みなさんはじめまして、こんにちは。
当プロジェクト『UNDERSTARS』を構想し、兄の会社『アンデックス』のご協力を得て、実現に向けて動いている徳山と言います。

http://www.an-dex.co.jp/

アンデックスは、かつて婦人靴で全国シェアの約8割を占めた大阪は西成の製靴会社であり、父の代だった当時は父の言い値が全国の最高値=他社の基準値になるというぐらいの会社でした。
現在はこの町の製靴会社もぐっと減りましたが、兄に代を移し、その数少ない生き残りとして婦人靴のcoca、紳士靴のLondon Shoe Makeの二本柱でブランディングに大きく成功しています。

このブランド名は直訳すると『星たちの下で=この世界で』という意味になりますが、そのスターを目指し、スターになった人のストーリーは星のように輝いています。
では一方で、スターになれなかった人のストーリーはどうでしょうか。
みんなのスターではないかもしれませんが、子どもから見たスターであったり、愛する人から見たスターであったり、気心の知れた仲間たちのスターであったり、誰かのスターではあり得るはずです。
つまり花形としてのスターだけがスターではなく、そうではないあらゆる人にも星のように光るストーリーがあり、そのすべてのストーリーに敬意を表し、星たちの下=この世界に生きるすべての人に捧げるブランドとして『UNDERSTARS』が誕生しました。

 

自分はスニーカーではニューバランスがいちばん好きです。
例えばよく履く574、一見するともっさりしたルックスですが、過剰にならない程度のトイ感があり、カジュアルスタイルにもフォーマルスタイルにも合わせられるオールマイティーなスニーカーだと思っています。
これが他のブランドになってしまうと何かしっくり来ず、カジュアルダウンした方に目が行ってしまう(つまりフォーマルスタイルでは違和感がある)という感覚があるのです。

また似たようなルックスでアトランティックスターズというブランドがあります。
これは星を使ったロゴをニューバランス的なルックスに落とし込んでおり、星好きにはとても愛されるスニーカーだと思いますが、価格面でもデザイン面でもより身近に、より定番になり得る別のアプローチがあるのではないかと感じていました。

そこで思ったわけです。
自分はニューバランスのトイ感あるルックスが好きですし、星を使ったデザインも好きですが、それを足し合わせたスニーカーは現状アトランティックスターズしか選択肢がありません。
その一択的状況を良しとする人もいれば、もっと身近な価格帯で購入したいと考えている人も多数いるのではないかと思います。
それならトイ感あるルックスでロゴを星のロゴにし、より身近な価格帯で、誰にとっても履きたいと思ってもらえるような星のスニーカーを自分で企画してしまおうと考えたわけです。
そんなときたまたま自分が作っていたロゴが、それに相当するものだと気づいたんですね。厳密には昔から星のロゴは何個か作っていて、そのひとつに五角形の枠をつけただけなのですが、これがとても自然なデザインに感じたのです。

このロゴは星と同色部分を生地に刺繍しており、上記画像で言えば黒の生地にすべての赤色部分を刺繍にしています。
個人的には刺繍はその図案をよりポップに見せるというイメージなので、トイ感あるルックスと相性がいいはずです。
また刺繍には刺繍独特の自然な光沢があり、フォーマルと組み合わせても過剰にならず、自然に馴染むのではないかと思います。

スニーカーデザイン……徳山 慎太郎
デフォルメデザイン……isokari design works

アッパーデザインの特徴としては、スニーカー後方=ヒールサイドに大きな星の断片(ビッグスター)があるように見える、パーツ数が多いため多彩なカラーバリエーションを展開できる、などが挙げられます。
それらの特徴を活かし、トラディショナルなものからビッグスターの色を変えたツートーンカラーなど、王道路線から派手路線まで多様なデザインが可能です。

UNDERSTARS Sneaker by nemnemjp on Sketchfab
3Dモデリング……chihirodotme

モデル名は『WALK.』の最終文字『K.』。
これはあるとき「頭文字があるなら足文字(つまり最後の文字)があってもいいじゃないか!」とひらめいたところから命名し、足に履くスニーカーだからこそ成立する洒落にもなるなと思い、『WALK.』の足文字の『K.』をベロタグに記載しようと思っています。
このベロタグには『THAT IS A SELECTION THAT CANNOT BE A SELECTION THAT IS NOT SELECTED.』という文字が施されていますが、これは意訳すれば『必ず選ばれる選択』という意味になります。
そしてその文字の下には『K.』があるわけですが、この選択のひとつが『歩み続けること』であることは間違いなく、それが人生だと言っても過言ではないわけです。
そんな人生の言い換えでもある『K.』をこのスニーカーで、願わくば大活躍する大冒険へ(日本語版のコピー)、と繋がっていくわけです。

