2018/12/14 01:20


今回はコクサ村の日常について紹介します。

最近村では、新築の家のお祝いが行われました。

村では新しく家を建てたり、結婚や出産のお祝いの際に、バーシー・スークワンと呼ばれる、ラオスの人たちにとって大切な儀式を行います。

この儀式は、身体の各部位に 宿る32の魂(クワン)が、身体から飛び出たり浮遊しないようにしっかりつなぎとめておくために行われるもので、ラオスでよく行われる、大切な儀式です。村の子供たちも準備を手伝っています。

また、参加した人たち同士がお互いの安全と幸せを祈願し、紐を手首に巻きつけ合います。

この儀式は精霊信仰からきているそうで、この紐を巻き付けておくことで、精霊の力によって招福攘災をおこなうことができるとされているそうです。

参加者の手首に 白いを巻き結んでいく時に、

「 良いことがやってきますように」

「病気をせずに長生きできますように」

「日本に帰ってもこの村のことを忘れないでいてくれますように」

などなど、さまざまな願い事を唱えながら結んでいき、手首にはいくつもの糸をまいていただきました。

日本のミサンガのようなもので、3日間くらいつけておくといいそうです。


モン族の人たちは、山の自然とともに生きています。

山の精霊や動物たちとともにずっと生活してきたため、私などには見えないモノを見たり、感じることができるそうです。

そこに私たちは村の人たちと一緒に図書館を作り、新しい世界への窓を開こうとしています。

けれど、モンの人たちが信じて守ってきたことを大切にする図書館したいと考えています。

外から持ちもむだけでなく、モンの人たちがずっと昔から積み重ねてきて、長い年月に渡って伝

えてきたものを集めて、さらに伝えていくことのできる図書館にしたいです。