「図書館ハミングバードの家」に、保険加入とCaféコーナー設置!
安心して利用できる図書館作りと活動継続のためのプロジェクト!!!

【図書館 ハミングバードの家の歩み】

2014年7月、メキシコのモンテレイ市に「La Biblioteca Casa del Colibrí」が、オープンしました。
日本語で言うならば「図書館 ハミングバードの家」です。
市民の力で立ち上げた、無料で利用できる子供向け図書館です。

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オープニング・セレモニーで挨拶するBrenda

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オープニング・セレモニーの様子

代表者のBrendaは共同創始者のJoelと共に「子供向けの図書館を作りたい!」という夢を持ち、2009年に“移動図書館”という名で活動をスタートさせました。
その名の通り、Joelが所有している本を持参し、“移動図書館“を開いたのです。

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Joel(左)とBrenda(右)

路上での読み聞かせや本の貸出、公立学校での読書会、また、貧しい地域や先住民居住地域での活動など、二人は様々な経験を重ねてきました。
Joelは、「読書によって想像力は刺激され、観察力、理解力、判断力、そして視野の広がりを期待できる」と考え、子供たちに魅力的な本を提供し、様々な方法で読書を支援し、子供たちと本との距離を縮めることに取り組んできたのです。

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路上で移動図書館の活動をするJoel

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小学校で活動する移動図書館の様子

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地域の図書館が閉鎖されたため、隣にある使用されていない交番の前で移動図書館を行った時の様子(後方一番右がBrenda)

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大学生ボランティアによる小学校での読み聞かせ

移動図書館の活動が充実していくにつれ、BrendaとJoelは「本当の図書館を作って欲しい!」という多くの声を聞くようになりました。
しかし、モンテレイ市はメキシコで一番物価が高いと言われている上、彼らには不動産を借りる資金もなく、なかなかチャンスがありませんでした。

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移動図書館の活動に参加した小学生が描いた理想の図書館

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小学生が描いた理想の図書館には、輝く太陽と入口には大きな木

地道に活動を続けること5年。
ようやく一軒家を借りることになり、BrendaとJoelは夢の実現への第一歩を踏み出しました。
しかし、オープンしたものの、本は少なく、施設の安全性も十分とは言えません。
また、オープン当初から資金繰りに大変苦労しています。

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「図書館 ハミングバードの家」の中の様子

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本の数はまだまだ少ない

【なぜハミングバードの家を応援するか】

日本では報道されませんが、近年のメキシコは治安が急激に悪化しています。
特にモンテレイ市は、ここ数年で非常に危険なレベルになっており、このような状態から平穏な日常を取り戻すことは困難だと多くの人は考えます。
しかし、このままでは何も解決せず、暴力的な社会を日常の光景として、子供たちは成長していってしまいます。

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未来や希望を失わないために活動する移動図書館

そういった社会状況を変えようと立ち上がったのが、BrendaとJoelです。
「図書館 ハミングバードの家」が目指すものは、読書を通して、平和文化と多様性文化について理解を深め、考える力を養うことです。
平和的に問題を解決するために、相互理解と対話が大切であること。
民族、言語、特有の習慣などを理解し、尊重し、多様な文化を認め合う。
それにより、国境、言語、民族を超えて、人々の心が結ばれる。

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読み聞かせをするJoel

彼らの活動は本当に地味で、小さな小さな一歩です。
しかし、創始者二人の理念と行動は、未来を見据え、けっして希望を捨てず、人間の力をあきらめていません。
私たちは2年ほど活動を見守ってきたなかで、惜しみなく力を注ぐ姿に、絶対的な価値を見出しました。
そして、今年3月に一軒家を借りる計画を聞いてからは、何か役に立ちたいという思いから、私たちもアイデアを提案するようになりました。
7月のオープニング・セレモニーには、「図書館 ハミングバードの家」の一員として、インターネット経由で参加しました。

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オープン前の「図書館 ハミングバードの家」

「図書館 ハミングバードの家」は、道を挟んだ向かいに小学校と中学校があり、放課後の子供たちが利用しやすい、便利でわかりやすい場所にあります。
家族みんなで利用できるので、一緒に本を読むことで、笑ったり、驚いたり、せつない気持ちになったり、家族の絆を強くするでしょう。
また、家族だけでなく、地域社会の交流の場としての役割も期待できます。
次の世代を担う子供たちのために希望を与える場所を作りたい、BrendaとJoelはそう願い、日々活動しています。