 

カウンターパーツ(下記画像の黄色部)に関しては、縁の内側の中央ライン=窪んでいる部分に、『EVERYTHING YOU CRUSH BUILDS YOUR EVERYTHING.』と型押しした生地を接着させるデザインにしたいと考えており、これについてはストレッチゴールで実現します。

カウンターパーツをこうした場合、コラボモデルなどで生地部分のデザインを自由に変えられる、後ろから見てもひと目で何のブランドかが分かる、などの恩恵を受けることができます。
このパーツについてはストレッチゴールを設定しようと考えており、第1ゴールの場合は有り型(既存)のカウンターパーツ、第2ゴールの場合はオリジナルのカウンターパーツを型から起こし、上述した通り型押しした生地を接着させます。
もし第2ゴールを達成した場合、カウンターパーツに接着させる生地をデザインフリーにし、ベルクロで噛ませる=自由に張り替えられるような構造にすることも検討しています。
また想定を上回る調達金額に達した場合、現状2種類しかないカラーバリエーションを3種類以上に増やしたり、素材や細部の作り込みを今以上に徹底したりなど、第3・第4のストレッチゴールを設定することも検討しています。
みなさんのご支援が集まれば集まるほどこのプロジェクトは実現に近づき、またクオリティーも上がっていきますので、是非とも当プロジェクトの応援・拡散をよろしくお願い致します! 


自分はスニーカーについてあまり詳しい方ではありません。
ブランドの名前も数えるほどしか知らず、そこからモデル名になってくると有名どころ以外は詳しくないという程度です。
ただ星のスニーカーに関してはコンバース、ゴールデングース、ベイプスタ、アトランティックスターズなど、ひと通り関心を持って着用し、ベイプスタのロゴデザインには惚れていた時期もありました。
そこから星に関するデザインをよくするようになりましたが、いちばん最初の出発点としてはそこまで遡ります。




しかしいざスニーカーを考案しようとすると、ロゴはともかくアッパーデザインの見当がつきません。
そこで始めたのが「自分がカッコいいと思えるスニーカーを集めよう!」であり、今はネットが当たり前にある時代なので、参考となるスニーカーの画像はいくらでも見つけることができました。
またアディダスのように複数のデザインを使おうという考えが湧き、というのもロゴが一種類一辺倒だとロゴの配置数を稼げない(無理に配置すると単調になってしまう)と思ったんですね。
そして流れ星が図形、UNDERSTARSが文字とすれば、それ以外のデザイン種別で普遍的なのは「線だ!」と思い、上述したカウンターパーツの文字型押しの下に細いラインを引くことを考えました。




続いてアッパー部分です。
先ずは参考スニーカーの輪郭をトレースしたり、その内側を様々に書き換えたり、数案数十案となるアッパーデザインを試行錯誤したのですが、あるときシューホールに着目するようになりました。
自分のスケッチしたシューホールの4番目と5番目の間にたまたまアッパーパーツを潜り込ませたところ、スニーカー後方=ヒールサイドに大きな星を描くようなパーツを作ることができたんですね。
UNDERSTARS自体が星のスニーカーを構想しよう!という内容のため、このパーツを星にするのは自然な流れでしたが、こうすることでこのビッグスターを別色にしたカラーリングが展開可能、ビッグスター内の2本ラインで星の流れる様を表現可能、前から見たときに二分されたパーツのカラーの切り返しが斬新、などの効果を期待でき、一気に独自性が出たわけです。

また自分自身コピーライティングに関心があり、糸井重里やバーバラ・クルーガーのようなライティングを目指したいという想いが元々あったため、タンとカウンターパーツをその土俵に見立て、文字ベースのデザインを施しています。
彼らの言葉は曖昧な意味の広がりを持たず、圧倒によって意味を目標地点に着地させる素晴らしいもので、ブランディング=目標とするブランドイメージの普遍化と考えるならば、その戦いかたは実に参考になります。
あくまで主役はメインロゴですが、ビッグスター・2本ライン・タンとカウンターパーツの文字列・カウンターパーツ底部の細い線など、あらゆる要素が絡み合ってUNDERSTARSができており、最後はそれらの細部を調整、調整、調整……のくりかえしで今の形に仕上げていき、そのデフォルメはisokari design worksさん、その3Dモデリングはchihirodotmeさんにお願いしました。
これらすべての偶然やご縁が自分の大事な財産となり、今のデザインや構想ができあがっていると思っています。
お二人のグッジョブには感謝しております!


