こんにちは、『楽器for Kids 〜放課後の笑顔を取り戻そう!〜』 です。

埋めたいのは失われたモノの欠損でなく、子供達の胸に開いたキモチの穴。
彼らの笑顔は復興のチカラです。

楽器forkids_音楽室
(震災直後の音楽室)

【『楽器 for kids』とは】

『楽器for Kids』は、震災直後より突然に楽器を失った子供達のガッカリな気持ちを癒すべく、全国の休眠楽器を集め、修理調整してから届けています。プロの演奏家が直接手渡し、音楽の時間を共にします。お金を集め新品を買ってあげたいが、高価なので時間がかかりすぎる。待たせてる内に卒業してしまう。だから中古。同時に「この楽器を被災地で活かして!」という『届けたい気持ち』のお手伝いでもあります。

現地とのコミュニケーションはTwitterとメールが中心。「届けて欲しい!」という本人から直接届く声に応え続けています。需要のある所だけに向かいます。在京の10人ほどで運営していますが、被災現地を含め全国で実際に動いてくれる仲間数十人も支えてくれています。現地音楽産業復興の妨げにならぬよう、関係各位との連絡も取り合っています。

1年間で届けた楽器/用品はおよそ30ヵ所、200点余りにのぼります。
活動の模様は、日経・朝日・読売・産経・岩手日報など新聞紙面とWeb版、フジテレビ・福島中央テレビ・FMたいはく・FM西東京・FMチャッピーなどの放送、ブラストライブ・BigBand!・The Sax・Poco a Pocoなどの雑誌で紹介されています。

楽器forkids_管楽器

楽器forkids_車載  楽器forkids_搬入
(twitterで集め、届けた楽器の一部)

楽器forkids_手紙
(支援していただいた方の気持ちも届けます)

楽器forkids_リペア
(もちろん使える状態にリペアして届けます)

【これまでの活動内容】

これまでの『楽器for Kids』の活動について代表の武田和大が説明した動画です。



御支援いただいた皆様のおかげで、失われた楽器を補完するという「モノ」の支援は『目立った被災地では』ほぼ充足しました。
しかし、そうなってみて初めて見える課題はたくさんあります。実はまだまだ楽器/用品は足りないのです。

■今後の課題

・学校が流された結果、内陸への転校が激増し、新学期新入学に伴い楽器需要が顕在化。
・遠隔地に避難したひとり一人や、仮設学校などに支援が届きにくい。
・公認ではない軽音楽同好会などには公的支援が全く至っていない。
・練習と発表の為の場所 / 時間 / 機会をいかに確保するか。
・譜面購入 / 指導者招聘 / 消耗品購入など活動維持経費の確保。
・現地では修理不能だが東京なら治せる楽器の復活策。
・中古の提供がほぼ有り得ない楽器の購入資金。
・「助けて!」の声を届けあぐねている子供達へのアクセス。

楽器forkids_練習
(楽器は必ず直接届けます。プロの演奏家と一緒に演奏することで、笑顔を取り戻すために。 代表の武田和大は、グラミー賞を受賞したB’z松本孝弘氏のアルバム「TAKE YOUR PICK」でも演奏しているプロのSAX奏者(写真右から2番目))

楽器forkids_全員
(一緒に演奏し、笑顔を取り戻す子供達とスタッフ)

貴重な子供時代は一瞬で過ぎ去ります。S.O.S.の声をあげているのは「子供達」という漠然とした集団でなく「ひとり一人」です。まだ届いてない声との出会い、つまりコミュニケーションの喚起は急を要します。手をこまねいている時間はありません。

■LM楽器の扱いも開始

今まで学校の吹奏楽部を中心に管打楽器を支援してきましたが、ギター・ベース・ドラム・キーボードなどのLM楽器も扱い始めました。東北各地の中学・高校では学校公認の部活動としての軽音楽部は非常に少なくほとんどが同好会で、その多くは学外活動です。震災以前は学校経由の予算などありえず、今でも公的支援は全く届きません。その子供達とのつながりができ広がりそうなので放っておけません。

楽器forkids_ドラム

楽器forkids_ギター 楽器forkids_ベース
(ドラムやギター、ベースなどのLM楽器も開始)

■マーチングバンドの楽器は入手困難

マーチングバンドとの関わりも広がっています。そこで使われる楽器は特殊なもので、中古品の御提供はほぼ有り得ません。寄付金を募り現地楽器店での購入を目指します。
さらに「学校内での音楽活動禁止」な子供達からの相談も受けています。これは震災のみに起因しませんが、彼らの笑顔が世の中に元気を与えるのは間違いありません。活動実現アイディアの提示と実際の活動を出来る限り支えていきます。

楽器forkids_seeds
(マーチングバンド用の楽器は入手が困難)

楽器forkids_マーチング練習

(これまでもマーチングバンドの子供達を支援してきた。指導しているのは、単身アメリカへ渡り、プロのマーチングバンドを渡り歩いてきた『楽器 for kids』の梅澤 伸之(写真中央))
今まで楽器を届けた子供達が、放課後の笑顔を続けられるように、まだ会ってない子供達に新たに笑顔を広げられるように、この活動はまだまだ継続が必要です。

【今後の活動について】

上記課題に向け『楽器for Kids』ではどうしていくべきかを、代表の武田和大が説明した動画です。

■活動に必要な費用について。

<<目標金額>>
¥500,000
支援活動5回分の費用

○1回当たりの支援費=¥100,000

【内訳】
4人チームが3日間動く費用の一部として
東北までの交通費 ¥30,000(高速+ガス代)
宿泊費 ¥20,000
楽器関連用品・楽譜等購入費用 ¥30,000
食費 ¥20,000(被災地の方々との交流費用含む)

【被災地の子供達との大合奏を実現】

私たちは同様の楽器支援を行っている団体「Wind Band for Green」と「日本コンサートプロモーターズ協会」との共催で、2012年3月23日に東京築地の浜離宮朝日ホールでコンサートイベントを行いました。震災で楽器を失った子供達のために、楽器/用品を集めてくれた学校・団体と、それら支援のおかげで音楽活動を再開した子供達が交流するためのコンサートです。その結果、被災した彼らに継続的な支援が必要なことを再確認しました。
その日の様子のダイジェスト版を御覧下さい。



被災した子供達は今、過度のストレスの中で暮らしています。例えば仮設住宅での生活は自由に音楽を楽しめるものではありません。音楽演奏を楽しむ環境の復旧はまだまだ困難です。
未来の世の中を創ってゆく子供達の笑顔を取り戻すこと。それは大人達が総力をあげるべき使命です。

子供達の笑顔を広げるため、活動資金の御支援を切にお願いいたします。

【楽器 for kids オフィシャルサイト】

http://web.me.com/dodekachordon/bf/

【各種メディアでの紹介事例】

■日本経済新聞Web
http://s.nikkei.com/nV2c7j
■共同通信社Web
http://ow.ly/9RNQL

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