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その昔“映画の都”だった町、兵庫県宝塚の市民映画祭「第13回宝塚映画祭」

現在の支援総額

448,000

112%

目標金額は400,000円

支援者数

57

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2012/09/18に募集を開始し、 57人の支援により 448,000円の資金を集め、 2012/11/06に募集を終了しました

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2012年11月24日~30日、兵庫県宝塚市唯一の映画館シネ・ピピアにて「第13回宝塚映画祭」が開催されます。この映画祭は、かつて日本最大とも言われた撮影所を有し、たくさんの昭和の名作をうみ出した町の市民映画祭です。2000年の第1回開催以来、宝塚で作られた作品や上映機会の少ない良質な作品を紹介、 毎回手弁当ながら市民からも映画ファンからも愛される「手作りの映画祭」として続けてくることができました。

このたびCAMPFIREでのご支援をお願いすることになったのは、昨今のきびしい地域の経済状況による資金不足が大きな理由です。しかしそれだけではなく、これを機によりたくさんのみなさんに宝塚映画祭のことを知っていただいて、応援してもらうきっかけになればと願っています。

みなさんからご支援いただいたお金は、本年度の映画祭開催にかかる費用(約180万円)に当てさせていただきます。ぜひあなた自身の力で、宝塚映画祭を支えてください。よろしくお願いします!


■宝塚映画祭について

宝塚映画祭_01

宝塚映画祭は、兵庫県宝塚市で2000年から毎年秋に開催されている市民映画祭です。市内唯一の映画館シネ・ピピアを会場とし、かつての宝塚映画製作所で作られた作品(通称「宝塚映画」)や、なかなか劇場で観る機会がない優れた作品などを数多く上映してきました。

宝塚には、その昔「映画の都」だった時代がありました。武庫川の北岸、現在では小学校や高層マンションが立ち並ぶあたりにあった宝塚映画製作所は、昭和の映画全盛期に劇場映画176本を産み出しました。当時撮影所の周辺では、黒澤明、木下恵介、小津安二郎、稲垣浩など巨匠と呼ばれる監督たちや、森繁久弥、三船敏郎、加山雄三、司葉子、原節子、美空ひばりなどの銀幕のスターの姿があちらこちらで見られたそうです。また、最盛期には映画館も7館ありました。

宝塚映画祭_02

その後、時代の移り変わりによる映画産業衰退の波は宝塚にも押し寄せ、撮影所だけでなく、映画館もすべてなくなってしまいました。そんな状況を憂えた映画好きの市民が「宝塚に映画館を取り戻そう」と、上映会活動などを通じて宝塚市民に呼びかけを始めました。その活動は1999年に実を結び、非常時には市民の避難施設になることを目的とした全国でも珍しい公設民営の映画館シネ・ピピアがオープンします。そしてそれまでの上映活動は2000年、映画を通した地域活性と映像文化への貢献を目的とした市民映画祭へと生まれ変わりました。

宝塚映画祭_03

残念ながら現在の宝塚には、かつての「映画の都」をとどめる風景はほとんど残っていません。しかしながら、人々の中には今もなお映画と文化を愛する気持ちが息づいており、市民が中心となって小規模ながらも暖かみのある映画祭を続けてくることができました。また宝塚映画に関しては、昨年東京の映画館で大規模な特集上映が組まれるなど、映画の文脈での再評価もおこりつつあります。


■“継続可能”な地域の映画祭であるために

宝塚映画祭は今年で13回目を迎えますが、その歩みはけっして順風満帆なものではありませんでした。毎年限られた予算と人員の中で映画祭を企画・運営していくことは、それぞれ家庭や仕事を抱える実行委員にとってけっして小さな負担ではありませんでした。とりわけ金銭面に関しては、地域経済の悪化にともなって年々厳しさを増していっているのが現状です。また、事務局を担ってきた立ち上げメンバーの高齢化も解決すべき課題となってきました。

そこで本年度は、運営体制の大きな立て直しに取りかかることにしました。さいわい実行委員会にはこれらかの映画祭を中心になって担っていってくれる若い人材がおり、現在彼らを中心に新しい仲間が集まりつつあります。そして金銭面に関しては、行政の助成や企業の協賛にだけ頼るのではなく、もっとたくさんの人たちに宝塚映画祭の取り組みについて知っていただき、支えてもらうカタチを模索することにしました。CAMPFIREを通したご支援のお願いはその試みの第一歩として行うものです。

宝塚映画祭_04

こうした取り組みはまだ始まったばかりで、まだまだ先が見えない部分もたくさんあります。しかし、かつて「映画の都」だったこの町で、これからも市民による手作りの映画祭を続けていけるよう実行委員会一同がんばっていきたいと思っています。市内にお住まいの方はもちろん、市外の方、遠方の方でもかまいません。ぜひ宝塚映画祭をあなた自身の手で応援してください。


■今年の宝塚映画祭はテーマ2本立て!

