2019/08/18 16:34

8月10日のブログより

 小泉進次郎氏と滝川クリステルさんの結婚の話がマスコミを賑わせています。
 クリステルさんが主宰する動物愛護団体「クリステル・ヴィ・アンサンブル」は2014年5月の設立ですから、同年3月に「青い鳥動物愛護会」と名称を変更した清水久仁子代表と、ほぼ同じ頃に活動のスタートを切りました。
 ヴィ・アンサンブルとはフランス語で「ともに人生を歩む」を意味し、ホームページにはこう書かれています。

 同じ価値の命がお互いに支えあう社会、共存・共生する社会の実現への願いを込めています。

  青い鳥の設立理念も同じで、ブログトップに「人と動物の共生」をうたっています。

  クリステルさんと小泉氏の結婚を知った時、「動物行政の将来に明かりが射した」と思いました。動物愛護団体の代表と将来総理大臣が期待される政界のホープ。お二人の結びつきに思わずガッツポーズが出ました。動物愛護後進国として非難されている日本をぜひ変えて欲しいですね。

 東京でクリステルさんが運営する有名な団体と、地方小都市の小っぽけな団体を比較するのはナンセンスなのですが、どうか聞いてください。

 ヴィ・アンサンブルも青い鳥もYahoo!ネット募金に登録していますが、寄付総額/寄付人数/継続寄付人数を比較表すると、青い鳥はヴィの数分の1しかありません。

 次に企業や団体からの支援ですが、ヴィ・アンサンブルには
これだけのスポンサーがついています。

 いっぽう青い鳥は個人のご支援者からのご寄付に頼っており
企業からのご寄付はまだありません。企業様にご支援をお願いしたいのですが人手がなく企業に出向く時間がないのです。

 新シェルター運営のために募ったクラウドファンディングも、無名の悲しさでしょうか思ったようには伸びません。

 何だかひがんでいるように聞こえるでしょうね。でもこれが地方の小さな愛護団体の実態です。しかも地方のほうが野良犬猫は多く、ボランティアさん等の人手も資金も必要なのに、それらは大都市に集中している・・・というねじれ現象が生じています。

 そして日本の動物行政の遅れと殺処分数の減少を動物愛護団体に頼って来た結果、私たちのような地方の弱小愛護団体はどこも資金繰りと人手不足にあえいでいます。

 ですが そんな厳しい状況でも青い鳥は「頑張っているんだ」と自らを励ましています。理事は無報酬で犬猫の命を救うために働き、会を設立した清水久仁子代表は、睡眠時間を削り 借金してシェルターを作り、結婚もせず「あいかつ」に全てを捧げています。

 滝川クリステルさんにはとても及ばないかも知れませんが、青い鳥をNPOにし、リーダーとして会を率い、ふるさと納税の指定団体に認定させ、殺処分ワースト3だった山口県で防府市の殺処分ゼロを達成し、それを3年半維持し続けています。

 人の価値は有名無名を問わず、どんなモノを所有しているかではなく、何をしたか、あるいは何をしようとしているかで決まるのではないでしょうか。それが「モノ」から「コト」への時代の本質です。

 どうか滝川クリステルばかりでなく、清水クニコにも力をお貸しください。活動面ではクリステルさんにも引けを取りません。