トレイルとは?
Trail = 踏みしめられた道 (直訳)
登山は、必ず頂を目指します。頂きまでの数千メートルを登る過酷なものと言えます。
一方、トレイルは、必ずしも頂きを目指すことを必ずしも目的とせず、長い距離の自然の道を主に歩く文化です。
高度を求めない分、植生が豊かで美しい景色に出会える半面、多様な自然環境・多くの危険な動物と遭遇する危険もあるのがトレイルであるといえます。
ロングトレイル・ハイカー 齊藤正史
山形県上山市在住
2005年アパラチアン・トレイル 約3,500km踏破
2012年パシフィック・クレスト・トレイル 約4,260km踏破
2013年コンチネンタル・ディバイド・トレイル
約4,300km踏破
2014-15年ニュージランドトレイル
TEARAROA 約3,000km踏破
2012年ロングトレイルカルチャー普及の為、会社員からプロハイカーに転身。現在、トレイルを歩きながら、地元山形にトレイルコースを作る為に活動をおこなっている。
山形にトレイルコースを作る活動は、こちらからご覧いただけます。
ご報告
(テアラロア・ゴール地点 南島南端ブラフ岬)
昨年、プロジェクトが未達に終わった、ニュージーランドのトレイル・TEARAROAのチャレンジ。
昨年10月にスタートし、無事に本年2月に3,000KMを踏破致しました。
ご支援の意思表示を頂きました皆様にお届けできなかった模様は、アウトドア雑誌「BE-PAL」のウエブサイトで連載させて頂いております。
遅くなりましたが、この場をお借りして、ご報告させて頂きます。
「BE-PAL」
トレイルの聖地を歩く
(キングスキャニオン国立公園内)
日本でのトレイルカルチャーの第一人者、バックパッカーであり、作家の故加藤則芳さんが歩いたことによって日本国内でも有名な、ジョンミューア・トレイル。ヨセミテ渓谷から、マウントホイットニー(4,418m)までの全長約340km。3,000mから4,000mの峠9つを越えるルートで、ヨセミテ国立公園・キングスキャニオン国立公園・セコイア国立公園と3つの国立公園と、2つのウィルダネスを通過するルートです。
※ マウントホィットニーは、アラスカを除くアメリカ合衆国で一番高い山
※8月28日公開の映画「私が出会うまでの1600キロ」(米タイトル「WILD」)の舞台はPCT(パシフィック・クレスト・トレイル)私が2012年に踏破したトレイルであり、PCTのコースの一部が、ジョン・ミューアトレイルの一部と同じルートを辿ります。
(ジョンミューアトレイル キングスキャニオン国立公園)
アメリカ3大トレイルを歩き、ニュージーランドのトレイルを歩き終えた私が出した答えは、原点に戻りもう1度トレイルの本来の姿を伝える事でした。
本来、トレイルは自然保護にむいた考え方です。
「自然の中に入り、自然に親しみ、その心が愛着・そして自然保護に繋がる。」
ハイカー(歩く人)は、トレイル(踏みしめられた道)に残していいのは足跡だけであると言われています。
(ミューアーHUTより望む)
トレイルが持つ本来の姿と、ジョン・ミューアが生涯を掛けて守ってきたヨセミテの美しい自然を動画や写真を利用して伝えられたらと考えています。
そして、私がなぜ今年、ジョンミューア・トレイルを選んだのか。そのもう一つの理由は、歩きながらお伝えできればと思います。
計画
8月中旬出発 ヨセミテ渓谷出発し、9月上旬踏破予定。
WIFIを持ち、電波の入る環境があれば随時BLOG等で掲載していく予定です。
プロジェクトへの想い
現在、登山に関するプロジェクトが続々達成する中、マイナージャンルのトレイルチャレンジに関してご支援が集まらないという現状に、プロジェクトの応募を断念しようか随分悩み考えておりました。
しかし、私はあえて今回も困難であろうプロジェクトの達成にむけ応募することにしました。
アウトドアが好きな方だけでなく、普段自然に触れない方にもこのチャレンジを通し、興味を持っていただけたらと考えています。
自然の中で、必要最小限の物を持ち歩く生活は、不必要な物を抱えながら生活している現代人に何が必要なのかを感じる機会になると思います。
このチャレンジへの興味が自然への興味に繋がり、自然への愛着になる。その愛着心が自然保護に繋がれば・・・・
その皆さんの1歩に繋がれば幸いです。
リターンについて
以下のようなものをご用意しています!
・ジョン・ミューア・トレイルを歩いた写真厳選30枚
・トレイルを歩いている動画を入れて作成する動画
・写真を組み合わせた動画
・ジョンミューア・トレイルチャレンジ中のウエア若しくは帽子に、ロゴをお付けして歩きます。ロゴはハッキリ見える位置に付けさせて頂きたいと思いますので大き目の物をご準備頂けたら幸いです。
※ご支援者様用に作成した動画は、一般公開いたしません。
※一般公開用は5分程の内容で作成します。
( ※参考 今回「BE-PAL」総集編で公開の動画になります。約6分)
最後まで読んでいただきました皆様へ
長文を最後までご覧頂きまして、誠にありがとうございます。今回のチャレンジはアウトドアに興味のない方も、映画と対比してトレイルが辿る道の一部をご覧頂けます。
トレイルカルチャー普及の為にも、マイナージャンルのプロハイカーへのご支援、心よりお願い申し上げます。
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