ミステリー作家・朱郷慶彦が読者と一緒に新作小説を創り上げるプロジェクトへの支援をお願い致します。
支援のお礼に、朱郷慶彦が支援者を登場人物として小説に登場させます。
本当の意味で「読者参加型」のインタラクティブな出版プロジェクトです。
小説の可能性を広げる新プロジェクト稼働!
芸能スクール『アクターズスタジオジャパン』の関連会社として2014年に始動したベンチャー出版社『双眼社』が、今までの出版業界にない新たな小説の可能性を広げるべく企画した、究極の「読者参加型」小説プロジェクトです。
あなたが小説の登場人物に!
パトロンは支援額に応じて、「端役」「サブキャラクター」「主人公」として実名で登場できます。
作者の朱郷慶彦が、パトロン各人の名前、経歴、実際のキャラクター、希望の登場シーンなどを聞き取り取材し、登場人物としてストーリーの中に練り込んで、小説を書き上げます。
その他大勢の通行人、渋い脇役、頭脳明晰な犯罪者、凶暴な殺人鬼、憧れのヒロイン、悲劇のヒーロー、正義感あふれるヒーローなど、作者の朱郷慶彦がパトロンと相談の上、相応しい役を創作していきます。
もちろん、まだ小説のストーリーは決まっていません。
ご参加頂いたパトロンの皆様のキャラクターや個性を考慮しながら登場人物を決め、それからストーリーを動かします。
「キャラがストーリーを動かす」とはよく言われるセリフですが、この小説は、皆さんの参加状況によって、作品のテイストがどんどん変わっていきます。
究極のキャラクター小説と言っても過言ではありません。
名前も設定も自由自在
自分の名前が載った小説が書店で売られているところを想像してみて下さい。
「私、小説のモデルになったことがあるんだ」
将来、子供や孫へたっぷりと自慢してあげて下さい。
もちろん、実名でも、ニックネームでも構いません。
もしくは、企業名やお店の名前などでも面白いかもしれません。
自分自身や、自分の会社が舞台になった小説を読んでみたくはありませんか?
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お子様を主人公にしての冒険小説、結婚記念のサプライズ、退職祝いの贈答用など、自分がキャラクターになるだけでは無く、プレゼントとしても使えます!
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どんな小説になるの?
そもそも、縁もゆかりもない第三者のパトロン全員を登場人物にして、小説が成立するのか?
落語の三大噺みたいに、単なる辻褄合わせの物語になるのではないか?
ご安心ください。
縦横無尽の発想力と、抜群の文章力を誇るミステリー作家・朱郷慶彦が、今回のプロジェクトで作家を務めます。
それぞれのキャラクターを生かしながら、読者を唸らせる小説を創り上げます。
書籍のジャンルはサスペンスおよびミステリー小説。10編ほどからなる短編集を想定しています。
それぞれの短編小説は、それぞれ異なる人物の物語として完結しながらも、最終的にはすべての物語がお互いに連関し合って、全体としての構図が読者に提示されるような小説になる予定とのこと。
各キャラクターの登場は、最低1編は保証。(ストーリー展開によっては複数の短編に登場することもあります)
主人公の場合は必ず複数の短編に登場します。(登場編数は著者にお任せ下さい。印象的な登場の仕方をすることをお約束いたします)
出版形態は、四六判の単行本で200~300ページ程度。
全国の書店で販売される書籍および、電子書籍として2016年3月に発行予定です。
発行の暁には、東京都渋谷区内のオシャレなダイニングバーにて、出版記念パーティーを開催いたします。マスコミ関係者等も招待し、ジャズバンドの演奏も取り入れた楽しいパーティーとなる予定です。著者の朱郷慶彦も参加しますので、パトロンの皆様とも直接お話し頂ける機会を設けさせて頂きます。(1万円以上の支援を頂いた方へは、このパーティーへの無料招待もリターンに含めております。ぜひ楽しい夜を過ごしましょう!)
朱郷慶彦とは?
