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三田村周三主宰の【三田村組】舌がんを乗り越え再始動!『父との夏』公演プロジェクト

三田村組公演『父との夏』。2014年8月に上演予定だったものの三田村の舌がんが発覚。企画は白紙撤回とし、入院治療を余儀なくされました。しかし、芝居をやりたい一念でがんを克服し再企画。病気治療や予後のため、今回は公演準備のための資金を用意することが難しく、実現のために皆さまのご支援が必要です。

現在の支援総額

510,000

102%

目標金額は500,000円

支援者数

12

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2015/04/06に募集を開始し、 12人の支援により 510,000円の資金を集め、 2015/06/11に募集を終了しました

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現在の支援総額

510,000

102%達成

終了

目標金額500,000

支援者数12

このプロジェクトは、2015/04/06に募集を開始し、 12人の支援により 510,000円の資金を集め、 2015/06/11に募集を終了しました

三田村組公演『父との夏』。2014年8月に上演予定だったものの三田村の舌がんが発覚。企画は白紙撤回とし、入院治療を余儀なくされました。しかし、芝居をやりたい一念でがんを克服し再企画。病気治療や予後のため、今回は公演準備のための資金を用意することが難しく、実現のために皆さまのご支援が必要です。

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■ 三田村組とは

“演劇界のいぶし銀”三田村周三が主宰する【三田村組】。

三田村組では、実力のある若い作家・役者とタッグを組み、書き下ろしで「大人が楽しめる演劇作品」を上演。若い力とベテラン役者の滋味が生み出す化学反応は、演劇を愛する人々に好評を博してきました。

さまざまな限界を感じ、2010年、いったんファイナルを宣言したものの、芝居へのたぎる想いを押さえきれず2014年再始動を決意した矢先に舌がんが発覚。奇跡的に切らずに復活した2015年、いよいよ再始動!

70才を過ぎましたが、今後、さらに味わいと熱を増す芝居をお届けします。

 

■ 『父との夏』という作品

2010年、三田村組第17回公演として上演された『父との夏』。劇団ショーマの高橋いさを氏を作・演出に迎え、新宿サンモールスタジオに、現代と昭和20年の空間を見事に描き出しました。

芝居に登場するのは5人。「中年の劇作家」と「その父親」と「その妹」と「その婚約者」、そして「思い出の中の青年」。三田村は、現代を生きる75才の頑固親父と、思い出を語る中で17才の初々しい青年を、舞台の中で軽やかに行き来し、観る人を昭和20年の列車に引き込みました。

『父との夏』は観た人からも絶賛をいただき、すでに公演中から三田村は再演を熱望していましたが、体力的な不安、万一の大赤字の不安などからいったんは三田村組の活動に終止符を打ちます。

しかし、三田村組ファイナルを終えてからの数年で至った想いは「自分のやりたい芝居は“三田村組”でしかできない」ということでした。

「演劇なんて一度も観たことのない大人たちに芝居を観て欲しい」という一念で続けてきた三田村組。

そして、中でも『父との夏』はその想いにかなう作品であり、この2015年に再演できることには何か意味がある、高橋いさを氏の言葉を借りれば「小さな意義を持っている」公演なのではないかと思います。

■ 主宰 三田村周三より

こんにちは、三田村周三です。

2010年の暮れ、“三田村組ファイナル公演”と銘打ち、『男の一生』(作・演出 蓬莱竜太)を上演しました。

それは、50才過ぎから始めた三田村組プロデュースの18本目で、僕は66才になり、肉体もかげりを見せ、これ以上やって万が一大きな赤字を出したら、なんの技術も持たないで、ただ役者として生きてきた自分には巻き込んだ人に迷惑以外の何ものでもないし、陰でひたすら支えてくれた女房にも申し訳ないではすまない、という想いでした。

