皆さん初めまして。私たち佐賀日本フィルの会 (団体の概要)は、今までに類を見ない市民とオーケストラによる音楽文化を作る共同プロジェクト「日本フィル九州公演」を推進しています。 「日本フィル九州公演」は、1975年にスタートし、2025年には50周年を迎えます。 約半世紀という長きにわたり途切れることなく継続され、日本の文化財として誇れる九州公演。スタートのきっかけは放送局の専属オーケストラであった日本フィルを経営者側であった放送局が一方的に解散させたことです。これをきっかけに全国の労働組合が一致団結し、日本フィルを存続させるために立ち上がり、各地で公演を立ち上げました。その後、労働争議が和解した後は、各地の支援活動も終息に向かいましたが、九州公演だけはその後も日本フィルの演奏活動を支え続け、現在、九州各地(福岡、北九州、大牟田、佐賀、唐津※新ホール建設中につき休止、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島)で10公演を開催しています。 私たちはその中の佐賀公演を実施しています1976年設立の任意団体、日本フィル佐賀公演実行委員会です。 設立以来ほぼ毎年、2月に日本フィルハーモニー交響楽団の公演を佐賀市で開催しています。メンバーは10名程度で細々と実施しています。佐賀公演は2月のオーケストラ公演のほか、秋には日本フィルメンバーで構成されたアンサンブルの演奏を本公演のプレコンサートと位置づけ、学校や福祉施設、商業施設などで本公演のPRを兼ねた公演も行っています。昨年は全校生徒12名の小規模校である北山東部小学校のほか、佐賀市の歴史的建造物である歴史民俗資料館「浪漫座」での弦楽四重奏の演奏会などを実施しました。また佐賀市文化会館での演奏会は指揮に下野竜也、ヴァイオリンに服部百音を迎え、約800名の佐賀市民にオーケストラ音楽を届けました。私たちはこの運動を通し、日本フィルの素晴らしい音楽家たちとともに音楽で地域を活性化させ、音楽で人と人との心をつなぐ活動をしていきたいと思います。
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