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オープン前から手伝ってくれた大学生ボランティアたちとBrenda

【モンテレイ市の図書館と社会環境について】

日本では、学校に図書室があり、地域には公立図書館があります。
本の種類も数も豊富で、誰もが利用したことがあると思います。
メキシコで学校の図書室といえば、狭く、暗く、本も少なく、誰も利用しません。
モンテレイ市には公立図書館がいくつかありますが、設備の整った図書館は富裕層の居住エリアにあり、一般的には利用しにくい環境です。
一般的な公立図書館は、学校の図書館と同様で、あまり利用されていません。
さらに、開館時間は8時~15時なので、放課後には閉まってしまいます。

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「図書館 ハミングバードの家」から一番近いところにある公立図書館

また、近年の治安悪化により、ほとんどの親は子供だけで遊ばせません。
身代金目的や人身売買で子供が誘拐されることがあるからです。
そのため、共働き家庭の多くの子供は、親が帰宅するまで、テレビを見ながら家で過ごします。
市販の幼児・児童向けの本は少々値段が高いため、買えない・買いたがらない親が多いのも実情です。
このようなことが子供の本離れのひとつの要因と考えられます。
他にも、モンテレイ市の格差、差別や偏見、犯罪の多発、児童労働、環境問題、政治腐敗、権力支配などが複雑に絡み合い、市民の生活は悪循環に陥っています。

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子供たちが利用する施設としては設備が不十分な一般的な公立図書館(狭い、暗い、暑い、本も少ない)

【プロジェクトの背景】

「図書館 ハミングバードの家」は無料で利用できる図書館です。
現在、わずかな寄付と創始者二人の個人資金を切り崩して何とか運営しています。
この状態では、1年続けられるか分かりません。
BrendaとJoelはただ寄付を待つのではなく、経済的に自立して運営していくために、屋外の空きスペースにCaféコーナーの設置を考えていました。
しかし、このアイデアを形にする資金がありません。
こういった状況をただ見守るだけではなく、図書館の運営を軌道に乗せるために、遠くの日本からでも出来る支援をしたい!という思いがこみ上げました。
そこで、CAMPFIREのプロジェクトにチャレンジすることを決意したのです!

【集まった資金の使い道】

BrendaとJoelに相談し、資金があればすぐに実行したいことを3つに絞りました。
(1)本の増冊 (2)施設の安全性の強化 (3)Caféコーナーの設置
図書館ですから新しい本をもっと増やしたいのですが、チャリティなどで入手できるので、しばらくは現地で古本を徐々に増やすことにしました。
そこで日本からの支援として、
A. 運営が軌道に乗るまでの保険料2年分 B. Caféコーナーの設置 を行います!

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「図書館 ハミングバードの家」敷地内のCaféコーナー設置予定スペース

<使い道-A>
「図書館 ハミングバードの家」は、万が一に備え、賠償責任保険に加入します。
●保険料1,000ペソ/月 = 2年間 24,000ペソ(約20万円)
 ※2014年9月現在の為替レート 100ペソ = 825円

<使い道-B>
経済的自立への第一歩として、Caféコーナーを設置します。
Caféコーナーは売店としてだけではなく、大人同士のコミュニティ・スペースとしての役割も期待できます。
さらに、手作りで健康を意識したメニュー、使い捨てのカップやお皿は使わない、分別ゴミ箱の設置など、身近なところから人々の意識改革・行動改革をねらう要素もあります。
Caféコーナーのためにそろえたい備品は、以下の通りです。
●テーブル、椅子、日よけパラソル、カウンター、コーヒーマシーン、食器類など

【BrendaとJoelからCAMPFIREのプロジェクトにメッセージです!】

15 Brenda(左)とJoel(右)

子供時代、特に小学校に入る前は、みんな読書に興味があり、読みたい!という気持ちが自然にうまれるのですが、小学校に入ったあと、読書に対するその自然な興味は薄くなり、逆に嫌いになってしまうことがあります。
なぜなら、メキシコの教育現場では、子供たちに罰として本を読ませるケースがあるからです。子供が読みたくなくなるのは当然です。
だからこそ、「図書館 ハミングバードの家」では、あの自然な読書に対する子供たちのキラキラした興味を甦らせることを目的のひとつにしています。

