みなさんこんにちは。

このページをご覧頂きありがとうございます。
私はトレイルランニングの選手として、国内外のレースで戦うSalomon(サロモン)アスリート&finetrack(ファイントラック)パートナーの丹羽薫(にわ かおり)です。
→Salomon紹介ページ
→finetrack紹介ページ

トレイルランニングをされている方には、少しは馴染みがある顔かと思うのですが、そうでない方に簡単に自己紹介をさせていただきます。

現在Salomonのアスリートとして、またfinetrackのパートナーとして、ギアの提供等のサポートを受けながら、国内外のトレイルランニングレースに参戦し、特にウルトラトレイルと呼ばれる超長距離レースや険しい山岳地帯をコースとするスカイレースなどを得意としている山岳アスリートです。
現在仕事もしながら、主婦業もこなし、限られた時間の中で創意工夫をしながら、世界と戦っています。昨年は大変良い結果に恵まれ、周囲の皆様に色々な機会を頂き、多岐にわたる活動をさせていただきました。興味のある方は以下の雑誌掲載記事や、finetrackでの投稿などをご覧ください。
【昨年の戦績】
4月22日 2017 TsaiGu TangSi Trail(UTGK) 100km 【優勝】 
7月7日-8日 Andorra Ultra Trail 170km 【準優勝】
9月1日-2日 UTMB 164km 【4位】
10月19日-21日 Grand Raid Reunion 165km【7位】
11月11日-12日 OMM Japan 2017 【Straight A 混合チーム優勝】
12月3日 Lantau 50km (スカイランニング ウルトラカテゴリーアジア選手権)【3位】
2017年日本トレイルランナー・オブ・ザ・イヤー受賞

トレイルランニングを始めた経緯などは過去のインタビュー記事をご覧ください。
また、昨年は大変多くのメディアに掲載していただきましたので、そちらも読んでいただけると嬉しいです。

click→MtSNで掲載されたTop Runner's Voice
click→同じくMtSNで掲載された、昨年のUTMBのレースレポート
click→色々な国を訪れた冒険記をfinetrackのFun to Trackにて公開中
click→Gaoligong by UTMBインタビュー
click→マウンテンスポーツマガジン TRAILRUN 2017-2018 秋冬号掲載
click→Run+Trail Vol.27 

click→OSJ free style express vol.47

click→Tarzan No.792

click→エイ出版社 ランニング・スタイル / RUNNING Style 9月号 2017 Vol.102

トレイルランニングはここ数年で爆発的な人気を見せ、競技人口もレース数も増えてはいますが、まだまだ日本ではマイナースポーツです。
良くご存じない方も多いかと思います。
簡単に言えば、山の中の登山道や林道などを、必要な水分や食料、レインウェアやヘッドランプなどを持って走る山岳マラソンですが、トレイルランニングにも色々カテゴリーがあります。
特に私が得意とするのは、100マイルレースと呼ばれる160キロ程度を昼夜を問わず、ぶっ続けで走るウルトラトレイルレースです。
また、非常に高低差のある、手足を使ってよじ登るような険しい山岳地帯をコースとするスカイレースも、エキサイティングな挑戦しがいのあるレースです。
実は昨年のクラウドファンディングでは、この2つの別カテゴリーの世界シリーズ戦で両方上位入賞を目指しておりました。
しかしこのスカイレースの1戦目で左手首を骨折し、スカイレースの世界シリーズ戦は断念しなければなりませんでした。その1ヶ月後に開催されたUTMBというウルトラトレイルレースの世界最高峰と言われる、モンブランの周りの山々をつないで1周する170kmに及ぶ山岳レースはギプスをしたまま走ることとなりましたが、女子4位となり、タイムも順位も前年を大きく上回ることが出来ました。日本人女子初の2年連続表彰台に立つことも達成しました!

