週間から半月の展示を予定し、展示場所は都内を予定しております。
  また、展示期間前の支援者様先行発表パーティーを行います。

●プロジェクト掲載期間中の活動

◯プロジェクトに関する質問を何でもお受けします。

◯8月11日~23日にCafe & Gallery ART GALLEY KAGURAZAKAにて行う個展でプロジェクト説明を行います。
 その際作品マケット・過去の実物作品(一部分)なども展示します。
 また、作家自ら質問にもお受けします。

 Cafe & Gallery ART GALLEY KAGURAZAKA
 http://art-galley.craps.co.jp

●制作期間中の活動

・期間中作品制作をBlogで更新します。

 Blog:http://exprime.exblog.jp

・ご支援頂いた全ての皆さんを制作現場見学へご招待(ご希望の日に作家本人がご案内します。)
※プロジェクト終了後~11月の展示前までに、都内もしくは神奈川県にて

●リターン

◯500円

 作品ポストカードセット(5枚)にサインとお礼のメッセージを添えて郵送
 ご支援頂いた全ての皆さんを制作現場見学へご招待
 (ご希望の日に作家本人がご案内します。)
 支援者限定展示オープニングにご招待
 (ご支援頂いた方々のお名前を宜しければ作品と共に展示させて頂きます。)

ポストカード
 裏にサインとメッセージを入れてお送りします。

◯1,000円

 プロジェクト作品PC・iPhone壁紙データ(プロジェクト作品含め15種類)と、
 作品ポストカードセット(5枚)にサインとお礼のメッセージを添えて郵送
 ご支援頂いた全ての皆さんを制作現場見学へご招待
 (ご希望の日に作家本人がご案内します。)
 支援者限定展示オープニングにご招待
 (ご支援頂いた方々のお名前を宜しければ作品と共に展示させて頂きます。)

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◯4,000円

 オリジナルアクセサリー、又はキーホルダーと、
 作品ポストカードセット(5枚)にサインとお礼のメッセージを添えて郵送
 ご支援頂いた全ての皆さんを制作現場見学へご招待
 (ご希望の日に作家本人がご案内します。)
 支援者限定展示オープニングにご招待
 (ご支援頂いた方々のお名前を宜しければ作品と共に展示させて頂きます。)

アクセサリー
 紙に蝋引きしたアクセサリーです。
 プロジェクト達成後にご選択していただきます。

◯8,000円

 制作で使われている素材(新聞)を用いた平面作品と、
 作品ポストカードセット(5枚)にサインとお礼のメッセージを添えて郵送
 ご支援頂いた全ての皆さんを制作現場見学へご招待
 (ご希望の日に作家本人がご案内します。)
 支援者限定展示オープニングにご招待
 (ご支援頂いた方々のお名前を宜しければ作品と共に展示させて頂きます。)

平面作品
 プロジェクト達成後、壁掛け・自立型の2種類からお選びいただけます。

◯15,000円

 作品への搭乗権利(展示期間中お好きな日に有効)
 プロジェクト作品限定作品写真集と、
 作品ポストカードセット(5枚)にサインとお礼のメッセージを添えて郵送
 ご支援頂いた全ての皆さんを制作現場見学へご招待
 (ご希望の日に作家本人がご案内します。)
 支援者限定展示オープニングにご招待
 (ご支援頂いた方々のお名前を宜しければ作品と共に展示させて頂きます。)

作品集
 A4サイズのプロジェクト作品の全貌を載せた限定作品集となっています。
 プロジェクト達成後裏表紙にサインとメッセージを入れお送りします。

◯20,000円

 作品への搭乗権利(展示期間中お好きな日に有効)
 展示終了後、作品の一部で作られたアクセサリーorキーホルダーを制作
 作品ポストカードセット(5枚)にサインとお礼のメッセージを添えて郵送
 ご支援頂いた全ての皆さんを制作現場見学へご招待
 (ご希望の日に作家本人がご案内します。)
 支援者限定展示オープニングにご招待
 (ご支援頂いた方々のお名前を宜しければ作品と共に展示させて頂きます。)

カケラアクセサリー
 プロジェクト作品の一部を切り出し、お好きなアクセサリー・キーホルダーなどにしお渡しします。
 作品の一部という証明に切り出し部分写真と証明書を送付します。

◯50,000円

 作品への搭乗権利(展示期間中お好きな日に有効)
 展示終了後、作品のカケラ小(5x5)を専用桐箱に入れてプレゼント
 作品ポストカードセット(5枚)にサインとお礼のメッセージを添えて郵送
 ご支援頂いた全ての皆さんを制作現場見学へご招待
 (ご希望の日に作家本人がご案内します。)
 支援者限定展示オープニングにご招待
 (ご支援頂いた方々のお名前を宜しければ作品と共に展示させて頂きます。)