しかし、67才、68才、69才と肉体労働に明け暮れているうち、身長は7センチも縮み、体調は悪くなるばかり。よし、俺は芝居しかできない人間だと腹をくくり、歌舞伎役者は朝11時から夜8時くらいまで、一日2回公演を1ヶ月もやっているのに、俺たちアングラ出と言いながら根性がなさすぎると思い立ち、2013年に一念発起。70を向かえるにあたってまずは10日間、毎日2回公演をやってみて、一年中芝居だけでおまんま食ってやろうと考え、“三田村組再始動『父との夏』8月公演”を大々的に宣伝いたしました。

ところが、2014年が明けて“張ち切れパンダ”4月公演の稽古が始まった途端、頸部底がん(舌がん)と診断され公演終了と同時に“三田村組再始動”を白紙撤回し入院。手術しなければ3ヶ月から半年の命と言われるも手術を拒否。放射線と抗がん剤治療を選択。そして、今年2015年、ついにがんとの闘いに勝利。2015年2月26日、27日の復活ライブを経て、4月“張ち切れパンダ”への再挑戦!

いよいよ、7月、三田村組『父との夏』の再々度の挑戦を決意いたしました。

肉体は71才ですが、心は10代。でも心だけでは舞台はできません。どうかこのジジイを舞台に立たせてください。きっと恩返しします。

昨年の発病前のように、朝5時起きで帰宅は夜7時の植木屋には戻れませんが、一日2回の舞台には耐えられます。何より、4年以上休んでしまった三田村組には公的な助成は何も下りません。

これだけは言わせてください。

三田村組で公演し続けた18本、1本でも観た人から「前の方が良かった」とは言われていません。

三田村組を始めて以来、田村孝裕(ONEOR8)、蓬莱竜太(モダンスマーズ)、古屋治男、今いそむ、中島新という実力派の若い劇作家といち早くタッグを組み、幅広い世代に受け入れられる質の良い演劇作品を世に送り出すことだけに心血を注いできました。その役者バカプロデューサーが一年間ベッドの中で考え尽くして、今、皆さまに少しだけ援助をお願いします。

71年間で初めて、三田村組を再始動させるために、皆さまのご援助をお願いしたいのです。

一口1,000円からですが、今の僕はタバコもやめ、69才の三田村より健康です。たとえ30万かけてもらって応える覚悟も、経験も、気力もあります。どうぞ応援よろしくお願いします。

三田村周三

 

■ 作・演出 高橋いさをより

再演にあたって

「父との夏」の初演は2010年である。

俳優の三田村周三さんとの出会いがこの芝居を生んだ。上演を経て強く感じたのは、家族劇というのは、物凄く大衆性があるのだなあ、というものだった。と言うのも、この芝居を見たわたしの知り合いの老若男女がみんなが口を揃えてこの芝居を誉めてくれたからだった。

なぜ、そんなに評価が高いのか考えた結果、わたしは次のような結論に達した。観客の一人一人すべてに家族がいるからである、と。そして、観客の一人一人すべてに父親がいるからだ、と。つまり、家族こそがどんな人間もが避けて通れない最も重要な共同体であるということである。

それまで、リアルなものではなく、フィクショナルな設定の芝居ばかり書いてきたわたしにとっては大きな発見であった。そして、あの芝居がわたしの創作活動のターニング・ポイントだったのかもしれないと思い至る。

ところで、今年は戦後70周年。三田村組の復活公演として上演する「父との夏」の再演は、小さな意義を持っているとわたしは思っている。

高橋いさを
劇団ショーマ主宰。劇作・演出家。

■ 公演詳細

日程:2015年7月14日(火)〜20日(月祝)(予定)

場所:新宿 サンモールスタジオ

※公演時間など詳細は、決まり次第三田村組オフィシャルサイトに掲載していきます。

http://mitamuragumi.com/

 

■ リターン

●心を込めたメッセージをお送りします。
→三田村本人の言葉で、心からの感謝のメッセージをお送りします。

●三田村組特製ポストカードとオリジナルグッズ(検討中)をお送りします。
→三田村直筆のメッセージを添えてお礼状をお送りします。
 本公演のオリジナルグッズは検討中ですが、初演のときは缶バッジを製作し、大変好評を頂きました。今回もこれに負けないものを製作したいと思っています。


