2019/01/12 01:13

村田です。ご覧いただきありがとうございます。

今回はリターンのイベント、マッチ展について、詳細をご説明したいと思います。私、村田龍一は学生のころから喫茶店巡りを始め、ほぼ同時に喫茶店においてあるマッチ箱にも興味を持ち、コレクトしてきました。いまでは訪れた喫茶店のマッチは500近くになろうかとしています。

マッチを見ると、そのお店を訪れた記憶がよみがえったりもします。マッチ箱が有用な広告媒体だった時代の名残で、各店競うように凝ったデザインものを置いていたりして、集めがいがあります。TOP画像は、荻窪に今もある「ミニヨン」という名曲喫茶のマッチで、「冷暖房完備」の文字が目をひきます。今では当たり前ですが、冷暖房が完備だった時代があった、ということがマッチ箱ひとつからわかるのです。

さて、今回は、3回に分けて展示をいたします。

期間中は、お申込みいただいた方のみの入場とするので、少人数で、じっくりご覧いただけるかと思います。僭越ながら、私もできる限りのご説明をさせていただきます。

表裏あってのマッチ箱です。過去何回か行った展示では、どうしてもマッチの裏表を存分にご覧いただくことができなかったのですが、今回は小人数制のため、お手に取ってご覧いただけるようにいたしました。貴重な機会に、ぜひお申込みくださいませ。さらに、コーヒー(HOT・ICE)を一杯お入れいたします。くつろぎながら、じっくりご覧いただければ幸いです。

各回18:00~20:30までです。お時間中であれば、何時でも入場可能です。18:00に間に合わないという方でも大丈夫です。また、20:30までいる必要もございません。お好きな時にお越しいただければと思います。

以下、それぞれの回のご説明です。

・第一回 1月19日(土)18:00~20:30「大阪西成で採取されたひと山のマッチ」

こちらは、大阪の西成区の路上に打ち捨てられていたものを縁あって私が譲り受けたものです。箱を開けると、おそらく採取されたであろう日付がメモしてあって、いつごろにそのお店があってそのマッチを配布していたのかがわかるのは、今となっては貴重です。

おそらくひとりの方によって集められたこのマッチは、古いもので昭和30年代のものでした。大阪近辺のものが大多数をしめるのですが、昭和50年代後期のものまであり、そのころのものは大阪のみならず、松山のものや、シンガポールのホテルのマッチまでありました。

どういう方がコレクションしていたのかは全く不明なのですが、マッチを眺めているだけでもその人の人となりが見えてくる気がしませんか。

・第二回 2月2日(土)18:00~20:30「半世紀前の新宿喫茶マッチ」

このマッチは、約50年前、中野にお住まいで、新宿にある会社にお勤めの男性の方からお譲りいただいたものです。コレクションは、約50年前、1970年代に採取されたものが中心です。やはり新宿や中野を中心とした中央線沿線のものが多いですが、川崎など、少し離れたところのマッチもいくつかありました。今も営業を続けているお店もわずかながら存在します。(画像のものにも見えます。わかりますか?)慣れ親しんだ東京の半世紀前の姿が、マッチを通じて見えてくる、貴重なコレクションかと思います。

・第三回 2月16日(土)18:00~20:30 「私(村田)が集めた全国のマッチ展」

最終の第三回は、私、村田がいままで集めた喫茶店のマッチのコレクションです。今まで何回か展示をしたこともあるのですが、お手に取ってご覧いただけるのは初めてです。当然ながら、私が訪れた喫茶店のものがほとんどです。気になったものはできる限り解説いたしますので、お気軽にお申し込みくださいませ。

喫茶としてのOPEN日は1月18日(金)となりました。ただいま最終の調整作業といったところです。

引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。