はじめまして、映像ディレクターの小暮です。

一昨年、2016年の暮れに、私は撮影で初めてインドを訪れました。

南インドのバンガロールに、たった5日間の滞在でしたが…  終日クラクションが鳴り止むことのない「戦争状態が日常のストリート」人の衣装や小物、市場や壁や建物に溢れる「カラフルな色彩の洪水」……

インドはまさに「混沌そのもの」その印象は強烈でした!

I am Kogure, film director. I visited India for filming 2 years ago for the first time.
So many people, automobile and colors… My first impression of India is CHAOS, I got strong impression.

その時に撮影を手伝ってくれたコーディネーターのバルマ氏から、こんな相談が。

「インドと日本を繋ぐようなショートフィルムが作れないだろうか?」

おそらくそこから… 自分の中に「インド・ムーヴメント」が始まりました。

帰国してすぐに、同じタイミングで日本でも公開され大ヒットしていた、人・神・宗教・愛を描いたインド映画「pk」を観て、まずそこから多大なインパクトを貰いました。

そして翌年… 2017年はおりしも「日印文化協定発効60周年」

古代インドの叙事詩を題材にした新作歌舞伎「極付印度伝 マハーバーラタ戦記」が尾上菊之助さん主演で歌舞伎座での上演が決まり、インドで40年ぶりの歌舞伎公演も行われました。

9月には安倍首相がインドを訪問、2023年の開業を目標にムンバイ〜アーメダバード間を結ぶ新幹線の敷設が決定。

12月には日印サミット「Global Partnership Summit 2017」がニューデリーで開催。世界中の実業家や政治家、学者、技術者など有識者が集い、世界の未来について語り合いました。

ムンバイでは2012年から毎年、インド最大の日本紹介イベント「クールジャパン・フェスティバル」が開催されています。

日本の食/インドの食に対する両国の関心も、ますます高まりつつある現在。

そして直近では、インドを舞台にした石井遊佳さんの小説「百年泥」が芥川賞を受賞。

 今、インドと日本をつなぐパイプが、経済的にも文化的にも盛り上がっているのは間違いない…

そんな中で、映像の分野でも新たに「インドと日本を繋ぐような、もっと新しい世代の短編映画」 が作れないか?

インド/日本、多宗教/無宗教、多人種&言語/単一民族&言語、伝統/IT、歴史/サブカルチャー・・・日本にもインドにも刺激をもたらす「両極端な価値観が現代社会の中で交錯する」ような映像が作れないだろうか?

India and Japan today, to make huge pipe is lively not only  culture and economic, both of the countries.

In this situation, I hope I would like to make "New generation short film such as connecting India and Japan"  new type of the pipe, for connecting two of the countries.

I'd like to describe differences between India and Japan, VariousReligion/Nonreligion, Traditional/IT technology, History/Subculture......

バルマ氏からの相談はそんな形で想像の翼を広げ… 生まれてきたのはこんなストーリー。

<シノプシス>

渋谷のお寺で生まれ、渋谷の街で育った日本の若者・井出 成人(イデ ナルト)

ダンスやアニメなどサブカルチャーへの興味が生活の全てで、実家のお寺を継ぐつもりなどさらさらなく… インドからの美人留学生・アミーラと付き合って青春をエンジョイしているつもりでした。

しかしある日突然、アミーラは彼に別れを告げ、インドに帰ってしまいます。

真剣な愛だったかどうかは自分でもわからないのだけど、何か… 納得出来ない。

アミーラを追って、初めてインドの地に降り立つ井出 成人。

そこで出会う様々な人々、様々な経験が、徐々に彼の意識に変化を与えていきます。

Japanese young man, whose family runs temple, he visits in India for the first time to meet his Indian ex-girlfriend whom dumped him and went back to India.

He meets various people and has a lot of experiences. They make his mind changes little by little.

日本のアニメが大好きなインドの少年・マヘシュと出会い、彼の助けを借りて、デリーからバラナシへと、成人の旅は続いていく……

家業を継ぐことなど考えもしなかった彼に、宗教の国・インドはどんな影響を及ぼすのか?

アミーラに会うことは出来るのか…?

そのプロセスの中で、生き方を模索中の人間に「多様な人生観」が提示される瞬間を描きたい。

同時に、インドだからこそ味わえる多人種/多宗教を乗り越えた「多様な世界観」をも感じさせるロードムービーにしていきたい…… そう考えています。

He gets friend as travel crew , who are into Japanese animation. They travels from Delhi to Varanasi.

Indian view on religious is quite different from Japan despite Hindu and Buddhism has common roots.
But I(Kogure) wonder, is there connection among them ?
I want to describe it and tell about the strengths of both countries by delightful and original footages and structures.

 インドを象徴するのは、伝統と混沌が混在する首都「デリー」

 

そして、ヒンドゥー教・仏教の一大聖地「バラナシ」

日本を象徴するのは、今、劇的な変貌を遂げつつある若者&サブカルの代名詞「渋谷」

 

ヒンドゥー教と仏教、同じルーツを持ちながら全く宗教観の違うインドと日本。

国民性も価値観も全く対照的な、インド人と日本人。

けれど繋がっている地球、宇宙の中… どこかに共通部分があるのではないか?