今年の宝塚映画祭は、2つのテーマを軸に開催します。

宝塚映画祭_05

ひとつめのテーマは「生誕百年、黄金の1912年組」です。宝塚映画製作所とその周辺で活躍した1912年生まれの5人の監督……今井正、佐伯幸三、谷口千吉、久松静児、丸山誠治……にスポットを当て、生誕100年を祝うとともに、彼らの作品を紹介します。日本映画の全盛期を作り上げてきた同世代の監督の作品を通して、激動の20世紀の世相や風俗、日本人はどう生きたかを振り返ります。

そしてふたつめのテーマは「シネマ&ローカリティ ─映画と地域をつなげる視点」です。町に根ざした映画祭として、いまいちど地域と映画の関わりについて考えたいと思います。「町の映画館」「映画に記録された地域の風景」「地域で映画を撮ること」「この町にある映画」といったトピックに沿った作品を上映、またそれら作品に合わせたトークイベントなども連日開催する予定です。


《第13回宝塚映画祭 開催概要》

期間:2012年11月24日(土)~30日(金)
会場:宝塚シネ・ピピア(兵庫県宝塚市売布2-5-1 ピピアめふ 5F)
主催:宝塚映画祭実行委員会
今年のテーマ:「生誕百年、黄金の1912年組」「シネマ&ローカリティ ─映画と地域をつなげる視点」
上映作品:ミシェル・ゴンドリー「僕らのミライへ逆回転」、富田克也「サウダーヂ」、井上剛「その街のこども 劇場版」、小林政広「春との旅」、ツァイ・ミンリャン「楽日」、森田恵子「小さな町の小さな映画館」、片元 亮「ストロボライト」、今井正「橋のない川」、佐伯幸三「おへその大将」、谷口千吉「銀嶺の果て」、久松静児「女家族」、丸山誠治「石中先生行状記」ほか
ホームページ:http://takarazukaeiga.com/2012/

最新の活動報告

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  • 大阪の映像製作チームRECIPROが運営している映画と映像に関するウェブマガジン『キネプレ』に、宝塚映画祭のCAMPFIREが目標に達成したことが記事として紹介されています。『キネプレ』さん、ありがとうございます! ・キネプレ『11月開催の「宝塚映画祭」 ネット活用し資金支援募る』 http://www.cinepre.biz/?p=2446 こうやってあらためて記事になると、ほんとうにたくさんの方にご支援いただいて宝塚映画祭はできてるんだなぁという実感がいっそう湧いてきますね。すでにご支援いただいているみなさま、本当にありがとうございました。 今年の宝塚映画祭は、それほど意識的というわけでもないんですが、結果的に今まで以上に「市民映画祭」ということばを使うことが多くなりました。もちろん第1回目から宝塚映画祭は市民映画祭だったのですが、今年はあらためて「いろんな人(=市民)が集まって作っていく映画祭」という部分に立ち返り、なるべく多くの方々に関わっていただけるようにこころがけてきました。CAMPFIREもそういった想いでスタートした試みだったので、ご支援いただいた方々が少しでも「映画祭に関わってる」と思っていただけていたら本当にうれしいことだなぁと、実行委員会一同願っています。 CAMPFIREの受付は11/6いっぱいまで続きます。ご興味ある方はぜひ、映画祭を支えるおひとりとして名を連ねてやって下さい。お願いします! もっと見る

  • ついに目標金額の400,000円を達成することが出来ました。あと2週間ほど引き続き応募期間はありますが、まずはとりいいそぎこれまで応援して下さったみなさん、ほんとうにありがとうございました!!!!!!!! 集まったお金は今年の映画祭の開催資金(約180万円)の一部に当てさせていただきます。またリターンは応募締め切りの11/7以降にお送りさせていただきます。 引き続き、みなさまからのご支援をお待ちしております。ぜひ宝塚映画祭をあなた自身の手で応援して下さい。そして一緒になってこの手作りで骨太な映画祭を一緒に作っていって下さい。お願いします!!!!!!!!!!!!!! もっと見る

  • 昨日の神戸新聞に宝塚映画祭の紹介記事が掲載されました。CAMPFIREのことも書かれています。 けっこうていねいに書いてもらったおかげでFacebookでも結構反応がありました。新聞の力ってやっぱ大きいですねぇ。 もっと見る

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