2018/12/10 19:38

2018年12月4日(火)に予定通り、初めての挑戦となるクラウドファンディングがスタートいたしました。

とてもナイーブなコンセプトであるこちらのプロジェクト、テーマにどういうキーワードをいれるか?プロジェクト本文のストーリーをどのようにしたら皆さんに伝わるか…?など、たくさん悩みました。そして、本日で7日目です。開始早々よりご支援いただいた方、本当にありがとうございます!!そしてメッセージもいろいろな方からいただきました。このような経験ももちろん初めてで、心にしみるお言葉をいただき、たった一人の僕が始めた事を応援してくれる人がこんなにいるんだ!と、熱い思いが胸に沸き起こりました。自分自身が不安とか何とか思っていないで前に進むんだ!と、改めて背中を押していただいています!ありがとうございます!

本日は、リターンの1つであるスウェットができるまでのストーリーをご紹介させてください。

snailsのスウェットは本文中でも紹介しましたように東紀繊維さんで生地から縫製までしていただきました。東紀繊維さんは国内外のメゾンにも愛されている、日本を代表するカットソーファクトリーです。
僕が現在もディレクションをしているブランド「ドレステリア」のアイコンでもあるパーカーも長年、生地から製品化までをお願いしています。

今回snailsのデビューアイテムを考えるうえで、一見普通、だけど実はうちに秘めた製品をつくりたいと思い、いろいろと探し求めました。
そして、東紀繊維さんの事務所におじゃました時に出会ったのが、ジャガード裏毛の生地でした!

見せていただいたのは表側にも裏側にも同じ柄が表現されているものでした。
僕のデザインは片側のみ柄を表現するイメージだったため、この時から東紀繊維さんとの長い道のりがスタートしたのです。

職人さん
「安達さんが求めている事を再現するのは難しいよ。また、運よくできても、製品としてこの世に出すほど量は作れないと思うよ。」


「今までできなかった事、他の方々がしてこなかった事をするのが、これからのファッション業界に必要なんです!」

僕はこのプロジェクトアイテムに想いを表現するために何か新しい事を取り入れたくて、何度も職人さんとお話をしました。語り合いとも言うべき話し合いです。そして、職人さんは「やってみるか!」と賛同してくれて、僕と職人さんとの新たな生地作りへの挑戦が始まりました。

初めからとても苦戦しました。何度やっても表側に柄が出てしまったのです。

3つの写真はそのときの試編です。何度やっても柄がうっすら表に出てしまいました。それでも僕たちは諦めず、僕のイメージ通りの生地が完成したのは、約4ヶ月が経った頃でした。
そして完成したのはビジュアル撮影の2日前!本当にぎりぎりでした…!
そうした出来たスウェットは身体を優しく包み込んでくれます。僕と職人さんの想いがこもっています。

市場を見るとどこにでもスウェットは売っています。そんな普通のアイテムをあえて選んだのは僕のポリシーである「シンプル」「コンセプチャル(メッセージ)」「ぬくもり」を表現したかったからです。服が主張するのではなく、着る人の個性が服を着ることで生かされるようにしたかったんです。

このスウェットにはそんな想いが込められているんだ、と感じていただけたらうれしいです!

活動報告ではこのようなプロジェクトを支えていただいている方々のお話や、僕の想いなどをお伝えできたらと考えています。またこのような機会を与えてもらっている事にも感謝し、出来る限りのことをしていきたいと思っています!

引き続き応援よろしくお願いいたします!