私たちの価値観を広く世に伝えようと考えています。 新しく店づくりを始める際、どんな業態をやりたいか、今流行っている業態は何か、人が沢山いる場所かどうかということはあまり重視しません。こんな場所にこんな店があったら、自分が行きたいなと思える店を作りたい。その想いを大事にして、私たちバルニバービは、1995年の1号店開業以来、今日まで数多くの飲食店舗を生み出してきました。 店づくりに関して最も影響を受けたのは、パリのカフェ文化です。社交の場であり、人々の中にあって一人にもなれる場所。地域に暮らす世代を超えた人々が集まる憩いの場であるカフェには、沢山の「人生における大切なこと」が内包されています。そんな文化を作り出せるような店を日本にも作りたいという想いが、当時人通りのほとんどなかった大阪の南船場という場所で1号店となる「アマーク・ド・パラディ」の開業へと向かわせました。 以降、場所や業態は違っても、「人々のライフスタイルに溶け込む地域に根ざした店づくり」というテーマに忠実に、時間を掛けてひとつひとつ積み上げて来ました。この想いに沿った店舗だけが作り出すことができる「他では得られない価値の提供」が私たちの強みであり、使命であると考えています。「道のある所に店を出すのではなく、店を出した後にお客様のくる道が出来る」それがこれからも変らない、私たちの目指す姿です。
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