先進国と呼ばれる日本。しかしながら、格差は徐々に拡大し、今では国民の6人に1人が貧困ライン以下での生活を余儀なくされ、「隠れた貧困」が深刻化しています。
これまでの金融ではカバーされなかった人たち、たとえば働く意欲はあっても今は生活が苦しいシングルマザーやワーキングプアの人たちが活き活きと生きられる社会をつくりたい、それが私たちの想いです。
日本初のグラミン型マイクロファイナンス機関「グラミン日本」を通して、そのような社会を皆さんと実現したい!どうかご支援をお願いいたします。(グラミン日本準備機構一同)
紹介動画
ムハマド・ユヌス博士により、1983年バングラデシュに設立されたグラミン銀行。5人一組のグループによるセンターミーティングを毎週開き、グループがお互いに助け合って借りたお金を返済します。貧困に苦しむ人たちの自立を支援し、その功績により、ユヌス博士とグラミン銀行は2006年にノーベル平和賞を受賞しました。借り手の97%は女性で、貧困・生活困窮者に無担保で融資を行い、ほとんど貸倒れのない実績を上げています。
先進国アメリカで設立されたグラミンアメリカにおいても、約10年間で約9万5千人を対象に、7.6億ドル(約820億円)の融資を行い、9万9,750件の雇用を創り出すなど、グラミンモデルは開発途上国のみならず欧米先進国でも貧困削減に大きな効果を上げています。
日本の貧困の現状は想像以上に深刻です。現代の日本で、貧困は失職、病気、ケガ、事故、配偶者との離別・死別などによってほとんどの人に起こり得る、明日は我が身の問題です。
・ 日本は国民の6人に1人、約2,000万人が貧困ライン以下で生活
・ 特に、一人親世帯の過半数が過去30年以上貧困の状態に置かれています(一人親世帯の過半数が貧困という国はOECD先進国35カ国の中で日本だけです)
私たちは貧困のない社会を目指していますが、マイナスからゼロの世界へではなく、プラスの世界へと日本全体のボトムアップを目指しています。
また、貧困や生活困窮とともにありがちな孤独や疎外から脱して仲間や社会とのつながりを強め、自尊心の向上や自己肯定感につながるお手伝いをできればと思っています。
グラミン銀行の日本版「グラミン日本」を2018年夏を目途に立上げ、「隠れた貧困」の克服を目指します!
グラミン日本では、貧困ライン以下での生活を余儀なくされている方々に、「起業や就労の準備のためのお金」を融資します。日本でそのようなマイクロファイナンスなど本当にできるのだろうか?と思っている方もいらっしゃると思います。しかし、私たちはこれをやり遂げる決意をし、やれることは何でもやる覚悟です。ゼロからのスタートとなります。是非、「グラミン日本」に皆さまのお力をお貸しください!
グラミン日本は、東京から始めますが、実績を積み上げ、大阪、名古屋、東北復興地域、福岡、北海道、沖縄などにも拡大・展開することを計画しています。全国の皆さまのお力をお貸しください!
※「グラミン日本」は、銀行ではなく貸金業登録に基づいて事業を開始します。
ご支援頂くお金を、まずはシングルマザーやワーキングプア50名(5人一組の互助グループ10組)が貧困から脱し、仕事をして自立するのを支援するため、グラミン日本の事業立上げに活用します。
グラミン日本は、貧困ライン以下の生活困窮者に対して融資を行い、貧困や生活困窮から脱却するのを支援します。
支援対象者(グラミンではメンバーと呼ばれます)の条件:
貧困ライン以下の生活困窮者(約2,000万人)(*)で、働く意欲と能力のある人
互助グループ(5人一組)(**)を作れる人
働いて生活をステップアップしたい人、前向きに生きていきたい人
(*) 潜在的な生活保護受給資格者や、生活保護基準の1.8倍以内の低所得者など
(**) 5人一組の互助グループはグラミン・メンバーの基本単位です。お互いに監視をするのが目的ではなく、信頼関係に基づいて仲間が一緒に支え合って頑張っていくコミュニティです。
5人一組での融資や毎週のセンターミーティングなど、グラミンの基本的な要素を重視しつつ、日本の実態に合った方法で実施します。
※貸金業は、貸金業登録後に開始致します。また、本ウェブサイトは、貸金業を営む旨の表示又は広告を行うものではなく、かつ、貸付けに係る契約又は当該契約に係る保証契約の締結について勧誘を行うものではありません。
「貧困のない、誰もが活き活きと生きられる社会」を創ります
グラミン日本の理念は、次のような社会に日本の社会を変えていくことです。
■(*)ソーシャルビジネス7原則
①利益の最大化ではなく、社会問題の解決こそが目的であること
②財務的に持続可能であること
③投資家は投資額を回収するが、それ以上の配当は分配されないこと