また、ウルトラトレイルの世界シリーズ戦では、このUTMBとレユニオン島でのレースの結果で、世界ランキング6位に入ることが出来ました。日本人選手が世界ランキング入りしたのは初で、本当に嬉しかったです。

正直、日本人トップ選手と海外トップ選手の差は大きく、その中で少しでも上の順位を目指して、表彰台を狙っていくことは全ての条件が揃わなければ難しいと思います。
そしてそれを可能にしてくれたのが、昨年こちらのクラウドファンディングで多くの皆様から頂いたご支援です。
昨年は大変多くのご支援を頂き、そのおかげで早めに現地入りして、試走をしたり、現地で高度順応する資金を得られたことや、遠征の際に体のケアをする治療器の購入なども出来、また信頼できるサポートを連れて行くことも出来、万全な状態でレースに臨むことが出来ました。
←サポートとゴールで喜びを分かち合う

私は年齢も若くなく、あと何年こうして世界で戦えるかわかりません。でも昨年念願のワールドランキング入りを果たし、それで満足するどころか、やはりトップ5に入ってみたいと強く思うようになりました。
そして今年も日本人選手がトレイルレースで成し遂げていないようなことをやってみたい!

今年最大のチャレンジはHardrock 100というアメリカの100マイルレース。
このレースコースは平均で標高3300mを超え、最高で4280m、累積獲得高度は10,360mに達し、アメリカでも最もハードな山岳レースとして知られます。出場者が抽選で140人に限られるこのレース、特に始めて走る人の枠は45人分程度しかなく、そこに非常に多くの参加申し込みが殺到し、今年始めて申し込む私の当選確率は0.4%だったといわれています。それに見事当選したのです!当選の通知を知ったとき、本当に全身に鳥肌が立ち、夢を見ているようでした。何度も申し込み続けている人が、何度も落選している中で、初申し込みで初当選は、人生の運を全て使ってしまったのでは無いかと思うぐらいでした。もしかしたらもう2度とこのレースを走れるチャンスは巡ってこないかもしれません。そう考えると、これは一生に一度のチャンス。ここで表彰台に立つことはもちろん日本人初だし、それ以前に日本人女子がこの過酷なレースにチャレンジするのも始めて。
これは間違いなくビッグチャレンジになります!

また昨年も挑戦したウルトラトレイル世界シリーズ戦は、指定レースのうち最低2戦する必要があり、日本で開催されるUTMF、イタリアで開催されるLavaredo、フランスで開催されるUTMBが対象で、そのうちLavaredoとUTMBが高得点のレースとなっています。これら2レースで良い結果を残すことが絶対条件となってきます。
しかし日本人が海外で何戦もするのは費用的にも大変難しいです。スポンサーがいても、マイナースポーツということもあり、旅費までは負担してもらえません。

そこで、どうか皆さんのお力添えをお願いします。少しずつでも多くの方の応援があれば、海外遠征をして、世界と戦う十分な資金となると信じています。
そして昨年は皆さんから応援して貰った分、その想いと一緒に走ることが出来、苦しい局面で自分を奮い立たせ、力に変えることが出来ました。骨折をしてしまって、全てを諦めそうになる局面でも、支援してくださったみなさんのことを考えると、脚が動くなら走ろうと思えました。
そしてつかんだ栄光は、みなさんと一緒に感動と興奮を分かち合えたという点で、一人で成し遂げるよりも何倍も素晴らしいものでした。

私が今年もまた、UTMBやHardrock100などの表彰台で高々と手を上げることが出来れば、それは応援してくださった皆さんと一緒につかむ栄光だと思いますし、またあの感動と興奮を共有したいからこそ、死ぬ気で頑張れると思っています。

資金の使い道
下記レース参加のための渡航費ならびに滞在費
(8月9月は転戦)

4月 UTMF <http://www.ultratrailmtfuji.com/ >
   距離170 km, 累積標高8,000m+ 静岡・山梨、日本
交通費(サポート分含む) 3万円
宿泊費(サポート分含む) 2泊分3万円

6月 Lavaredo Ultra Trail < https://www.ultratrail.it/en/ >
   距離120 km, 累積標高5,800 m+  コルティーナ・ダンペッツォ、イタリア
交通費(サポート分含む) 27万円
レンタカー代       10万円
宿泊費13泊(サポート8泊分含む)16万円
参加費          1万6千円
海外旅行保険(サポート分含む)3万円

7月 Hardrock 100 < http://hardrock100.com/>
距離160km, 累積標高 10,000m+ シルバートン、アメリカ
交通費(サポート・ペーサー分含む) 44万円
レンタカー代            10万円
宿泊費18泊分(サポート・ペーサー7泊分含む)20万円
参加費               3万8千円
海外旅行保険(サポート・ペーサー分含む) 4万円

8月 UTMB < http://utmbmontblanc.com/en/ >
距離170km, 累積標高 10,000m+ シャモニー、フランス
交通費          14万円
参加費          4万3千円
海外旅行保険(Glencoeと通しで)3万円

