香港で行う予定の展覧会、ジェンダー、ジェニター、ジェニタリアーろくでなし子さんトリビュート展のためのカタログ制作資金です。フェミニズムを香港と日本のアーティストの作品から考えます。展覧会ではろくでなしこさんのマルチプルを販売し、売り上げを支援とする予定です。

プロジェクト本文

ろくでなし子さんの件をテーマにした展覧会のカタログを作ります!

事の始まりは今年の3月、日本のインディペンデントの団体が行った、香港のカミングソサイェティでのシンポジウムでした。東京芸術大学の狩野愛さんの発表により、その場にいた私を含めたグループは詳しくろくでなし子さんの事件を知ることができました。

その夕食の席で、香港のウーファータンというアーティストのグループの一人で、都市で農業を行うマイケル・ルンが、彼女を応援する展覧会をやろう、と言い出し、その場でいろいろなことが決まりました。

(ウーファータンにて。2015年5月左からカロライン、リー・チュン・フォン、シュテフィ博士、アイリーン・フイ、ケルビン・フイ、長谷川仁美。)

今回の展覧会は、現在インディゴーゴーで展示の方もファンディングしています。日本の方の応援もたくさんいただきましたが、やはり日本語がない、ということでこちらでカタログのご支援をこちらにお願いすることにいたしました。

展覧会の内容

今回、展示の方向性は下記のようになっています。

ーまず今回の事件は、女性器を汚いもの、隠すべきものとして考えるのをやめ、もっと女性がフランクに自身の体を考えられるようにしたい、という願いから性器で作品を作り発表したろくでなし子さんについてです。

ですから、その意思を尊重し、性器そのものを題材にした作品を集め、またカタログのテキストでは歴史的にどのような作家が性器を扱ってきたか、などリサーチしています。

ーまた、男性器は比較的オープンになっているのになぜ女性器は隠されねばならないのか?という男女平等のフェミニスト的な視点があるとも考えました。

それで、日本と香港からそういったフェミニズムの視点で制作された作品を集めることにしました。

(新宿眼科画廊でのろくでなし子さんの展示、2014年5月)

ー彼女が逮捕されたのは、もともとは3Dデータを配布したことからでした。

デジタルの世界とわいせつ、その周辺を模索する作品も探してみました。

(ラムホイシンの作品 彼女は、SNSなどでいくつもの自分を演じます。)

ーそして、香港で考えた場合、フェミニズムについての展覧会が非常に少なく、それはアジアでも言える事のように感じました。

フェミニズムそのものは、現在はジェンダー(性差、という言葉ですが実際には少し異なる意味です)、の問題で包括されておりでさらに広がりを見せていますが、女性のみを考えた場合ですら、まだまだ解決されていない問題も多々あると思われます。

その意味では、フェミニストという言葉自体がすでに古い時代のものになっているとはいえ、まだまだ再訪し、考え直す価値は十分にあり、比較的若いアジアの作家によるフェミニズムを考えるこの展覧会実現とカタログの制作は大変意義深いものだと思っています。

(鈴木涼子さん ANIKORA-KAWAII 06 (2009)chromogenic print、W120×H230cm)

そして、ウーファータンのリーダーであるリーチュンフォンと話し合い、数名の香港の若手のアーティストやパフォーマーを含めて、展覧会を形にしようとしています。

展覧会概要

タイトル Gender, Genitor, Genitalia –ろくでなし子さんへのトリビュート

展覧会時期: 2015年8月29日〜 2015年9月20日

会場: Woofer Ten  活化廳

404, Shanghai Street, Yau Ma Tei, Kowloon, Hong Kong

参加アーティスト:

Makoto Aida 会田誠
Michael Leung 梁志剛 
Phoebe Man 文晶瑩
Lam Hoi Sin 林愷倩

Sputniko! スプツニ子!

ROBOT (John Miller and Takuji Kogo) ロボット(ジョン・ミラーと古郷卓司)
Rokudenashiko ろくでなし子

Ryoko Suzuki 鈴木涼子

Chan Mei Tung 陳美彤
K Y Wong 黃嘉瀛

キュレーター:リーチュンフォン、長谷川仁美

カタログについて

カタログは、一部フルカラーで40−50ページを考えております。

内容は

1、展覧会のインスタレーションビュー

2、作家と作品写真、作品説明

3、展覧会テキスト(長谷川)

4、テキスト(狩野愛 東京芸術大学博士課程)

5、テキスト(毛利嘉孝、東京芸術大学教授)

6、インタビュー ろくでなし子 カトリエン・ジェイコブス(セクシュアリティとメディアアートの研究者、中文大学教授)

7、今回のファンディングの皆様のお名前

8、アーティスト、コントリビューターの略歴

9、日本でのわいせつ裁判の簡略な歴史

言語:英語、広東語(繁体字)、一部日本語

いただいたご支援は、

ー印刷費用  500部、40ページ 128,000円

ーコントリビューターへの謝礼 70,000円 

ーデザイン費用 64,000円

ー翻訳、プルーフリード費用 70,000円

ー使用する写真などの記録費用 32,000円

合計 364,000円 

に使われます!また、もしも上回った場合には、カタログのバージョンアップ、もしくは、ろくでなし子さんをお招きする費用や展覧会を充実させる費用へと使われます。実現へ向け、どうぞよろしくお願いいたします!

