中山寛樹

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在住国：日本
現在地：東京都

出身国：日本
出身地：富山県

外洋セーラーの中山寛樹（なかやまひろき）です。フランスを拠点に、全長6.5mの小さなヨットで大西洋横断レース「Mini Transat 2025」に挑戦しています。これまで9レースに出場、6,000マイル（11,000km）以上の経験を積みました。クライマーとしてのキャリアハイはホングー・スラ・ピーク（ネパール・6,764m）の初登でした。未踏峰は登山を始めた時から目指していた課題で、アイスクライミング、ロッククライミング、トレランなどでトレーニング、ネパールのアマ・ダブラム（6812m）、南米最高峰のアコンカグア（アルゼンチン・6,961m）などの高所登山を経験した後、エベレストから南南東約20kmにあるホングーに挑戦し、無事登頂しました。そんな僕が、2023年に突然ヨットの世界に飛び込み、今ではフランスで大西洋横断しようとしています。最初は、ロープの結び方すらわからない“完全な素人”でした。でも、だからこそ見える景色があり、成長の曲線は限りなく垂直に近い―その急カーブに魅せられて、ここまで来ました。今年の最大の目標は、Mini Transat 2025の完走です。でも、本当の“目的”はそれだけじゃありません。「自分の限界をどこまで押し広げられるのか」「この経験が、自分の人生の深みや拡がりにつながるのか」それを確かめたくて、今日も海に出ています。かつては「自分を試してやる」という気概や渇望が強くありました。でも今は、「言葉にならないけれど確かに感じている何か」が、僕の中心にあります。その変化も味わいながら、進んでいきたい。これからの目標 2027年に単独無寄港世界一周レースがあって、それができたらすごいことだし、山なら8,611mのK2。その二つの先にどんな世界があるのか確かめてみたいと思います。海の果てと、山頂。まったく違う世界のようで、実はどちらも“自分を超えるための挑戦”という意味では、同じ線の上にあります。