2023/02/10 20:30

クレイジースモールシリーズ第21弾「クレイジースモール声デカすぎ注意報

うるさい迷惑ゲーマーを良い子に変身させるガジェット

時としてゲーマーは家族にとって迷惑な存在である。

ゲーマーはPCの前になると、人が変わることがある。普段はおとなしい子が、すっかりゲームの虜になり怒声で吠えたてたりする。

単純にうるさい。家族にとっては迷惑でしかない。しかも、ゲーマーはなぜか深夜が好きなので、部屋の窓を開けていれば、近所迷惑になる恐れもある。

と言うか、既に近所迷惑になっているに違いない。本人はチャットでワチャワチャ喋っているだけという認識のようなので、自覚がないだろうが、実際はかなりうるさい。

夕飯時に「ごはんだよ!」と、こちらから声を掛けても、ヘッドホンをしているから聞こえてない。仕方ないので、先に食べてしまうが、ごはんが冷え切った頃に、のこのこやってきて、「なんで呼ばなかった?」だと。

言いがかりも甚だしい。これでは家庭不和待ったなしである。こうなったら、テクノロジーで解決するしかない。

そこで、開発したものが「クレイジースモール声デカすぎ注意報」である。

このガジェットをPCに接続すると、その瞬間から、迷惑ゲーマーは、もはや借りてきた猫のように静かになる。勝ちだ。すっかり良い子に戻った。家庭円満の完全勝利だ。

もちろんゲーマー自身にも大いに得がある。自身の声の大きさを自覚して、周りに迷惑をかけない、マナーを守る真のゲーマーになれる。

ヘッドホンをしていても、外部からの呼びかけ声に反応するから、これで、温かいごはんにもありつけるのだ。

迷惑ゲーマーを殲滅させるアイテム。ぜひ、ゲーマー自身にも、ゲーマー家族にもこのガジェットの導入検討をしていただきたい。

「ゲーム依存」や「ゲーム障害」 などゲームの弊害が話題になることも多いが、節度を身につけて、ほどよく楽しくゲームをプレイしてもらいたいものだ。


それでは、機能を紹介しよう。


「クレイジースモール声デカすぎ注意報」はUSB接続でPC(WindowsおよびmacOS)に接続して使用するガジェットである。

専用ドライバやアプリは不要で、OSの標準ドライバで動作する。電池も不要。接続してすぐに使用できる。設定は何もない。

約4cm四方の小型直方体には、高感度の環境音センサが内蔵されていて、0.96インチの本体ディスプレイがある。

有機EL(OLED)で青緑色に発光する(※説明では白黒で記載)ので、暗い部屋でも視認性が良い。

ディスプレイには外部の音に反応して、ゲージの音量レベルがリアルタイムで変化する。

(ヘッドホンに流れる音には反応しないが、スピーカーから外部に流れる音には反応してしまうので、ヘッドホンを使うゲーマーに適する製品である。)

直近最大値のバー表示も確認できる。イコライザーのようなものだ。

4段階に変化するフェイスマークは、まるで風船のように最大値に突き上げられるように宙に舞ってバウンドする。これで5秒程度前のレベルが直感的に分かるようになっている。

音量レベル80%の位置に点線があり、このラインを1秒間連続で超えると、本体ディスプレイには×印が表示されて、PCへキーボードのミュートキーと同じ信号が送信される。これでPCの音声はミュートされる。

一度、ミュートすると、2秒後に、再びミュート信号が送信されるので、PCの音声ミュートは自動的に解除される。

ヘッドホンをしていて、ゲーマー自身の声がうるさいと、ゲーム音が一時的に途切れてしまうため、自発的に静かな態度でゲームをするようになるのだ。

また外部からの声を検知してミュート信号が出ると、一時的に2秒間だけヘッドホンからの音が無くなるわけなので、ゲーマーは気が付くし、ゲーム音に邪魔されずに呼びかけ声が通ることになる。


静かざわざわ少しうるさいうるさいミュート2秒間(うるさいが1秒間継続で発動)

センサーは5メートル離れた音でも拾えるこだわりの高感度である。

キーボードやマウスを打ち込む瞬間的な音では、ミュートが発動しにくい工夫もしてある。

設置位置で感度は調整できる。ゲーブルを伸ばして音源から遠ざければ感度は下げることが出来るだろう。

ゲーマー自身の声をメインターゲットとするか、呼びかけ声をメインターゲットにするかは、設置位置によって調整してほしい。

本体の大きさは片手で握って全部隠れるくらい小さいので設置場所に困ることはないだろう。両面テープで固定しても良いと思う。

例えば、呼びかけ声をメインターゲットにする場合は、ゲーマーから離れた位置に設置すればいい。

USBケーブルは付属しないので、別途データ通信のできるマイクロUSBのケーブルを用意いただきたい。一昔前のスマホのケーブルと同じである。

充電専用ケーブルを使用した場合は、ミュート機能が利用できないため、音量レベル変化だけ見れれば良いという人は充電専用ケーブルを利用するとよい。


※30分連続で音量レベル50%を下まわると、本体ディスプレイの表示だけOFFになるスリープ機能がある。それでもセンサー監視は常に行っているので、50%を超える音を検知すると、すぐに本体ディスプレイも復帰する。

(雑音により頻繁に50%を上まわってしまう環境では、ディスプレイの焼き付き防止のため未使用時はケーブルを抜いて本体電源をOFFにすることをおすすめする。)


※センサーで検知するのは音量レベルだけなので、PCへ音声は送信していないし、余計なアプリもないので、本機経由でのプライバシー漏えいやセキュリティを気にする必要がないのも安心な点だ。マイクミュートは行わないので注意いただきたい。

※取説は付属しない。使い方はケーブルをつなぐだけだから特に問題ないだろう。iOSやAndroidでは認識しないので注意されたい。