ご支援に方々へのプレゼント(リターン)!

ご支援いただきましたら、下記のプレゼントをお送りします!(会田さん、なし子さん、描き下ろしありがとうございます!)

1、1,000円のご支援

心を込めて、アーティストによるサンクスe-カード!

2、3,000円のご支援

サンクスe-カードと、お名前をサポーターとしてカタログに掲載させていただきます!

3、5,000 円のご支援

お名前の載ったカタログをお送りします!

4−1、7,000円のご支援

お名前の載ったカタログと、会田誠さん描き下ろしの絵をつけたわいせつトートバッグをお送りします!本プロジェクト応援いただいた方限定ですよ。

4−2、7,000円のご支援

お名前の載ったカタログと、ろくでなし子さん描き下ろしのトートバッグ、それにろくでなし子さん直筆ポストカードをお送りします!本プロジェクト応援いただいた方限定ですよ。

5−1、10,000円のご支援

ありがとうございます!お名前の載ったカタログと、会田誠さん描き下ろしのわいせつTシャツをお送りします!本プロジェクト応援いただいた方限定ですよ。そしてそして、そしてそして、あの、ろくでなし子さん制作の(ソフビ人形)3Dデータをお送りします。

5−2、10,000円のご支援

ありがとうございます!お名前の載ったカタログと、ろくでなし子さんのTシャツと自筆ポストカードをお送りします!本プロジェクト応援いただいた方限定です!そしてそして、あの、ろくでなし子さん制作のソフビ人形3Dデータをお送りします。

 

6、36,000円のご支援

本当にありがとうございます。トートバッグとTシャツのセット(会田誠さん、もしくはろくでなし子さん、コンビネーションも可能です)スペシャルメンションでお名前をお載せしたカタログをお送りします。ろくでなし子さん制作のソフビ人形3Dデータ、それからもし8月29日、30日頃香港にいらっしゃれば、オープニングパーティとパフォーマンス、トークイベントにもご招待します!

7、50,000円のご支援

どうぞ私どもの感謝の念をお受け取りください。トートバッグとTシャツのセット、それぞれ会田誠さん、ろくでなし子さんのもの2セット、ろくでなし子さん直筆ポストカード、ろくでなし子さん制作のソフビ人形3Dデータ、、スペシャルメンションでお名前をお載せしたカタログをお送りします。もし8月29日、30日頃香港にいらっしゃれば、オープニングパーティとパフォーマンス、トークイベント、そしてアーティストとのディナーにもご招待します!

 

8、100,000円のご支援

本当にありがとうございます!!

ろくでなしこさんのサイン付きドローイング(A4サイズ)、トートバッグとTシャツのセット、それぞれ会田誠さん、ろくでなし子さんのもの2セット、スペシャルメンションでお名前をお載せしたカタログ、ろくでなし子さん制作のソフビ人形3Dデータをお送りします。

もし8月29日、30日頃香港にいらっしゃれば、オープニングパーティとパフォーマンス、トークイベント、そしてアーティストとのディナーにもご招待します!

 

皆様のご支援が必要です!

私どもの今回の企画は日本では実現できないものです。(恐らくは違法性を問われることになります)そして、香港は比較的寛容とはいえ、公的な支援は求めづらいことは事実です。

そして今回の展覧会を通じて、香港という、昨年の大きなアンブレラムーブメントを起こした場所で、今日本で何が起きているのかを知って欲しいと思っています。今回の事件は、美術関係者はもちろん少しだけ知っていることですが、実際にどうなっているのか?ということはわかっていません。このような表現の自由が脅かされている事実が日本でもあるということ、コンビニエンスストアでいくらでも成人向けの雑誌が堂々と置かれているのに、画廊で展示することのできないものが多数あることへの不思議さなどは、アジアを含め海外では到底理解しづらいことです。

また、もちろん、美術的にも、フェミニズムという切り口で中堅から若手の作品を見られることはあまりこれまで無かったので、重要な展覧会となるのは間違いありません。その記録をぜひきちんと残したいと思っています。

主催するウーファータンは、アクティビスト・アーティストの若い人々が運営するスペースで、2013年10月に突然支援を打ち切られるまでは政府の支援を受けていました。しかし現在、そういった予算がない中で事業を行っており、ほぼボランティアで皆が存続させています。

何卒皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

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