初めまして。監督の川添です。

私がこの映画を作りたいと思った理由の一つとして、日本のメディアが伝えるハーフのイメージが特定の偏った人たちを描いていると思ったからです。例えば、テレビに出ているハーフは英語が流暢に話せたり、美人であったり、お金持ちであったり、華やかな世界で活躍しているイメージが強いです。その一方で、普通に暮らしているハーフもたくさんいて、この映画はそんなどこにでもいるような人たちに光を当てた作品です。
そして、この物語は誰もに共通する、愛されたい、受け入れてもらいたい、というメッセージも掲げています。映画の中で描かれる主人公の空虚感であったり孤独感は誰もが人生のどこかで感じることだと思います。私はこの映画を通して、人間の内面的な葛藤を描くと同時に、人に対する気遣いや思いやりの大切さを伝えたいです。

Greetings, my name is Bilal Kawazoe - director of the short-film "Half".

One of the reasons why I wanted to make this film was because I felt that there was a misrepresentation of biracial people in Japanese media. I also feel that there are many untold stories of mixed-race people here in this country that deserved to be shared. I believe this story holds a universal message and can depict the feeling of emptiness that everyone goes through at some point in their lives. All people want to be accepted and loved whether they are multiracial or not. I hope that through this film I can convey these feelings and ultimately make a positive impact on our society.

あらすじ|STORY

今回、監督川添ビイラルによって描かれる新作「Half」は、自分たちのバックグラウンドやアイデンティティーを探し求める二人の青年の物語です。日本とアメリカのハーフ、大学生の春樹は休学をし、彼の生まれ故郷日本で自分のルーツを探す旅に出ることを決意する。春樹は日本に着くと直ぐ周囲から違うものを見るような目に晒され、長年会っていなかった両親との関係にも馴染めず苦しむ。ある日、春樹は関西の団地に住む建築作業員のハーフの青年、誠に出会う。春樹と誠は性格や経済的なステータスは完全に正反対だが日に日に友情を築いていく。様々な出来事を通して、春樹と誠はより親しくなり、そして彼らは「HALF」から「WHOLE」になる旅を始める。

Currently titled "Half," a new film by Bilal Kawazoe, follows Haruki, a biracial college student who decides to take a gap year and travel to Japan to better understand his Japanese roots. Upon arrival Haruki experiences racial adversity and struggles to connect with his parents, however, one day Haruki meets a guy named Mark; a construction worker raised in the projects of Kansai who is also a biracial. Although Haruki and Mark are complete opposites in terms of personality and socioeconomic-status, they quickly form a friendship. Through a series of events Haruki and Mark grow closer and begin their journey from "Half" to whole.

テーマ|THEME

近年、国際結婚が増え、日本社会でハーフと呼ばれる日本人が増えています。TVなどで活躍するポジティブな印象を持つハーフタレントとは裏腹に、”ハーフ”という言葉を ”欠けているもの”とネガティブな意味で受け止め、自らのアイデンティティーに戸惑い、苦しむ若者も見られます。
神戸は昔から世界的に有名な貿易港があり、海や山などの自然にも恵まれ、異なったナショナリティーの人々を魅了してきました。そんな神戸で生まれ育った監督、俳優を筆頭に神戸の魅力を伝えると同時に、今となっては珍しくない存在であるハーフの青年にスポットを当てた物語を描きたいと思っています。

In the movie "Half" we present the idea that self-acceptance leads to serenity. In recent years international marriage has increased exponentially in Japan, however, as a society Japan still struggles to accept those who are not "pure Japanese". "Half" is a coming of age film focusing on two biracial boys from opposing environments and their experiences living in Japan and their journey to self-acceptance.

サンディー・星野・海|Kai Hoshino Sandy

日本育ちの日本とアメリカのハーフ。シーラ·ダニエルスなどに師事し、現在日本とアメリカで活動する俳優。バイリンガル制作部員としても経験を積む。フラーハウス、H&M, Luois Vuitton, Valentino, Cocacola, を含む多くの制作に関わり、Juice Tokyoではプロダクションマネージャー を勤めている。全国東宝系公開『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』アンディ役で出演中!

川添ウスマン|Usman Kawazoe

ハートは日本に置きながら常に世界へ目を向けてきた、日本人の母とインド人の父を持つミックス。神戸で生まれ育った一方、幼少期から国際学校で教育を受けてきた。多様な環境で刺激を受け、いつしか動画を通して表現することに興味を持つようになる。Twitter Japanで培った経験を活かし、独自のスタイルで「日本さ」を世界へ発信する。

尾崎紅|Ko Ozaki

淡路島在住の女優。主演作品「わたしはアーティスト」での光る演技が高く評価され、PFFアワードにおいて審査員特別賞と京都賞を受賞。川添の前作品「波と共に」でもメインキャストとして出演し、再びPFFに選出される。現在をパートナーとO'Tru no Trus というユニット名で制作活動中。

