―はじめに

こんにちは。はじめまして。

Pray for Nepalプロジェクトのリーダーを務めます、東洋大学経営学部3年の吉田悠希と申します。

 

2015年4月25日、ネパールの首都カトマンズから北西77キロメートルを震源とするマグニチュード7.8の大地震が発生しました。次いで5月12日にも、首都から東に76キロのメートルの中国との国境付近にてマグニチュード7.3の余震が発生し、死者は8659人を超えています。(5月26日時点)

ネパール国内では、首都カトマンズをはじめ、多数の村で被害が確認されています。世界遺産や家屋、学校の倒壊によって生活する場所や家族を失った人々が多くいます。地割れや土砂崩れによる道路の寸断も多く見られ、へき地の農村部では未だに十分な支援が行き届いておらず、まだまだ多くの人々が支援を必要としている状況です。

わたしたちPray for Nepalプロジェクトは、この震災の翌日の4月26日、わたし個人の呼びかけによって立ち上がりました。首都圏の大学生や社会人が中心に集まり、新潟と大阪に支部を設け、現在70名(25大学58名の大学生、12名の社会人)の有志で活動を行っています。主な活動は、街頭募金活動(東京、新潟)、募金箱設置活動(東京、新潟、大阪)、広報活動(Facebook、Twitter)、チャリティ食事会の開催です。 

これまでに集まった寄付金は418,989円(+1,000ルピー※)になりました。(6月4日時点)

※ルピー=ネパールルピー。ネパールのお金。

―Pray for Nepalを立ち上げたきっかけとその思い

わたしの話を少しだけします。

わたしは今までに二度のネパール渡航を経験しました。一度目は大学1年の夏に10日間ほど所属しているサークル(学生団体SmileProject)のワークキャンプで、二度目は大学2年(今年)の春に単身で1か月間、知り合いの運営する幼稚園でお世話になりました。

誰もが一度行けば大好きになる場所がネパールという国だと思います。ネパールはアジア最貧国の一つではありますが、自然豊かで、人々はいつも笑顔で、見返りを求めずどんなときでも優しく受け入れてくれて、たくさんの愛と温かさに触れ、幸せな気持ちにさせてくれます。

二度目の渡航から日本へ帰ってきた約1か月後、ネパールにて震災が発生しました。

ネパールで出会った大切な人々がいま、震災に怯えているのかと思うと心が痛く、涙が止まらず眠れませんでした。何かしてあげられることはないかという思いに一晩中駆られていました。なんの技術も持っていないわたしが今すぐに日本にいながらできることを考えに考えた結果、募金活動しかない、と。ですが、わたしには募金活動の経験がなかったため、仲間を募るためにLINEとTwitterを通じて呼びかけたことが、このPray for Nepalプロジェクト が立ち上がったきっかけです。1週間で15人の仲間が集まったらいいなと思っていましたが、1日目にして12人、2日目で24人、1週間で51人という予想をはるかに越える同志が力を貸してくれました。

 

―子どもたちに笑顔を届けたい!

今年の夏に、Pray for Nepalプロジェクトの活動の集大成として、わたし自身がプロジェクトを代表して、ネパールの子どもたちに直接、勉強道具や遊び道具の寄付を通じて笑顔を届けに行こうと考えています。

ネパールでは震災から1か月以上経った今も約100万人の子どもが学校に戻れない状況にあると言われています。震災によって倒壊した教室は32,000以上、激しい損傷が見られる教室は15,000以上で、授業が再開された学校は一部にとどまっているそうです。

学校を再開しようにも、教室がなく、授業で使う教材も手に入らず、鉛筆やノートさえもない子どもたちが多くいます。

また、4月25日の大震災をはじめ、その後に連日発生した数十回に及ぶ余震の影響で、子どもたちは疲れ果て、ストレスがたまり、笑顔を失いつつあるようです。

("Save the Children in Nepal"facebookより)

Pray for Nepalの活動は、自分たちにできる範囲・頻度でのコミットを大切にしています。無理して予定を合わせて参加し、嫌々ながら支援するのではなく、震災が起こった時に“自分にも何かできることはないか”と思って行動した気持ちをいつまでも大事にしてほしいからです。

いま何よりも現地で必要とされているのが子どもたちへの支援かと問われると、それはわかりませんが、子どもたちへ勉強道具や遊び道具の寄付を通じて少しでも、一瞬でも笑顔になってもらうことが、わたしたちにできる範囲の支援の中で最大の支援だと思っています。

まだまだ余震の続く、復興の目処もたたないネパールですが、わたしたちPray for Nepalは子どもたちの未来が少しでも明るくなるよう祈っています。

わたしの力だけでは微力です。みなさまのご協力をいただいて、少しでも大きな力に変え、少しでも多くのネパールの子どもたちに勉強道具と遊び道具を届けに行きたいです。

 

 ―お金の使い道

子どもたちにわたしたちの思いと笑顔が届くよう、大切に使わせていただきます。

(内訳:現地での活動費、渡航費、リターン代、手数料、諸経費など)

―リターン

・1,000円(感謝の気持ちを込めたサンクスメール)

・3,000円(感謝の気持ちを込めた手書きのお手紙またはサンクスレター、ネパールの子どもたちの写真)

・5,000円…(感謝の気持ちを込めた手書きのお手紙またはサンクスレター、ネパールの子どもたちの写真、写真とテキストによるネパールの現状報告)

・10,000円…(感謝の気持ちを込めた手書きのお手紙またはサンクスレター、ネパールの子どもたちの写真、写真とテキストによるネパールの現状報告、ネパール原産チャイティ茶葉)

・30,000円…(感謝の気持ちを込めた手書きのお手紙またはサンクスレター、ネパールの子どもたちの写真、写真とテキストによるネパールの現状報告、ネパール原産チャイティ茶葉、ネパール原産カシミヤ100%ストール)

  • 2015/07/13 18:27

    4月26日に発足したPray for Nepalの活動が始まって約2ヶ月半が経ちました。 ここで、これまでの街頭募金活動、店頭募金箱設置活動、チャリティ食事会、イベント等での募金箱設置活動を通じて皆様から頂いた寄付金の総額をお知らせ致します。 寄付金総額:496,498円(+1,000ルピ...

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