2020/07/25 18:00

インターンの佐藤夏海です。

いきなりですが、アクセスの日々の活動は、職員だけでなく多くのボランティアさんによって支えられています。私はインターンとしてアクセスに関わっていますが、それは私が「NPOで働くってどういうこと?」という疑問を解決したかったからです。じゃあ、ボランティアをしている方の動機は?

今回紹介するメッセージは、アクセスのクラウドファンディングを応援して下さっている方からのものですが、単純にある人がボランティアに参加する過程を知ることができるという点でも興味深いです。

また、彼が文章の中で挙げてくださっているTさんは、私にとってはいつもインターンで会う職員の方です(最近はリモートで会えていませんが)。今回、別の視点からTさんを知ることができたことも良かった点です。以下、アクセスで翻訳ボランティアをして下さっている中野英一さんからのメッセージです。

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「京都でボランティアがしたい」

私とアクセスとの出会いは、フィリピンと無関係のこんな変な思いから始まりました。昨年から、東京と京都の家族と別居婚を開始した私は、元々ボランティア好き。京都でもやりたいところ、東京在住の私には年に数日しか帰らない京都でのボランティアは、ハードルは高いものがありました。そんな中、「東京にいながら京都の団体で活動できるボランティア」として出会ったのが「アクセスの英訳ボランティア」でした。実は、この時もう一つ別の団体にも問い合わせをしていましたが、決め手は「スタッフ様の対応」それも「文章」でした。

スタッフTさんとは後にお会いしますが、最初は文章だけ。メールのやりとりだけでこんなにも人の心を動かせるような文章を書ける人、ビジネスならともかく初めてで、驚きというより衝撃的でした。後にメルマガでTさんの文章を読ませて頂き、東京で別のボランティアで中学生に国語や論文を指導している私は、「なんて論理的。教え子の国語の試験問題に出したいくらい。」と思えるような精緻な文章でした。Tさんの文章と丁寧な対応、これが「アクセスと私」の出会いを強固にした1点目です。

フィリピンに一度も行ったこともない自分が、次にアクセスに虜になったのは、昨年秋以降の私事でした。当時、両親が病に相次いで倒れ、病院の待合室で翻訳をしていたこともありました。介護は長期化し身動きが取れず、1月に京都に帰省し、楽しみにしていた野田さんとのアポもキャンセルせざるを得ませんでした。そんな時、クリスマスカードを訳していた私は、子供達の「(サポータさん)教会に行ってお祈りするよ」の言葉に涙することになります。親は入退院を繰り返し、精神的にも疲労、物理的にも身動きが取れずにストレスで限界の中、訳していた子供達の言葉がそのまま入り、(冷静に訳さないといけないのに)ついこみあげてきてしまったのです。これが「アクセスと私」の出会いを強固にした2点目です。

そして本年3月、念願の事務所訪問、待望していた野田さん、Tさん、始めスタッフの方々にお会いすることができました。野田さんのことはあえて私が詳しく語る必要はないでしょう。めちゃくちゃ魅力的な人、気遣いのできる方です。「アクセスと私」を決定づけた時でした。

昨年思いもよらなかった「アクセスと私」の出会い。今は心のオアシスです。そんなアクセスに来年ももちろん、私が10数年後、京都に住んだ時にも存続していて欲しい。だからこの苦難、共に乗り越えましょう! 頑張れアクセス、頑張れ野田さん!

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