2019/01/06 01:34

こんばんわ。

11月に児童養護施設の子ども達へペーパーキャンバスを届けたく、プロジェクトを立ち上げましたAiです。

ご支援、応援してくださった方々、本当にありがとうございました。

本日は、ペーパーキャンバスに描いた子ども達の作品の一部や様子をご報告いたします。

今回のペーパーキャンバスは、来年のクリスマスをお題に描いてもらいました。

来年のクリスマス、どう過ごしたいか、どんなクリスマスだったらいいか。

こんなふうに過ごせたらいいな。

そう思うクリスマスを描いてもらいました。

サンプルとして、わたしが過ごしたい来年のクリスマスをあらかじめペーパーキャンバスへ描いておいたものをみせて、説明しました。

「ちなみに先生は、今年は一人で過ごしたから、来年は大好きなお友達とか誰かと一緒に過ごしたい。
今年はあまりクリスマスっぽくなかったから、クリスマスっぽいことをしたい、
飲み飲みして、ディナーおいしいご飯食べて・・・
だからここにハートやグラス、フォークがあります」
クリスマスツリーを真ん中にしたのは、来年はクリスマスを味わいたいから。
このAはわたしの名前がAiだから、
このAを自分にみたてて、隣や近くに大好きなお友達がいるようにハートを寄り添わせてみました。

まずはイメージして、そこから描いてほしいなと思います。」

ペーパーキャンバスを渡すと、

『ペーパーキャンバス、思ったより大きい!ひろい!』
と驚いてる子もいました。

Yちゃんという女の子が、わたしに話しかけてきました。

『ねぇ、せんせい、ここにね。こういうかんじでね。丸い紙の飾りみたいなのを描きたいの。』

『どういうこと?こういうの?』と絵を描くと、

『ちがうの。こういうやつでね。ここが丸くてね、これは飾りなの。紙なの。』とYちゃんも絵を描いてくれました。
わたしはびっくりしました。

Yちゃんはまだ7歳です、
7歳なのに、ちゃんとどこになにを描きたくて、どういうものかが明確になっていて、それを人にしっかりと伝えるということができていたからです。

わたしが7歳のときは、どんなだったかというと、
誰とも話をせず、(できず)一言、おはようと挨拶することさえできない子どもでした。
自分で自分の存在を認めることができなくて、
生きていることにごめんなさいと思ってた時期はたしか7歳くらいにはすでに思っていたと思うのです。

そんなわたしでしたから、
これを描きたい、ここにこういうのを描くというYちゃんのような力強いエネルギーはなかったので、Yちゃんのもっているその力強さに驚きとともに感動しました。

様々な施設をまわっていて、感じることなのですが、子どもたちの特性は様々でどうしても集中力が途中できれてしまって、絵に集中できず、席をたって歩き回ってしまったり、
お部屋にあるなにかをつかって、遊んでしまったりする子どももいます。

そんな子がいけないというわけではなく、
そういう子どもは、たとえばこの集中力が続く時間だけはめいっぱいパステルにエネルギーを注いでもらえたらいいなと思うのです。
楽しくて、他のものに目がいかないくらいの時間を提供できたらなと思うのです。
もちろんその子がパステルではなく、他のものの方があうのであれば、それでもいいと思います。

少しでも今この時間が楽しくて幸せな時間であってほしい。
そう思います。

ペーパーキャンバスで描いているとき、子どもたちは、すごく真剣でした。

『うまくできない~』

そういいながらも、自分が思い描くものを描こうとしていたり、

完成してから、

『せんせい!できたよ!
ねぇ、みて!』

誇らしげにみせてくれる子もいます。

まだ数回しかパステルを触っていないのに、格段に上手になっています。

『この部分がすごくきれいにできたね』

というと、
 
ちょっと照れくさそうに、ハニカミながらうなづいてくれる子もいました。

ポストカードよりも大きくて広くて、立体的なペーパーキャンバスに、1年後のクリスマスを思い思いに描く姿は、みんな真剣でわくわくもしてとても楽しい時間になっていたように感じました。

現場の様子を全てはお伝えすることはできませんが、

本当にうれしそうな子ども達の笑顔がありました。

皆様のおかげです。

ご支援、応援してくださり、本当にありがとうございました。

ここに書いていることはパステル画教室のほんの一部分なので、詳細はまたブログなどでもお伝えをしていきます。

もしよければブログにも虐待防止活動の記録をつづっていくのでみていただけたら、励みになります。

虐待防止活動記録ブログ

https://ameblo.jp/ai-2525-ai-2525/.

また、他の子ども達がペーパーキャンバスへ描いた作品もご報告させていただきます。