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川から日本を見てみよう!「静脈列島」シリーズ第四弾『名古屋静脈』製作プロジェクト

現在の支援総額

674,500

134%

目標金額は500,000円

支援者数

81

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2012/04/13に募集を開始し、 81人の支援により 674,500円の資金を集め、 2012/07/11に募集を終了しました

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川から日本を見てみよう!「静脈列島」シリーズ第四弾『名古屋静脈』製作プロジェクト

現在の支援総額

674,500

134%達成

終了

目標金額500,000

支援者数81

このプロジェクトは、2012/04/13に募集を開始し、 81人の支援により 674,500円の資金を集め、 2012/07/11に募集を終了しました

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■川から日本を見てみよう!

普段とは違う角度=川からの視点で 、都市を眺めてみる。
そんなコンセプトで作り始めたのが映像連作シリーズ「静脈列島」です。

始まりは、2003年。
六本木ヒルズのオープニングイベント用の作品として、東京都心を流れる神田川と日本橋川からの風景を撮影し、『東京静脈』という作品にまとめました。



『東京静脈』(2003年)監督・野田真外/監修・押井守/音楽・川井憲次
現在の東京の都市生活を支える、交通の大動脈である高速道路の下を、今もひっそりと流れ続ける水路。かつては物流の動脈として栄えていたはずの水路に流れているのは、生活排水とゴミの運搬船。そんな水路を動脈と対比させて「静脈」に見立ててみました。

「東京の表層を縦横に結線する鉄道や高架道路や通信網が
 都市に血流をさせる動脈だとするなら
 都市の老廃物を回収し、排出する静脈もまた存在する」
 (押井守)

名古屋静脈_01

▲中央区日本橋。高速道路/一般道/日本橋川/(地下鉄銀座線)と各交通が幾重にも美しいレイヤーを形成している。

名古屋静脈_02

▲首都高速江戸橋ジャンクションが描く、ダイナミックな曲線

名古屋静脈_22

▲オリジナルは三面スクリーン上映である『東京静脈』はこのようにカメラを三台並べて撮影した。

■都市河川からの風景

東京には元々、多くの水路がありましたが、戦後にその多くが埋められたり暗渠になったりして姿を消しました。わずかに残った河川もほとんどその存在を省みられることはなく、そこに足を踏み入れる機会もほとんどありません。都会に残された秘境とも言える場所です。
この作品を作った後、都市河川の面白さ、魅力に目覚めた私は、機会を見つけては河川の映像を撮り続けてきました。

名古屋静脈_03

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映画監督の押井守さんに「静脈列島」というシリーズタイトルを命名していただき、これまでに作品としては「東京静脈」「東京静脈R」「大阪静脈」と、三本をDVDという形にして発表してきました。



『大阪静脈』(2011年)監督・野田真外/音楽・川井憲次
※上記サンプル動画の音楽は事情により差し替えてあります

それ以外にも、ロケハンの映像を「β版」としてまとめたものには「名古屋静脈」「横浜静脈」などがあります。

ロケハンをした地域以外にも、被写体として魅力的な都市河川や水郷地帯は日本にはまだ数多くあります。
私はできるだけ多くの都市河川を映像作品として残したいと考えていますが、商業ベースで考えると、なかなか難しいものがあります。
というわけで、パトロンのみなさまの力を借りて、一つでも多くの河川の映像を作品にしたいと思っています。

名古屋静脈_08

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■名古屋の川から見える世界

「静脈列島×CAMPFIRE」の最初のチャレンジとして、今回は名古屋の地を選びました。
名古屋の川(堀川・中川運河)は2010年に『名古屋静脈2010』として、ロケハンの映像を作品の形にしましたが、今回もう一度撮影し直して、この作品のためのオリジナルの音楽を新たに作って、DVD作品として完成させることを目指します。
2010年より始まった、名古屋の水辺を活用するプロジェクト
「中川運河キャナルアート」
http://www.canal-art.org/ にも応援していただくこととなりました。
2012年の秋に予定されている、中川運河キャナルアートでの作品発表を目指したいと思います。

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▲(上3枚)名古屋の中心部を流れる堀川。両岸には材木問屋のクレーンや貯木場など、いまだ流通経路として現役であることを窺わせる

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▲(上3枚)堀川の西をほぼ平行に走る中川運河。流れ込む川はなく、海側は水門で仕切られている。

■リターンについて

今回のリターンは、もちろん完成した『名古屋静脈』のDVDをメインに考えています。DVD『名古屋静脈』には、本編以外に撮影工程(下流→上流)の全行程ビデオを収録予定ですが、10000円のリターンにはそれ以外に逆ルート(上流→下流)のビデオも収録した「往復全行程DVD-R」をお付けいたします。

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▲『名古屋静脈』タイトルイメージ

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▲過去作品のジャケット。15000円の「詰め合わせセット」はこの三枚と、『東京静脈』発売時の特典ポストカード二種と、「大阪静脈バッジ」三種(下写真)もセットでお届けします。

名古屋静脈_25

■音楽について

以前作った『東京静脈』『大阪静脈』につきましては、押井作品でもよく知られる川井憲次さんに音楽をお願いしました。
今回、もし目標金額よりもさらに大きく上回る支援金が集まりましたら、『名古屋静脈』の音楽も川井さんにオファーしたいと思います。
超売れっ子作曲家さんですので、もちろんスケジュール的な問題で難しいという可能性も考えられますが、「静脈列島シリーズ」には重要な要素の一つですので、なんとかお願いしたいと考えています。

名古屋静脈_20

■ 監督プロフィール

名古屋静脈_30

野田真外(のだまこと)
1967年福岡県北九州市生まれ。

早稲田大学卒業後、CM制作会社を経て、現在はフリーの演出家としてCM、TV、DVDなどの仕事をしています。

演出の仕事と平行して、映像系のライターとしても活動、97年に編著書「前略、押井守様。」(フットワーク出版社刊)を上梓。また2003~04年に日本デザイナー学院で非常勤講師(映像メディア論担当)、トークイベント「Howling in the Night~押井守、戦争を語る」を2002年から現在まで主催するなど、いろいろ手広くやってます。最近は、東京を中心に、船をチャーターして「都市河川クルーズ」を主催しています。下の写真でマイクを持っているのが私です。

名古屋静脈_26

2008年と2009年に「行くぞ!30日間世界一周」という旅番組の撮影で、世界一周に二回行きました。世界各地の都市の河川も素晴らしく魅力的で、いつか海外の河川の作品も創りたいと思っています。
よろしくお願いします。

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