自分は元々ベイプスタが好きで、このロゴを越えるロゴを考えようと四苦八苦していました。
この最高のロゴを越えるロゴ、ひいてはそれを使ったスニーカーを作ろうと思ったことが今まで何度かありました。
しかしどのロゴもゴーサインを出せるほどではなく、今回のUNDERSTARSのロゴの流れ星部分を作ったのを最後に、この挑戦は途絶えていたんですね。
それに今回たまたま五角形の枠をつけてみると意外といいなと思い、そのまま自分のよく履く574に投影すると「これはアリだ!」と思えたのです。

出発点は先ずそこからで、コンバース以降の星のスニーカーの定番がいまだ登場していないのなら、自分自身でその定番を作ってしまおう!と考えたわけです。
またコンバース以降に出てきた星のスニーカーであるゴールデングース、ベイプスタ、アトランティックスターズなどは2万円を少し切るぐらいからの価格帯ですが、それでは星のデザインを特別好む層にしかリーチしないはずで、コンバースとそれ以外、という大きな括りで価格帯に断絶があるわけです。
言い換えれば星のスニーカーを購入するとき、『買いやすい価格帯にコンバースしか選択肢がない』ということで、そこには『コンバース以外のお手頃な選択肢がほしい!』という潜在的ニーズがかなり眠っているのではないかと考え、このプロジェクトを構想していきました。


日本語版のコピーである『大活躍する大冒険へ。』を先に決めていて、それにリンクするようなコピーを考えたとき、『WALL』という単語を使いたいと思いました。
範囲をここまでと決める生きかたは冒険と真逆の性質だからで、そこから障がいのあるなしを越えた普遍的な表現を考えた結果、『LIKE NO WALL.』に決めました。
地球に立つものは月という星の下、月に立つものは地球という星の下と考えたとき、ありとあらゆる場所が『UNDERSTARS』と言えるはずで、このブランド名と『壁がないかのような大冒険を』というメッセージが見事にマッチすると考えました。
またアンソニー・スアウのベルリンの壁崩壊時の写真をロゴにし、『壁なき者』をアイコニックに表現しました(アンソニー・スアウと当プロジェクトは一切関係がありません)。

隣人がそれを乗り越えていこうとも、名もなき人がそれをぶっ壊そうとも、あるいは誰もそれを壁だと思っていなくとも、ここまでだと思ったとき、そこが彼にとっての世界の終わり。
目の前の壁ではなく、ほんとうの壁はアイデンティファイ、つまり自分はこうだと決めること。
でも絶対なんてない、ベルリンの壁が崩壊したように。
最果てもない、アポロ計画が月面着陸を果たしたように。
不可能さえもない、アリが自分自身でそれを証明したように。
そう、今まで見ていたものは世界の終わりの幻に過ぎず、世界の終わりなんて存在しない。
そう思えたとき、初めて世界と出会うことができるのだと私たちは考えます。

 

当スニーカーの初期費用を含む製作費・運営費に充当します。

 

ご用意させていただいた黒・赤のカラーバリエーションのなかからあなたのお好みのカラーをお選びいただき、あなたの足のサイズのもの(今回1cm刻みとなります)を受注製作するという流れになります。
受注製作する関係上、サイズが合わない場合返品はお受け致しますが、交換はできないことをあらかじめご了承ください。
クラウドファンディングが目標金額に達した場合、2019年12月以降の商品発送を予定しております。
尚、最終的なデザイン仕様はある程度変更する可能性があることをご了承ください。

※本文中に記載されている一部ブランドや商品とUNDERSTARSは一切関係がありません。

  • 2019/07/15 21:37

    現在5名の方にパトロンになっていただき、54,600円の支援額が集まっています。パトロンの方々、ほんとうにありがとうございます! 本日はストレッチゴール=第2ゴール達成で実装予定のシャークソールを掲載致します。フラットソール以外のソールにある歯型、これは四角が主流ですが、四角タイプに必ず生じる...

  • 2019/07/10 20:10

    まだまだ始まったばかりですが、現在3名の方にパトロンになっていただき、28,800円の支援額が集まりました。今後ともSNSなどで周知させていき、パトロンの方々に商品をお届けできるよう頑張って参ります。みなさんのご支援が集まっていくことで当プロジェクトは実現に近づきますので、引き続きこのプロジェ...

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