▼プロジェクトのキッカケ

約1年前、18歳以上の青年に日本語教育をしている学校内で算数教室を設立しました。

ほとんどの生徒が高卒以上の学歴でしたが、現状のレベルを知るために算数テストを行ったところ、約80%の生徒が日本の小学校2年生以下の水準でした。

カンボジアは小学校を卒業すると、教師になる資格を得られる国です。みなさまの善意で小学校を建設しても、まともな教師がいなければ子供達の教育は成り立ちません。小学校・中学校においては私塾同然になっていて、お金がなければ教えてすらもらえない現状です。

その結果、中学校への就学率は僅か34%

まともな教師がいなければ、建物や教材などの物資を提供するだけでは、抜本的な解決には繋がらないと思い知りました。問題の本質にどうアプローチするかを考え出したキッカケになります。


去年行ったラーメンの炊き出しの様子

▼プロジェクトの内容

問題の本質にどうしたらアプローチするべきかの調査を進めていくうちに、あることに気がつきました。

田舎のテレビ普及率&インターネットの普及率です。

これといった娯楽がない田舎ではテレビとインターネット回線が急速に広がっています。夕飯の後には近所の人達がテレビやパソコンのある家に集まる。昔の日本と同じような光景です。



これを利用して「通信教育」を提供することで子供達の学力アップに寄与したいと思います。

子供達に馴染みやすいようにマスコットキャラクターを用意し、アニメーション形式で楽しみながら勉強ができるシステムを作ります!!


カンボジアのプロサッカーチームと一緒に孤児院へ炊き出し

▼なぜ教育が必要なの?

日本の文部科学省は「確かな学力」を提唱しています。具体的な学力の内実としては、「知識や技能に加え、学ぶ意欲や、自分で課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力など」と定義されています。より具体的には、知識・技能、課題発見能力、問題解決能力、思考力、判断力、表現力、学ぶ意欲、そして学び方という八つの力を挙げています。

人間は誰もがよりよく生きていきたいという願いをもっています。その願いを達成するためには、問題を乗り越え、解決していかなければなりません。また、乗り越え、解決した喜びは自信となり、次の行動への意欲へとつながっていきます。

これらを培うために「教育」は必要不可欠なものなのです。

▼支援していただける方へ

このプロジェクトは無償の通信教育であり、「田舎の村に小学校を建てる」等のいわゆる箱物の寄贈ではありません。教育機会は世界中の誰しもに平等に与えられるべきであり、それはカンボジアも同様であります。このプロジェクトが世に広がれば「誰でも・いつでも・平等に」教育を受けることが可能になります。教育機会に恵まれなかった方々に老若男女問わず、学習する機会を提供することができることになります。この国の教育を動かす一人としてご支援をお願いしたいと思います。

▼これまでの活動

・カンボジアの教育に貢献するために、日本の大手学習塾を招致しました。
・カンボジアの高校生弁論大会に寄付をし、審査員として招待いただきました。
・日本語学校内に算数教室を設立しました。(NHKの密着取材を受けました)
・レスリング協会に強化指導者を派遣しました。
・NPO主催の職業訓練施設や障害者施設、孤児院に随時寄付をしています。

▼資金の使い道

今回募集させていただく100万円の使い道は下記の通りです。

・アニメーション作成…80万円
・キャラバンを使用した宣伝代…20万円

▼リターンについて

子供達の成長をより身近に感じていただける内容にしております。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください