【東日本大震災を経験し、学んだ教訓を届けたい!
本当の心に残る教訓を誰でも読める形で後世に残す!】

福島県は、ブラスバンド&マーチング・バンドのレベルが高いことでも知られ、原町の小学生マーチング・バンドも全国のたくさんのライバルたちと競っていました。2011年3月11日の東日本大震災で被災した子供たちには全国のライバルたちからもすぐに支援が寄せられ、その御礼にと、被災した子供たちの綴った言葉を集めた『言葉の宝石箱のような』文集が福島から届けられました。私たち(一般社団法人・ホワイトレイヴンおよび『震災の教訓絵本プロジェクト』協力者たち)はこの文集の存在を知り、かねてから取り組んでいた「災害を生き抜くための教訓絵本」にこどもたちの言葉を使わせていただく許可を学校と保護者の方から頂きました。

今回のファンディングでは、災害後を生き抜くヒントとして抜き出したこどもたちの言葉に、プロやボランティアのイラストレーターが美しい絵をつけて一冊の絵本とする印刷費・制作費を調達したいと思います。


【なぜ教訓絵本?】

災害では様々なドラマが生まれ、マスコミではそうした目をひきやすい事が大きく取りあげられます。一方で、災害後の避難生活や復興の過程では、人々は物資や情報の不足に悩みながらも淡々と毎日の生活を積み重ねていますがその伝承が十分されているとは言い難いでしょう。

一般社団法人・ホワイトレイヴンでは阪神淡路大震災の記憶とその後の復興から得た教訓を幅広い層にとどけることのできる教訓絵本『117つのことば』を作成しました。この絵本はプロのイラストレーターやデザイン学校の生徒のボランティアの参加を得て、小さなサイズながら高品質の絵を震災の教訓と共に一ページに一つずつ見やすく配置したものです。

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▲左:震災の教訓絵本「阪神淡路大震災」表紙 
 右:東日本大震災通じる教訓の一つ。(阪神淡路大震災編からの抜粋)

(この絵本の制作背景については、こちらをご参照下さい。)
http://togetter.com/li/245901 /
メッセージ動画:「復興した街から復興する街へ」


【プロジェクトの全体計画と教訓絵本の利用法】

東日本大震災での災害は阪神淡路大震災よりさらに規模と種類も多岐にわたります。
(社)ホワイトレイヴンでは、阪神淡路大震災の教訓絵本を元に、被災者からさらに具体的な災害を生き延びる教訓を集め、今後の減災教育に活かすことのできる教材を提供する計画を立てました。新しい絵本の教訓は福島を始めとする被災地の児童・生徒に集めてもらう計画です。この活動には主に2つの目的があります。
1. 分かりやすい減災教育の教材として、地震・津波・放射能災害の教訓絵本を作成する。
2. 被災地の児童・生徒に教訓を他地域や次の世代に伝えるという意識を持ってもらうことで、社会への参加意識を培う。

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▲イラスト入教訓カード紙タイプ(東日本大震災~南相馬市の小学校からの声)

かつて同じように災害を経験し、そして社会を担う立場になった阪神淡路大震災の経験者たちが作った絵本が既にあります。この絵本を元にあらたな教訓絵本を作成して自分たちの経験を教訓として伝えていくことができます。こうして、子供たちは回りの大人や地域社会とのつながりを意識できる他、地域社会に取材し、違う土地・違う時間を生きてきた人たちの存在を考えることで、社会参加意識も育まれるものと思います。

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▲震災の教訓絵本「阪神淡路大震災」裏表紙


【予算支出予定】

①震災の絵本印刷費:1,000冊×@500=500,000円
②イラスト謝礼金3,000円×50名=150,000円
③郵送料、雑費 50,000円
支出予定 合計額=700,000円

※うち200,000円は、絵本の売り上げによりまかなう予定です。
支出予定合計額から200,000円を差し引いた500,000円をご支援お願いいたします。
残金は、次回の絵本の制作費の一部とします。


【進行状況】

既に、文集のことばの抽出と使用許可は終えており、イラストレーターの手配もできています。 本来の目的である体験を伝えて減災教育に活かすにはある程度の部数が必要ですが、まだ十分な部数を印刷できる資金の目処がついていません。 目標より多く集まった資金は、次のより特化したテーマの絵本(311地震、津波、放射能)の制作費に宛てる他、実際の減災教育の活動にも使用します。

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▲左:イラスト入教訓カード紙タイプ表(東日本大震災~南相馬市の小学校からの声)
 右:イラスト入教訓カード紙タイプ裏(東日本大震災~南相馬市の小学校からの声)


【最後に】

私は、震災後に「阪神淡路大震災の教訓の絵本」に出会いました。
中を読むと、今回の東日本大震災に通じる内容が、かわいいイラストと一緒に描かれていました。
「これが、震災前の東北にあれば・・・」そう思いました。
いつおきるかわからない災害に対し、小さいお子さんでも読める本当の教訓を残す事。
これが、被災地からできる事ではないかと考えました。多くの方のお力が必要です。
よろしくお願いいたします。

  • 2012/07/20 20:04

    WEB版 http://mainichi.jp/area/news/20120720ddf001040006000c.html 少しづつですが、広がってきています  

  • 2012/07/13 17:41

    出来あがり始めて、徐々に新聞などにも取り上げられてきました。 神戸新聞様、中日新聞様・・何故か、福島の新聞は来ないですが。 雑誌などでも紹介して頂いたり、本当にありがたい事です。 この本は、出来る限り多くの方に手に取って頂きたいし 学校などにも配布ししたい...

  • 2012/06/29 23:57

    いえ、これから始まったばかりだと気を引き締めて行きます でも、でも本当にありがとう!こんなに応援してくれる人がいるって嬉しいですし しっかり形にしていこうと思います。 有難うございます!

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