【経歴】
1966年東京生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。
語るも涙、聞けば欠伸、の様々な人生遍歴を経て、小説家&脚本家となる。
著書に『メインディッシュはあなたに』『世界にとっては小さな奇跡』『命をかけて口説くのだ』『妊娠詐欺師』『黒蜜美容整形』などがある。
『黒蜜美容整形』は『フランケンの娘』として映画化。
さらに『命をかけて口説くのだ』は英訳され『Risking it All for Love』としてアメリカ、イギリスなど海外8カ国で出版されている。
【朱郷慶彦の作品】
「メインディッシュはあなたに」http://www.amazon.co.jp/dp/4907981074
「世界にとっては小さな奇跡」http://www.amazon.co.jp/dp/B00HG1GH2G
「命をかけて口説くのだ」http://www.amazon.co.jp/dp/B00G97WBFA
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朱郷慶彦の作品世界に触れてみたい方は、月刊誌『レザンファン』で現在連載中の小説『大人の事情』第一話のまずは冒頭部分をお読みください。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
『大人の事情』朱郷慶彦著 第一話冒頭部分より
赤坂通りを駆け抜け、外堀通り にぶつかったところで歩行者用信号に目をやった。青ランプが点滅している。私は必死に両足を交互に蹴って一気に横断歩道を渡った。ふくらはぎが攣りそうだ。
なんとか信号には間に合ったけれど、気を抜くわけにはいかない。走り続けるのが今の私の宿命だ。
歩道に溢れる人波の隙間を縫い、路地から飛び出してくる自動車のクラクションを聞き流しながら私は走り続ける。
爽やかなはずの四月の風が、室外機から吐き出される排気みたいに生温かく感じられる。制服のブレザーの裏地は汗まみれだ。
心臓は痛いほど脈打ち、膝は悲鳴を上げていた。
それでも私は走るのをやめない。
私の力走に気圧された何人かが足を止めて呆然と見送っている。
きっとあの人たちは、私のことを、リオデジャネイロに旅立つ青年に成田で追いつこうとしている恋する乙女とでも思っているのかもしれない。
違うの。ごめんなさい。そんなんじゃないんです。
心の中で謝りながら、私はなおも走り続ける。
とうとう赤坂グランドホテルの 回転ドアをくぐり抜けた時には、私の息は完全に上がっていた。立ちくらみと耳鳴りが同時に襲ってきている。思わず立ち止まると、今度は体中の毛穴から汗が噴き出してきた。
ハンカチで汗を押さえながら深 呼吸を繰り返すうちに、ピアノが奏でるクラシックの旋律と、あちこちで交わされる人々の話し声が耳に入ってくるようになった。
ホテルのロビーは、スーツ姿の ビジネスマンや、着物姿の年配の女性、アタッシュケースを手にした外国人などが行き交っていた。
私は焦る気持ちを抑えつつ周囲を見回した…………
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この先を読んでみたい方は、下記のURLよりPDFをダウンロードして下さい。サスペンス感溢れる朱郷ワールドを味わって頂けることと思います。
『大人の事情』第一話 PDFのダウンロードはこちらから
↓ ↓ ↓
http://sougansha.sakura.ne.jp/campfire/otonanojijyo_01.pdf
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サポート資金の使い道
ご支援頂いた資金は、印刷費等に充当し、初版3,000部を全国主要書店にて発売予定です。
編集・制作・発行・広告を手掛けるのが、私たち双眼社。
朱郷慶彦の知られざる才能を、世の中に広めたいと思います。
出版社紹介
双眼社
所在地 :東京都渋谷区上原1-7-20サエグサビル代々木公園3F
電話番号:03-5738-2330
メール :info@sougansha.com
URL :http://www.sougansha.co.jp
東京都渋谷区に本社を置く出版社。三浦春馬、AAAの西島隆弘などを輩出した芸能スクール『アクターズスタジオジャパン』の関連会社として2014年3月に設立。
料理本、実用本、写真集などを中心に手掛ける。
朱郷慶彦の作品も複数出版している。
特定商取引法に基づく表記http://shop.sougansha.co.jp/?mode=sk
最新の活動報告
もっと見るサクセスしました!
2015/08/15 17:45拾う神と小説家最終日となり、あと45,000円となったところで漂いだした「これは無理かなあ」のムード。しかし神様は見捨ててはいませんでした。残り10時間余りとなったところで、なんと5万円のパトロン様の登場!これはきっと、ずっと酔っぱらっていた私を見込んだ酒の神様か、もしくは見かねた知り合いの誰かか?(笑)いずれにしても、初めて経験するクラウドファンディングで、プロジェクトが成功したのは本当に有難いことです。パトロンの皆様、また、メールやSNSなどで色々と応援のメッセージを頂いた皆様、ありがとうございます。頑張って面白い小説書きますね!と、すっかり終わった雰囲気を醸し出していますが、プロジェクト募集期間はまだ今夜まで数時間を残しています。登場人物枠もまだありますので、最後にこの文章を読んでいただいた方で「ぜひ小説の登場人物になってみたい!」と思われた方、ぜひご参加ください! 朱郷 慶彦 もっと見る
達成率90%超える!