カケラ小b
 作品カケラと一緒に作品の一部という証明に、
 切り出し部分写真と証明書を送付します。

◯100,000円

 作品への搭乗権利(展示期間中お好きな日に有効)
 プロジェクト作品と同じ技法で作られたお好きなモノ作品
 (標本作品サイズ、訳15x15cm以内)
 作品のカケラ大(15x15cm)専用桐箱に入れてプレゼント
 作品ポストカードセット(5枚)にサインとお礼のメッセージを添えて郵送
 ご支援頂いた全ての皆さんを制作現場見学へご招待
 (ご希望の日に作家本人がご案内します。)
 支援者限定展示オープニングにご招待
 (ご支援頂いた方々のお名前を宜しければ作品と共に展示させて頂きます。)

小作品
 支援者様だけのオリジナル標本作品を制作いたします。

カケラ大
 作品カケラと一緒に作品の一部という証明に、
 切り出し部分写真と証明書を送付します。

◯200,000円

 作品への搭乗権利(展示期間中お好きな日に有効)
 プロジェクト作品のマケット(作品模型、サイズ訳25x25cm)
 作品ポストカードセット(5枚)にサインとお礼のメッセージを添えて郵送
 ※マケット(作品模型)は1点物です。
  プロジェクト支援先着順にご選択いただくため、
  ご希望のマケットをお選びいただけない可能性があります。
 ご支援頂いた全ての皆さんを制作現場見学へご招待
 (ご希望の日に作家本人がご案内します。)
 支援者限定展示オープニングにご招待。
 (ご支援頂いた方々のお名前を宜しければ作品と共に展示させて頂きます。)

マケット
 作品マケットは専用のアクリル製保管・展示ケースに入れお送りします。

◯300,000円

 作品への搭乗権利(展示期間中お好きな日に有効)
 お好きな作品(サイズ自由)を1点制作します(サイズ・モチーフ自由)
 展示終了後お好きな作品パーツ(サイズ・箇所、何でも可)を額装して郵送
 作品ポストカードセット(5枚)にサインとお礼のメッセージを添えて郵送
 ※作品パーツは1点物です。
  プロジェクト支援先着順にご選択いただくため、
  ご希望の「部位」などをお選びいただけない可能性があります。

 ご支援頂いた全ての皆さんを制作現場見学へご招待
 (ご希望の日に作家本人がご案内します。)
 支援者限定展示オープニングにご招待。
 (ご支援頂いた方々のお名前を宜しければ作品と共に展示させて頂きます。)

リターン・作品一部
 作品パーツと一緒に作品の一部という証明に、
 切り出し部分写真と証明書を送付します。

●最後に

プロジェクトを最後まで読んでいただきありがとうございます。

日本ではなかなか「巨大な作品」を作るという機会はなかなか廻ってきません。
今回、CAMPFIREに掲載させて頂いたのも「自分で運命を切り開く」、ただ時代に翻弄されるのでなく。
プロジェクトで制作する、現実に存在した「震電」のように命運尽きるのでなく、大空を、世界を自由に飛びたい、そんな気持ちも
この機体に思いを込めているところもあります。

また、作品も今回のプロジェクトだけでなく、今後も羽ばたく事が出来る様に、今回のプロジェクトを通して、新たな制作への第一歩を踏み出します。

皆様のご支援、心よりお待ちしております。

  • 2014/08/31 11:13

    プロジェクトも残り少し!平凡な企画など面白くない! タレント企画など面白くない! この異端児的な、意外な企画にぜひご支援を! 後悔はさせません!いや!来支援した事が誇りになるでしょう! 今すぐご支援を! ワクワクした気持ち、ワクワクしてしょうが...

  • 2014/08/31 00:20

    ワクワクした気持ち、ワクワクしてしょうがないもの。 それはどうしようもないものであり、そのぼやけながらも記憶されたモノ・スガタ・カタチは、忘れる事が出来ないほど、 鮮明に刻まれている。 何気なく空を眺め、見える飛行機雲、水平線に見える船。 何気なく見てしまうそれはまだ成長し...

  • 2014/08/23 10:58

    本日も引き続き足立篤史個展「残光」にてプロジェクト説明を行っています! 個展共々作家と直接話し、過去の作品を見れる最終日です お時間よろしければぜひ足をお運び下さい! また、新作・過去作品の多くを展示しどういう作品を作る作家なのかも見ることが出来ます! 展示の見応えも抜群なので...

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