9月 Glencoe Skyrace Ultra 世界選手権 < http://www.skylinescotland.com/ben-nevis-ultra/>
   距離52 km, 4,000 m+ グレンコー、スコットランド
交通費          4万円
レンタカー代       5万円
宿泊費          2万円

【その他費用】 クラウドファンディング手数料支援額合計の13%

※もしも必要金額より多くの資金が集まった場合、これらのレースに向けた合宿費用などの年間活動経費にさせて頂きます。

リターンについて
応援してくださり、ご支援くださる皆様に、心ばかりのお礼をさせていただきたいと考えております。
お礼の品は私が愛用しているギアやウェアにしていますので、どれも素晴らしいものばかりです。
(お礼の品はスポンサーのSalomonならびにパートナーのfinetrack両社にご協力いただいております。)
金額によりお礼の品が違いますので、お間違いございませんようにご選択ください。
サイズやカラー選択のある品物に関しては、後日メールにてサイズや色の確認をさせていただきます。
注)在庫がなくなってしまった場合など、都合により同等の他製品になる場合がございますのでご了承をお願い致します。
お礼の品にサインを入れて欲しいという方は、リクエストいただければ対応させていただきます。
企業様向けに20万円の支援額を設定しております。ご支援いただける場合は、年間を通して広報活動に協力させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。(詳細は別途打ち合わせのうえ、契約書等必要な場合は締結させていただきます。)

また昨年大変好評を頂きました、各レースのレースレポートを今年も10,000円以上のご支援頂いた方にお送りさせていただきます。レース中の苦難やそれを乗り越えていく様子を写真入りのレポートでお伝えします。こちらは他のメディアには一切出さないようにしておりますので、ご支援くださった皆様だけに共有させていただくものです。

最後に
昨年のチャレンジを形にする中で結果としては全てがうまくいったように見られますが、色々な方にお世話になり、特に職場と家族にはとても迷惑をかけてしまいました。自分自身も、仕事と選手活動、また主婦として全く休み無く動き回り、その結果体調を崩してしまうこともありました。
特に家庭と犬の世話の問題が大きく、主人には大変な負担を強いることとなり、主人も帯状疱疹になってしまったりした1年でもありました。
2匹の愛犬は7月には15歳と12歳でかなりの高齢犬になります。15歳になるチョキはてんかんの発作もあり、落ち着いているときは良いのですが、発作が頻発しはじめると、その介護も大変になります。そこで今年は覚悟を決めて、3月いっぱいで現職を辞することにしました。遠征が多い分、せめて遠征にいっていないときは犬の世話や家事をすることができるように、そして残り少ないチョキとの時間を大切にするためにも。
それでも、これだけの遠征をするためには、心も体も、生活も全てを打ち込んで、そして更に多くの方に助けられながら、今シーズンも多くのものを犠牲にしていかなければなりません。昨年の経験からその大変さとストレスやプレッシャーは嫌と言うほど身にしみています。でも、その覚悟は出来ていますし、その大変さには代えがたい喜びと得がたい感動が、今シーズンも私を突き動かしているのだと思います。
どうか皆様のお力添えで、今年も世界にはばたかせてください。そしてみなさんの想いを乗せて全力で戦わせてください。よろしくお願いします。

  • 2019/02/01 09:50

    大変遅くなってしまいましたが、ご支援くださった皆様に収支報告させていただきます。大変多くのご支援を頂くことが出来たため、早めに現地入りしてコースの試走や準備が出来たり、サポートを連れて行って、レース中のサポートをしてもらったりと、昨年の目標達成するために非常にプラスになりました。心からお礼申し...

  • 2018/12/24 21:55

    みなさん、今年も残すところあとわずかとななりました。今年一年、クラウドファンディングを通して、私の世界への挑戦を支援してくださった皆様には、感謝しても仕切れません。ウルトラトレイルワールドツアー(UTWT)というウルトラトレイルレースの世界シリーズ戦で、年間ランキングトップ5入りを目指して今年...

  • 2018/10/31 14:06

    クラウドファンディングでご支援いただいているみなさん、いつも応援ありがとうございます。9月のスコットランドのレースが終わり、心身ともに疲弊し、すっかり廃人となっておりました。スコットランドのレースで100マイルを半年の間に4本も走った体にとどめを刺してしまったらしく、右足のアキレス腱付着部炎と...

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