④投資額以上の利益はソーシャルビジネスの拡大や改善のために使うこと
⑤環境へ配慮すること
⑥スタッフは標準以上の労働条件・給料を得ること
⑦楽しみながら仕事をすること
グラミン日本に支援頂いた方には、金額に応じた以下の特典を用意しています。
※各金額の特典内容一覧は、"リターン"画面をご確認下さい
(※1) グラミン日本アンバサダーバッジ
5人1組で行うグラミンのプログラムに因んで、10,000円以上支援された方にはアンバサダーバッジを5つお届けします。あなたの周囲に4つ配り、あなたもグラミンの1員として、ぜひグラミンの輪を広げて下さい。
プレス版(1cm×1cm)
プリント版(1cm×1cm)
(※2) グラミン・メンバーのストーリーブック
あなたから支援頂いたメンバーが、あなたの支援によって生活、ひいては人生がどのように変わっていったかをまとめたストーリーブックを制作し、お届けします。
(※3) グラミン日本プレート
グラミン日本立ち上げに資金面等で支援された方のご芳名を、グラミン日本設立後の事務所に掲示します。
(※4) ワークショップ・グラミン日本設立パーティへのご招待
これらイベントの参加費を無料とします(交通費、宿泊費等は含みません)。
(※5) ワークショップ開催権
グラミン日本から講師を招いてのワークショップ開催。開催地により、交通費を別途いただく場合があります。
(※6) 支援先ツアー
グラミン日本とアライアンスを組む団体との共同企画により、生活困窮者支援の現場を視察し、貧困のない社会を創るために共通価値の創造を模索するツアーです(旅行業法等の諸規制に基づいて実施します)。
ムハマド・ユヌス博士が、2017年2月来日した際、「グラミン日本」設立について菅正広教授(明治学院大学大学院)と合意し、ユヌス博士とGrameen Trustが全面的にサポートすることとなった。2017年8月、一般社団法人グラミン日本準備機構を設立。
企業、NPO, 金融機関、コンサルティングファーム出身者を中心に、プロボノの弁護士・会計士・戦略コンサルタント・税理士など各分野の専門家などの有志で構成。
モットーは、「あせらず、着実に」、そして”Fast alone, Far together!”(仲間、サポーター、アライアンス先、社会、次世代の若者・・・と一緒に前に進む)。
グラミン日本は、2018年夏を目途に一般社団法人グラミン日本準備機構を改組させる形で設立。
※さらにグラミン日本/グラミン日本準備機構について知りたい方は、Webサイトをご覧ください!
グラミン日本準備機構 Webサイト: https://grameen.jp/
©Nasir Ali Mamun (Yunus Center)
グラミン日本準備機構 理事長 菅正広
福島県生まれ。財務省で財政金融政策に携わり、世界銀行日本政府代表理事などを務めた後、2017年より明治学院大学大学院教授。2008年にユヌス博士に出会ったのが人生の転機になる。日本でのマイクロファイナンスを決意し、2017年8月、グラミン日本準備機構を仲間とともに立上げ。
多くのメディアにグラミン日本について報道いただいています(以下は一部です)。立ち上げに向け、今後さらに多くの方のご理解やご支援を得ていきたいと思っています。
2017年12月13日
日本経済新聞(夕刊)
菅正広さん 貧困のない社会めざす グラミン銀行を日本にも
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO24574540T11C17A2EAC000/
2017年12月3日
Yahooニュース/NIKKEI STYLE
生活困窮者に「あぶく銭」で増える自己破産 「日本の貧困」はあの銀行が救う?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171203-00010005-nikkeisty-bus_all
2017年11月7日
日経電子版/NIKKEI STYLE
「日本の貧困」にも有効? グラミン銀行、来夏上陸へ
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO22932580R31C17A0EAC000
2017年10月3日
オルタナS
グラミン銀行、日本での立ち上げ検討へ
http://alternas.jp/work/ethical_work/72079
2017年9月19日
SankeiBiz
「貧者の銀行」日本に進出 グラミン日本、無担保融資で就労支援 来夏から運営
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170919/bse1709190500001-n1.htm
