2019/08/01 14:00

こんにちは。

イズバ・現地スタッフのBereko Andreiです。アンドレイと呼んでください。よくアルビナと夫婦に間違えられますが、私はアルビナの叔父です。

▲趣味は彫刻とロックンロール。

福岡イズバにお越し頂いた際にはお会いする事もあるかと思います。あまり喋るのが得意ではありませんが、心の中では喜んでおりますので、会った時には“Здравствуйте! (ズドラーストヴィチェ) = こんにちは“とお声がけしてもらえたら嬉しいです。


31日現在(7日経過)、51人の方から773,000円(達成率60%)の支援が集まっています。本当にありがとうございます。皆様のご期待に応えることができるように、私はバーニャ造りを頑張ります。



今回はバーニャ(ロシア式サウナ)と一般的なサウナの違いをお伝えしようと思います。

バーニャとはロシア語で「サウナ」を意味します。ヴィヒタはロシア語で「ヴェーニク」。呼び方が違うだけで意味は同じです。

▲焼失以前のイズバのバーニャ室

日本の一般的なサウナは室温90℃~100℃ほど、湿度10%ほどの設定にしているフィンランド式サウナが多いかと思います。

日本ではこれに水風呂を設けて、温冷浴を行う独自の進化を遂げていますよね。これは立派な日本式のサウナの文化だと思います。

ロシア式バーニャは室温60℃~70℃ほど、湿度70%~80%ほどの湿度量で体感温度を高めていきます。

スチームサウナの激熱版だと考えて頂ければ良いでしょう。体感の温度は日本の一般的なサウナの100℃~120℃相当になるかと思います。

▲熱源はベチカ(暖炉)を用いた薪ストーブが主流

ロシアではサウナの後は日本と同じで水風呂と外気浴を行います。

ただし、気温は冬期は-20℃くらいになりますし、水風呂は0℃前後になります。

フィンランドでは外気浴がメインで、一部のサウナ好きは湖に飛び込むのが主流ですよね。

▲焼失以前のイズバの水風呂&外気浴スペース

ロウリュに関してはフィンランド式もロシア式も比重は同じくらい大きいです。ドイツではそこにアウフグースが加わります。最近では日本でもアウフグースを行う施設が増えてきていますよね。

ロシアはアウフグースではなく、ウィスキングが加わります。基本的には2束のヴェーニク(ヴィヒタ)を使って蒸気を身体に降ろしていきます。ロシアではウィスキングの重要度は高く、パリーシュク(ウィスキングマスター)と呼ばれる人達もいます。

▲日刊SPA【世界一熱いサウナ!? ロシア式“バーニャ”を独り占め】より転載

私は日本にいるパリーシュクの方々にお会いできる日がくるのも楽しみです。どうやら同じ名前のパリューシュクの方もいるみたいですね。

福岡でバーニャを楽しめる日を、もう少しだけ待っていてください。私も皆様にお会いできる日を楽しみに待っています。