川添ビイラル|Bilal Kawazoe

兵庫県神戸市出身の川添ビイラル監督はビジュアルアーツ専門学校放送映画学科を卒業。卒業制作「波と共に」はなら国際映画祭NARA-waveと第38回ぴあフィルムフェスティバルに入選し、2016年5月に開催された第69回カンヌ国際映画祭ショートフィルムコーナーに選出されました。卒業後、河瀬直美監督や世界的に活躍している監督たちの元で映画制作に携わる仕事をしています。

武井俊幸|Takei Toshiyuki

日本大学芸術学部映画学科撮影コースを卒業。撮影会社104に入社後、是枝裕和や河瀬直美監督作品の撮影で知られる山崎裕を師としてドキュメンタリー、映画の撮影助手を務める傍ら、自らがメインでPV.CM.ショートムービー等の撮影も務めている。撮影、照明を担当した「高崎グラフィティ。」が第一回未完成映画予告編大賞のグランプリを受賞し、2018年劇場公開予定の作品で商業映画の撮影デビューを控える。

ガブリエラ・リエ・ヨシモト・クルーズ|Gabriela Lie Yoshimoto Cruz 

日本とブラジルのハーフ。ブラジル、サンパウロにある大学で写真学科を専攻。Trip Magazineで研修生として働き、O2 filmsではプロデューサーアシスタントとして経験を積む。現在は日本に帰国し、映画監督になるための勉強をしている。来年、サンダンス映画祭の Sundance Ignite ショートフィルムチャレンジに挑戦。

青木アリサ|Alisa Aoki

1991年、イギリスとイタリアのハーフの母と日本人の父の間に生まれる。ビジュアルアーツ専門学校放送映画学科卒業。卒業制作「パラサイト」がイマジカウエスト賞を受賞。卒業後、映像制作会社に入社。現在、彼女の新作「コレクション」が制作進行中です。

井辻悠輔|Yusuke Itsuji

ちーむAKOGARERARETAI、いつじゆうすけ。脱サラして映像の世界に飛び込み奮闘中。企画、撮影、編集から役者までオールマイティに映像の楽しさを味わっている。

稗田梓|Azusa Hieda

映像制作ちーむAKOGARERARETAIを設立しフリーランスで活動している。
自主映画、ミュージックビデオの監督、脚本、編集を行なっている。現在、独学で特殊メイクを学んでおりメイク部としても多数の現場に携わっている。



2017年

  10月 クラウドファンディング開始

  11月 リハーサル・メインロケハン

  12月 本編撮影

2018年

  1月 ポストプロダクション

  2月     〃

  3月 国内・海外映画祭へ出品

  4月 リターンお届け予定

【3,000円】

・「サポーター」としてHPとエンドロールにお名前掲載

・『Half』オリジナルポストカード + 監督からの自筆メッセージ

【5,000円】

・映画へのリンク

・「サポーター」としてHPとエンドロールにお名前掲載

・『Half』オリジナルポストカード + 監督からの自筆メッセージ

【10,000円】

・上映会の招待状2名様分(東京・神戸のみ)

・舞台裏オフショット写真集(デジタル)

・映画へのリンク

・「サポーター」としてHPとエンドロールにお名前掲載

・『Half』オリジナルポストカード + 監督からの自筆メッセージ

【30,000円】

・特別メーキング映像

・『Half』オリジナルキャップ

・上映会の招待状2名様分(東京・神戸のみ)

・舞台裏オフショット写真集(プリント)

・映画へのリンク

・「サポーター」としてHPとエンドロールにお名前掲載

・『Half』オリジナルポストカード + 監督からの自筆メッセージ

【100,000円】

・「アソシエイトプロデューサー」としてエンドロールにお名前掲載

・映画『Half』Blu-ray DVD 1枚

・特別メーキング映像

・『Half』オリジナルキャップ

・上映会の招待状2名様分(東京・神戸のみ)

・舞台裏オフショット写真集(プリント)

・映画へのリンク

・「サポーター」としてHPとエンドロールにお名前掲載

・『HALF』オリジナルポストカード + 監督からの自筆メッセージ

【300,000円】

・「エグゼクティブプロデューサー」としてエンドロールにお名前掲載

・打ち上げディナーの招待状

・映画『Half』サイン入りポスター(フレーム付き)

・映画『Half』Blu-ray DVD 1枚

・特別メーキング映像

・『Half』オリジナルキャップ

・上映会の招待状x2(東京・神戸のみ)

・舞台裏オフショット写真集(プリント)

・映画へのリンク

・「サポーター」としてHPとエンドロールにお名前掲載

・『HALF』オリジナルポストカード + 監督からの自筆メッセージ

映画『Half』のクラウドファンディングページを最後までご覧いただきありがとうございます。この作品を現実にしハーフやミックスの想いを一人でも多くの人に発信するには皆様のご協力とご支援が必要です。少しでも興味を持っていただくと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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