2019/04/01 23:21


クラウドファンディング、残りあと2日になりました。
今回は、前回のインタビューに引き続き、社会福祉法人安積愛育園が運営する地域生活サポートセンターパッソに所属する、土屋さんにインタビュー。

MUKUのクラウドファンディングでは、土屋さんの代表的な作品である「葉っぱ」を「ON」の時間を彩るネクタイに、「OFF」の時間を彩るTシャツ&トートバッグに落とし込み、発表しています。クレヨンや油性ペンなどを使った、カラフルな絵が印象的な土屋さんの作品群。土屋さんに一度会うと、土屋さんの人柄や、世界の感じ方が、作品によく表れていることを感じます。その世界観を知るべく、土屋さんと、土屋さんにとって身近なスタッフの皆さんの日常に迫りました。

記載無
画用紙、色鉛筆、水性ペン / 91×362mm / 2006.12.25


Q1ご出身はどちらですか?


栃木県今市市に生まれて、1歳ぐらいのときに福島県郡山市に引っ越しました。

Q2土屋さんの好きなことを教えてください。


花やバスが好きです。

Q3創作をするようになったきっかけを教えてください。


以前いたスタッフに「描いてみて」と言われて、絵を描きはじめました。

はっぱ
板、アクリル絵の具、クレヨン、 / 650×910×10mm / 2009

土屋さんと日常的に接している、地域生活サポートセンターパッソのスタッフの高橋さん、本多さん、鈴木さんに、土屋さんとのエピソードを伺いました。

社会福祉法人 安積愛育園 地域生活サポートセンターパッソ

Q4土屋さんがこだわっていることはありますか?

高橋さん:絵を描く際にカラフルにすること。線からはみ出さないように丁寧に色を塗ることです。
本多さん:“今”描きたいものをつくりたいものを創作しています。
鈴木さん:作品を描き始めたら、最後まで必ず仕上げます。そして、昔から「葉っぱ」をずっと描き続けています。また、スタッフが「〇〇の絵を描いて!」とお願いすると、「今はこの絵を描いているからやらない」と返事をするときがあったり、自分のタイミングや気分を大切にしています。
ちなみに、気分が上がっているときには、葉っぱやお寿司、人など、絵を中心に描きます。逆に、気分が下がっているときは、ニュースの記事や周囲への苦情など、文字を中心に書きます。

すし
クラフト紙、アクリル絵の具、油性ペン / 903×118×120.3

色画用紙(黄緑)、水性ペン、プラスチック色鉛筆 / 252×351mm / 2004

Q5日常生活で起こった土屋さんとの思い出を教えてください。

高橋さん:朝バタバタしているときに話かけられ、「今ちょっと待って、あわてているから」と返すと、「あわてて転ばないでねー!」と気遣ってくれたことです。
本多さん:いつも笑わせてくれることが多いですが、「〇〇さん、あのね……」とまっすぐな目で真剣な話をしてくれるときなどもあり、どれもかけがえのない時間です。
鈴木さん:数年前からパッソの敷地内に「おかまバー」を立てて経営する妄想をしています。もちろん、康一さんがおかまの店長で、「パッソのスタッフも雇ってあげる」と言っています。最近はメニュー表を描いて、さらに妄想をふくらませています。また、「毎日送迎に来てくれてありがとう」「外出に連れていってくれてありがとう」などの、些細なことで手紙をくれます。スタッフのことをよく見ています。

Q7土屋さんと関わる中で感じる、土屋さんの人柄を教えてください。

高橋さん:他の利用者さんや、職員に「大丈夫?」など気遣ってくれます。親切で、バスや植物などに詳しくて、好きなものに一直線です。友達や仲間などの絵も描く、友達思いな土屋さんです。
本多さん:土屋さんの中で気持ちが盛り上がりやすく、いつも笑顔で、笑い声が聞こえています。いたずらしたり、ちょっとおどけてみせたりしてくれますが、とてもまっすぐで根が真面目な性格な方なので普段の生活でも、ふと、そのような一面が垣間見えます。
鈴木さん:おもしろい。繊細。植物博士。アーティスト。(描くときは集中して描く、描かないときは描かない。そしてピュアで、自分の気持ちに正直な人。子どものような大人。(いい意味で!)

今回のインタビューを通して、土屋さんは周囲にものすごく愛されていることが伝わってきました。土屋さんが日常的に細やかな心遣いをしていること、他の人が気に留めないような小さなことにも心を傾け、感動していること。その一つ一つの心の動きが、土屋さんのカラフルで柔らかなアート表現に反映されているのではないかなと思いました。

チョコレート
画用紙、油性ペン、プラスチック色鉛筆 / 209×296mm / 2016.12.14

はじまりアーカイブスunico file について

はじまりアーカイブス「unico file(ウーニコ ファイル)」は、社会福祉法人安積愛育園unicoの活動からうまれた作品のデジタルアーカイブサイトです。このサイトでは、事業所の中で日々うまれる作品から、現場で支援を行うスタッフが「誰かに伝えたい/残したい」と思った作品を記録・保存・整理しました。「unico file」を訪れた方が、まだ知らない作品や作者に出会うことで、日常を楽しくしたり、何かを表現してみようと思ったり、ここから何かがはじまることを願っております。

画用紙、色鉛筆 / 124×174mm

様々な物に興味・関心を持っている土屋さん。地域生活サポートセンターパッソで過ごすときも様々な本をみたり、図鑑も細かいところまでじっくり読んだりしています。食べ物の知識も豊富で、寿司の絵を描くことを提案すると、何も見ないで鯖の握りの絵を描き始めていました。その後、海老、穴子、鮪、玉子の握りも描きました。シャリが一粒一粒のふっくらした感じもよく表現されています。(unico file より)

葉っぱ
キャンパスボード、水性マーカー、水性ペン / 209×296×5mm / 2010.5.19

マジックや色鉛筆を使ったカラフルな葉っぱの絵は彼の代表的な作品です。繊細な色彩感覚でその時の気持ちを込めながら色を変えていく……見る人をワクワクさせるような色使いでこの絵に目を止める人が多数なのも納得の作品です。 この作品は地域生活サポートセンター パッソの日中活動で描いた作品ですが、実は、自宅で描いたものや、「いつの間に描いたのだろう」という感じの作品の方が、面白い作品に仕上がる事も多いです。(unico file より)


今回MUKUは、土屋さんの真面目でこまやかな心遣いを持って生きているその柔らかい世界から生まれた作品を、【ONの時間を彩るネクタイ&ソックス】、【OFFの時間を彩るTシャツ&トートバッグ】に落とし込みました。クラウドファンディングプラットフォームcampfireで4月2日まで、発表しています。下記のリンクからご覧いただけます!

▼「ON」の時間を彩るネクタイ&ソックス|“普通”じゃない、を可能性に。https://camp-fire.jp/projects/view/122022

▼「OFF」の時間を彩るTシャツ&トートバック|“普通”じゃない、を可能性に。https://camp-fire.jp/projects/view/122055

記載無
板、アクリル絵の具、クレヨン / 650×910×10mm




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