この図書館をオープンするのは、私たちの力だけでは不可能でした。
オープンできたのは、モンテレイ市の知人をはじめ、様々な方の協力のおかげです。
現在のモンテレイ市は、歴史上最悪ともいえる麻薬戦争と経済危機によって、非常に困難な時代に向かっています。
しかし、私たちはこの平和的なスペースを提供し続けるために、必死に活動していきます。
平和の意味と重要性を理解されている日本のみなさまからのご支援をどうかよろしくお願い致します。
Brenda & Joel 09.30.2014

【「図書館 ハミングバードの家」の最新情報を現地からお届けします】

10月中旬に現地へ行きます!最新情報を活動報告ページからお届けいたします。
現地訪問の際は、非常時の心得など、目に見えない安全性と日本の防災意識などを伝え、利用者も運営者も安心できる図書館づくりに役立てたいと考えています。

【リターンについて】

ご支援くださった方へ、心を込めたリターンをお送りいたします。
ご支援くださったすべての方に、Brendaの月例レポートをメール配信いたします。 
オリジナル・ポストカードは、10月の現地訪問の際に撮影した写真から厳選して製作する予定です!
オリジナル・ステッカーは、2種類(小:4.5cm、大:9cm)ご用意いたします!
現地で調達したオリジナル・Tシャツをお送りいたします。(サイズは発送前にご相談)
モンテレイで一番有名なキャンディGloriasと伝統的なハンドメイドの小皿のセットもご用意いたします!
インターネット経由で「ハミングバードの家」の代表者Brendaと1時間会話できます。(通訳付き、2015年1月から1年間有効)
インターネット経由で「ハミングバードの家」のアクティビティに1回参加できます。(通訳付き、2015年1月から1年間有効)
モンテレイへいらした際、代表者Brendaが「ハミングバードの家」をご案内いたします。(2015年1月から1年間有効、現地までの交通費はご負担くださいませ)
モンテレイへいらした際、「ハミングバードの家」のアクティビティに参加できます。(2015年1月から1年間有効、現地までの交通費はご負担くださいませ)

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オリジナル・ステッカー(イメージ) 左:小サイズ(4.5cm) 右:大サイズ(9cm)

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現地で製作したオリジナルTシャツ(色は変更になる可能性があります)

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モンテレイの甘いキャンディGlorias

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伝統的なハンドメイドの小皿(イメージ)

【最後に】

「図書館 ハミングバードの家」について、もっと詳しく知りたい方は、どうぞこちらをご覧ください。

●「Biblioteca Casa del Colibrí」 Facebookページ(スペイン語)
https://www.facebook.com/labiblioteca11

●「図書館 ハミングバードの家」応援ページ(日本語)
http://dulcecaballero.wix.com/lacasadelcolibri

計画を上回るご支援をいただくことができれば、本や本棚の購入などに使わせていただきたいと考えています!
「図書館 ハミングバードの家」の活動が実るよう皆様のあたたかいご支援とご協力をどうかよろしくお願い致します!

  • 2014/11/27 10:05

    毎日、図書館 ハミングバードの家はFacebookのページで本をすすめします。今日のオススメの本は、「来ないかな、ロバの図書館」です。DulceとMikiさんは、10月にメキシコへ行ったときこの本を持って行きました。日本語で書かれているが、Mikiさんは手伝ってくれてスペイン語に翻訳しました。...

  • 2014/11/25 09:29

    先週、モロネス・プリエトという小学校の六年生の学生たちは図書館「ハミングバードの家」を訪問してもらいました。学生たちは、初めてこのような図書館を利用しました。皆大よろこびでした! Dulceより P.S. 日本語が下手でごめんなさい!(笑) 写真ギャラリー、こちらです: h...

  • 2014/10/31 12:55

    図書館「ハミングバードの家」応援プロジェクトのパトロンの皆様、ご支援まことにありがとうございます! さて。リターンの完成は、まずパトロンの皆様にご報告すべきだと思いますが、、、申し訳ございません! 実は、現地訪問の際、リターンのステッカーをハミングバードの家へ100枚ほどプレゼントしてきま...

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