初めまして!「NPO法人コンソーシアム有松鳴海絞」の代表の中村俶子(なかむらよしこ)です。『染織文化』を継承・育成し『有松鳴海絞りの魅力』を発信したい!!と、2015年4月から活動してきました。http://c-an.jp/index.html 

 

有松の町とは、今年4大都市における街道沿いのまちなみとしては初めて重要伝統的建造物群保存地区に選定された 有松の町は慶長13年東海道筋に生まれた町であり、有松絞りの開祖・竹田庄九郎始め8名の移住者によって誕生しました。有松の町の特色は、約400年綿々と絞り生産を一貫して業とし、町全体が絞り業者を中心として形成されてきた為に、江戸時代の町家建築が昔のまま数多く残されている地域です。

 

有松鳴海絞りとは、有松絞りは、尾張藩御用として納入し諸大名との交際に土産の品として好んで用いられ、同時に尾州藩の保護政策をうけて有松以外の土地での製造卸業を禁じた事と、東海道を往来する旅客の土産品として珍重されたことが、有松絞りを支えてきた大きな柱でした。今では全国の百貨店・呉服店等で販売されていますが絞技法は100種にも及び製品も絹・綿・化繊に絞りをして伝統の手法を今日に伝えています。

 

 

旧竹田家はなれとは、今年、4大都市における街道沿いのまちなみとしては初めて重要伝統的建造物群保存地区に選定された有松にある誰も調査した事がない歴史的建造物の空き家です。この建物は名古屋市有形文化財指定の竹田家に隣接し(昭和22年までは竹田家の一部であった)旧竹田庄九郎家のあった場所で、6代目竹田嘉兵衛氏の隠居所でした。

 入口脇に竹田家の藍甕(注1)の染場もあり染色や歴史に興味のある方たちにとっても興味深い場所です。歴史的な町づくりの一環としてぜひ残しておきたい明治から大正期の瀟洒な造りの建物です。(注1)藍甕(あいがめ)とは、絞の生地を染める際に藍の染料を貯めておく甕

 8月25日には、名古屋市の登録地域建造物資産第150号になりました。http://www.nagoya-rekimachinet.jp/index.html

 

『有松鳴海絞のライブラリカフェ』とは、有松を訪れる人たちと有松の町民にとっても気楽に立ち寄れたり集まったり、染色の知識を得たりできる場所が必要であるとの思いと、ほかの地域にはない伝統産業「絞り」に触れることができる特徴のあるカフェとして、今までにないライブラリー併設のカフェは文化的な町・有松に今必要です。

建物は明治から大正時代の日本が豊かな時代に建てられたものなので建物本来の美しい姿を磨き上げて、更に名古屋工業大学の夏目ゼミの学生と共同で日本本来のバランスの良い美しさを現代的なフォルムと融合させ有松絞を使用した照明や音楽映像などもインテリア計画の中に取り入れ、活きた歴史的建造物のモデルケースとして保存活用出来るように試みはじめました。古くて新しい町・有松にて、官・民・学の連携プロジェクトを開始しました。

 

 この人たちも応援してくれています。

 

皆さんも応援して下さいね。

 

 

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