両者を繋ぐ何かがあるのではないか? それが見つかれば、未来にも新しい何かが生まれるのではないか?

それを、斬新な映像と構成でテンポよく描くことで「インドと日本双方の持つ魅力」をアピール出来ないかと考えます。

 

主演の若者を演じるのは、振付師・ダンサー・演出家の木皮 成、27歳。

制作チームDE PAY'S MANを率い、カンボジアに1年近く滞在して現地でパフォーマー育成サポートにも携わっていた強者です(役者ではありませんw)

インド絡みの映像とくれば、やはりミュージカル…! ということで、是非どこかにダンスシーンは入れたい。

そこで、以前に自分が企画・演出で関わったミュージカルCMで振付を担当してくれた木皮君を口説いて、このプロジェクトに参加して貰うことになりました。

 

インドでの撮影にあたっては、協同発案者であるD.K.バルマ氏率いる撮影コーディネーション会社SAPTAM INTERNATIONALが、現地でのプロダクションワークを全面的にアシストしてくれます。

但し… 少数ではありますが日本からスタッフとキャストがインドに行かなければ、もちろん撮影は始まらず!

日本でもお寺のシーン・回想シーン・ダンスシーンなどの撮影が必要であり、そしてその後の編集・音入れ・仕上げの作業を経なければ、もちろん映像は完成しません…

その為に、皆様のご助力を切にお願いするものであります。

 

<資金の用途>

1. スタッフ・キャストのインド渡航費 約30万円

2. インドでの撮影サポート費(録音費、キャスティング費他を含む)約40万円

3. 日本での撮影・ダンサー他キャスティング費 約50万円

4. 機材費 約20万円

5. 編集・音楽・仕上げ費 約30万円

6. P&A費(クラウドファンディング費含む)約30万円

※これだけでは絶対足りないのですが、ある程度自腹を覚悟し、周りのスタッフにもボランティア協力をお願いすることを前提としています。

 

<今までの流れ>

2017年秋にデリー~バラナシへシナリオハンティングを敢行、現在シノプシスのブラッシュアップが進行中。

渋谷で協力して頂けるお寺を探し中。

<今後の進行>

お寺の決定。

最終的なシナリオ作成と並行して、キャスティングを進行。

インドでの撮影は今年、季節的にはガンジス川の水嵩も含め10~11月が適当ではないかと考えています。

その後、日本での撮影。

編集・仕上げも含め、完成は2019年の夏。 完成尺は約30分を予定しています。

 

<リターン>

あまりメニューはないですが、いくつかのリターンを設定しました。

協力して頂いたみなさんに少しでも感謝の心が伝わるよう、心を込めてご用意致します。

※ 詳細はリターン欄をご覧下さい

 

<作品発表の予定>

国内/海外の各種短編映画祭出品はもちろんですが、IFFJ(インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン)これにも出品出来ないものか… http://indianfilmfestivaljapan.com

その他、日本国内では、

・日印協会(公益財団法人)

・インドセンター(NPO)※「Global Partnership Summit 2017」を主催

・日印芸術研究所(NPO)

・ナマステ・インディア(実行委員会・NPO・インド政府観光局)

・渋谷芸術祭(渋谷区後援)

・渋谷文化プロジェクト(東急電鉄)

等々、関係が生まれそうな各所に積極的に上映を働きかけていくものであります。

またインド国内でも、

・各種映画祭

・クールジャパン・フェスティバル

・フィルムクラブ(デリー・ムンバイ・コルカタ他)

・BHU(バナラス・ヒンドゥー大学)※バラナシ撮影でおそらくお世話になる予定

などでの上映を通して「日本から見たインドイメージ」を少しでも感じて貰えたら…と考えています。

 

インドと日本のスタッフが思いを共有し、力を合わせて映像の完成を目指したい!

一人でも多くの人に観て頂き、インドと日本を繋ぐ何かをカタチにしていきたい!!

皆様のご支援を心よりお待ちしています。

  • 2021/07/05 14:20

    パトロンのみなさまお世話になっておりますやっと「IND on the Run」DVD(or Blu-ray)をお送りすることが出来ました本当にお待たせしました、大変申し訳ありませんでした!みなさまのおかげでやっと映像を完成させることが出来たことを、心より感謝していますただ住所がわからず、まだお...

  • 2020/08/30 08:01

    パトロンのみなさま大変ご無沙汰しておりますみなさん大変な状況の中、いかがお過ごしでしょうか?コロナウイルスの影響で、編集の修正も大変遅くなってしまいましたが…無事終わらせて、先日横浜にて2回目の上映を決行致しましたこれが最後の最後の最終バージョンです!パトロンの方々のクレジットも変わっておりま...

  • 2020/01/26 09:32

    パトロンのみなさまお疲れ様です一応上映会は何とかなりましたが、最後までご連絡がつかない方も何人かいらっしゃいました結局このようなカタチで作ってしまいました… 是非ご覧下さい!※ 各タイトルの大きさは支援金額に変えて多少変えております、申し訳ございません実はまだ直したいところはあり… スタジオと...

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