2017年9月23日
朝日新聞デジタル
グラミン銀行が日本進出へ 貧困層向け融資でノーベル賞
https://www.asahi.com/articles/ASK9Q45BVK9QULFA012.html
東京新聞 TOKYO Web
2017年9月17日
グラミン銀が日本進出へ バングラで貧困層向け融資
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201709/CK2017091702000124.html
【ラジオ】
2017年12月19日
NHKラジオ「先読み!夕方ニュース」(生放送/18:25-18:45)
グラミン銀行が日本へ 貧困層を救えるか
最新の活動報告
もっと見る【ご支援、本当に有難うございました! お蔭さまでCAMPFIREの目標達成できました!!】
2018/05/31 11:25不可能ではないかとも言われていた、 クラウドファンディングCAMPFIREの当初目標額(1, 000万円)を達成できました! ひとえにご支援をいただいた皆さまのお蔭です。 本当に有難うございました! この1週間、特に最終日の追い上げは驚異的ですらありました。次 々に予期せぬところからご支援の手を差し伸べていただきました。 281名の皆さまから、目標を上回る1,038万円もの大きなご 支援をいただき、プロジェクトを成立させていただきました。直接 ご支援をいただいた皆さまはもちろん、様々な形で応援をしてくだ さった皆さまに心より感謝申し上げます。 私たちのやろうとしていることに大きなご支援をいただいたことへ の感謝と同時に、私たちに託された期待と責任の大きさに身の引き 締まる思いです。いただいたご支援は「貧困のない、 誰もが活き活きと生きられる社会」を創るため、そして生活困窮者 のために大切に大切に活用させていただきます。 よく存じ上げて頼りにしている方々からも、 また直接は存じ上げない方々からもいただいたご支援の大きさ、温 かくて心のこもった応援の数々、獅子奮迅の仲間・同志たちの熱い 頑張り、世の中の人々の想い・・・たくさん、たくさんの勇気をい ただきました。私たちの次のステップに活かさせていただきます。 しかし、これからが本番です。「貧困のない、 誰も活き活きと生きられる社会」 などグラミン日本が目指す社会を創っていくため、 具体的なオペレーションの詰め、アライアンス先の一層の開拓、 さらなるファンドレイジング、足腰になるバックオフィスの整備拡 充など、今夏のグラミン日本の立上げ・事業開始に向け、「 あせらず、着実に」そして、Go far together(遠くまで行くなら、みんなで行く)をモットー に前に進みたいと思います。これからも山あり谷ありだと思います が、グラミン日本準備機構スタッフ一同、 全力を尽くす覚悟であることをお誓い申し上げます。 最後にもう一度、本当に有難うございました! グラミン日本準備機構理事長 菅 正広 もっと見る
応援メッセージ キュリアス・マインズ 安元さん
2018/05/29 12:29こんにちは、グラミン日本準備機構です。 本日がプロジェクト終了日ですが、全国各地から更なる応援メッセージをいただいています。 ************ 福岡で開催された春のワークショップで5人一組になり、参加者の方と夢や想いを語りました。仲間の話に耳を傾けることで、一人では思いもよらなかったアイディアが湧き、仕事への意欲が高まり情熱が湧きたちました。そして、5人一組のグループを作り、信頼関係を気づきながら少額融資を受けるグラミンのシステムに希望を感じました。 人と人の協力があってこそ成り立つこの新しい希望あるグラミンに、支援してみませんか? (株)キュリアス・マインズ代表 安元まこと ************ もっと見る
応援メッセージ クラウドナイン・エデュケーション 清水さん
2018/05/28 19:32本当に金銭的に困っているが自分の人生を諦めたくない、 という人にあと少しお金の支援ができたら、目の前の人に自分の人生を生きる機会を与えられるのに…と思い悩んだことがあります。 グラミン日本はただお金の支援をするだけではなく、その人の人生に関わり、その人のチカラで生き直しする機会を与える事業でもあります。 そんな事業がスタートします。 まずはこのクラウドファンディングを通じて私たちが想い願う未来を共に見てみませんか? 一般社団法人クラウドナイン・エデュケーション 代表理事 清水亜希子 もっと見る
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