2019/01/13 06:19

ここ数日書き溜めている記事も、毎回皆様が読んでくださるので、今日も背筋を伸ばして想いを綴っていこうと思います。

私は世界から「アフリカ」を消し去る計画を立てています。本気です。


まず手始めに「アフリカ」を世界から消し去ろうと思う。

極悪人め。なんて声が聞こえてきそうな気がしますが、私は本気です。

いや、言葉足らずでした。

一括りで語られてしまう「アフリカ」を世界から無くしてやろう、そう思っています。


これほど多様で無名な大陸があるだろうか。


54の国家が集結して成るアフリカ大陸。3000の民族と2000の言語が今もなお息づいていると言われています。

これほど多様な大陸が他にあるだろうか。

そして、これほど無名な大陸も。


「Im Japanese!」同じ気持ちだと思うんです。


海外を歩いている日本人は必ずと言っていいほど「中国人!」「韓国人!」と言われると思います。

私は胸を張ってIm Japanese!(日本人です)と答えます。

そこに中国や韓国に対する他意はなく、それが私のルーツであり、アイデンティティだからです。

何度も間違えられると悔しさを感じますし、逆に理解されたときはとても嬉しい気持ちになります。


さて、ことアフリカに関してはどうでしょう。あれほど多様な国や人種が存在しているにも関わらず、私たちは「アフリカ」と一括りにして語ってしまいます。


肌が黒くないアフリカ人もたくさんいます。

東では英語、西ではフランス語が使われていたりします。

全員が民族的な生活をしているわけではありません。

貧しい人がいれば、とびきりお金持ちもいます。


54の国、それ以上の数の人種、異なる宗教、それぞれのアイデンティティ。


知らないが故に、それらを一つのイメージにまとめて「アフリカ」と呼んでしまう。


No! Im Japanese!


きっと彼らも同じ気持ちなのではないのだろうかと考え、少し落ち込みます。


本当の差別は、「ないこと」にすること。


本当は「ある」ものを、「ない」ことにする。

これこそ最大の差別であり、侵害だと私は思います。


今は残念ながら、アフリカ大陸としての知名度がとても低く、それぞれの国や地域、文化は「ない」こととして語られがちです。


アフリカ無関心層にアップローチしたい私は、どうしても分かりやすく便宜的に「アフリカ」を使わざるを得ません。ですから、私のような発信者にも大きな責任があると思い、申し訳ない気持ちになります。


だからこそ、私は人生を賭けて「アフリカ」を知ってもらい「アフリカ」を世界から無くしていきたいと思っています。


その人が誇れるアイデンティティが、ちゃんと伝わる世界へ。


いつか私に子どもが出来たら、こう伝えたいと思います。


「父さんはアフリカの魅力を伝える活動をしていたんだよ」


そして私の子どもなら答えは決まっていて、


「アフリカじゃわかんないよ!もっと詳しく教えて!」




そんな未来を夢見てます。