2015/08/10 10:44いよいよサクセス間近に!30万円の「主人公枠」へのご応募がありました。ありがとうございます。どんな方なのか、どんな物語が紡げるのか、作者として非常に楽しみです。これで、達成率が90%を超えました。ゴールが見えてきました。まだ登場人物枠はあります。小説に登場人物で登場できるチャンスはなかなかありません。好評であれば、映像化などもあるかも!?ぜひ皆様のご応募、お待ちしております。出版記念パーティで一緒に語り合いましょう! もっと見る
犬と小説家
2015/08/03 20:11まさか、お前が……! いかなる兵士にも休息は必要である。歓楽の巷で肝臓を酷使しながらも日夜戦っている私とて例外ではない。 昨夜は久しぶりに早く帰宅した。妻はすでに寝ていた。私はあくまで休息を取りに帰ったわけであるから、労いの言葉とか、夫婦の会話とかを期待しているわけではない。それでも、家庭内の冷戦状態というのは、なかなか堪えるものである。 妻は私が浮気をしていると疑っている。しかも、浮気の相手が妻の友人の女性だと妄想しているのだ。そんな馬鹿な。仮に浮気をしようと考えたとしても、服のサイズが20号だというその友人だけは避けるに違いない。 私はダイニングに行き、ガラスのグラスにウイスキーを無雑作に注ぎ、そのまま一口呷った。アルコールの熱が徐々に体内を下っていくのを感じた。戦いからは休めても、アルコールからは休めないのが、私の宿命のようだ。 ふと、足のつま先に温かみを感じた。アルコールとはまた違った柔らかな温かみだ。 視線を落とすと、我が愛犬・ヴァルが愛嬌のある顔で私を見上げていた。私が足をちょっと動かすと、つま先をペロペロ舐めてくる。犬はいいものだ。無邪気この上ない。私の収入が少ないと愚痴をこぼすこともなく、酒を飲んで帰っても嫌な顔をするわけでもない。金をくれとも言わなければ、してもいない浮気を疑ったりもしない。 私は思わずヴァルを撫でていた。「お前は本当に可愛いなあ」 転がっていたボールを放り投げてやると、ヴァルは喜び勇んで取ってくる。愛犬に癒されながら飲む酒も悪くないものだ。 私はいい気分になり、グラスを重ねるうちに、やがて机に突っ伏して寝てしまっていた。小一時間もしただろうか、意識がやや戻り、同時に何者かの声が聞こえてきた。 「俺だけど。今ようやく時間が空いた」 ん……誰だ。部屋には私の他には誰もいないはずなのに。 「女房なら寝ているから大丈夫」 どう聞いても、私自身の声にしか聞こえない。そんな馬鹿な! 私は眠いのを堪え、力を振り絞って、声の主の方に顔を向け、瞼を開けた。ぼんやりとした視界の中で、ふわふわとした小さな物体が映った。良く見れば、ヴァルが私の携帯を耳に当て、何やら話しているところだった。 ヴァルが電話をしている?しかも、私の声を真似している! 女房が私の浮気を疑っていたのも理由があったのだ。ヴァルが私の声を真似して、妻の友人を口説いていたのである。 「ヴァ、ヴァル……」 私の振り絞るような声を聞いたヴァルが、ハッとした様子で携帯を手から落とした。口が半開きになって、歯が見えていた。 「お前が犯人だったのか!」 ヴァルは私に近づいてくると、私の足のつま先をペロペロと舐めはじめた。そして私を見上げた。その表情は無邪気そのものだった。 さっきのは幻聴、幻覚だったのか。それとも、最も怪しくない者が犯人だというミステリーの王道をいく展開なのか。 世界最初の推理小説といわれるエドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」も、よく考えればこれくらい荒唐無稽な話だよなぁ、などと考えているうちに、私の意識は再び遠のいていった。 もっと見る
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