●ご希望日の公演にご招待いたします。
→7月14日〜20日(予定)の本公演にご招待いたしますので、ご希望の公演をご指定ください。※公演スケジュールは決定次第お知らせいたします。


●作家・出演者のサイン入り『父との夏』戯曲本(高橋いさを 第十三戯曲集/論創社刊)をお送りします。※写真は作家のみのものですが、お送りするのは出演者全員のサインも入ります。

●第17回公演『父との夏』(初演)と第18回公演『男の一生』公演DVDをお送りします。

●本公演打ち上げにご招待いたします。

●公演当日の無料パンフレット及び三田村組ウェブサイトに【エグゼクティブプロデューサー】としてお名前(HN可)を掲載します。 

■ キャスト

▼【野川幸太郎(のがわこうたろう)】:三田村周三

▼【野川哲夫(のがわてつお)】:蒲田哲

▼【川上順子(かわかみじゅんこ)】石井悦子

▼【野川洋子(のがわようこ)・白鳥政江(しらとりまさえ)】:田口朋子(二役)

▼【金坂省平(かねさかしょうへい)】:山里ケンイチロウ(水口ケンロウ)

最新の活動報告

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  • 良いお芝居を観るということ。 かつて2000年頃、MODEがもっとも盛り上がっていたころ、池袋芸術劇場の前の噴水まで中に取り込んだ東京都の造った500人収容のテントで芝居をさせてもらった! そのとき、ドイツの留学生の女の子が「とても良い芝居だったが、3,800円は高すぎる。我が国は最高級のオペラでも800円くらいで観られる! だから、次3,800円があったら彼氏と美味しい食事に使いたい」と言われてショックでした。  たしかに僕だって、今シニアで映画を1,000円で観られます。日本の小劇場の料金レベルは世界的に高いです。 やはり、自国の文化に対する国の考えの貧困さと言うしか無いのですね。  だって、映画はヒットすれば、世界中で同時上映できますが、お芝居って一人1分かけても成立しないし、スタッフも同時間にいないとできない贅沢なものですものね! でも、それを知っているから一銭にならなくてもやりたい人が後を絶たないのかもしれません。 このジジイを国が今さら助けてくれません。どうかご支援を! http://camp-fire.jp/projects/view/1833 初演のときにいただいた感想(アンケート)を一部抜粋します。まさに老若男女問わず、たくさんの方が観てくれ、たくさんのアンケートを書いてくださいました。 ●時空の超え方の軽やかさに脱帽しました(42才・女)  ●初見でしたが“めっけもの”の劇団でした。田口さんの演技も光っていました。(61才・男) ●三田村さんが70代と10代の役を演じているのがすごいと思いました。(23才・女)  ●戦争を描いた作品はたくさんあるけど、泣きながらおにぎりを食べているシーンが、戦争の愚かさを一番表現している気がしました。(28才・男) ●若い私たちは、どうにか後世に戦争がどんなものが伝えていかなければならない。まだ元気な祖母に話を聞こうと思いました。(21才・女)  ●自分が父に何をできるのだろうか、考えてしまいます。(27才・男) ●人の人生そのものが、すべてそれぞれドラマなんですね。よい脚本とよい演技が一緒になって時間を忘れていました。(65才・女)  ●小中学生の子どもと観ました。生の芝居に触れる機会が無いので、とてもよい経験になりました。(45才・女)  ●私の父の戦争の話、肩を落とすその姿、思い出していました。(48才・女)  ●家族を見つめ直すきっかけになるような作品だと思いました。(27才・女) ●戦争の悲しさと、人間の希望を教えていただきました。(50才・男)  ●お腹が空くという感覚は本当に辛かったのでしょうね。私も父ともっと話をしておこうと思いました。(女) ●同年代の人間として感銘を受けました。(75才・男) ●仲のよくない父がいますが、話をしてみたくなりました。(47才・男) もっと見る

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