2019/08/08 23:10

いよいよクラウドファンディングも残り2日となりました!

当初計上していた希望金額に到達する見込みは全くありませんが、たくさんの方からご支援を頂いたり、シェアしてもらったり、はたまた各地のイベント参加を経て友人も増えてきました。僕にとっては新しい扉が開けてきたような感覚です。
先々の出費を考えると不安を感じることもありますが、とても充実した日々を送ることができています。

先日の活動報告「映画祭について」に書いた内容からは矛盾してしまいますが、FREEDIMはワールド・シネマ・ミラノ映画祭と北京映画祭での招待上映を受けることに致しました。
ミラノの映画祭への上映を決めた理由は、1週間以上に及ぶ会期で開催される大きな映画祭であること、ヨーロッパを中心とした映画市場でさらに大きな露出を見込めることが理由です。
北京映画祭での上映を決めた理由は、これまでは米国の10の大手映画会社を除く会社の作品にとって閉ざされていた中国映画市場への道が、昨今ようやく開かれたとの話を受けたためです。「自由と愛」を訴え、人の意識にメッセージを届けるこの作品を、一党独裁の共産主義の国で上映することが可能なのかどうか、半信半疑ではありますが・・・

現在、世界各地での映画館配給とオンライン配給のお話をいただいていて、今後どうなるか楽しみでもありつつ、資金面が不足しているために国際弁護士に相談することが不可能な上、日本では海外への映画配給に詳しい人に出会うことが全くできていないので、まさに一寸先は闇の状態です。
でも「やらない」より「やって」後悔する方がマシ!という前向き?投げやり?な考えで挑戦をするのみです!

石巻の少年とのLineトーク

話は飛躍しますが、ここで表題の「38歳で夢を追う」に触れます。散々僕の夢については書いてきたので、今更ここで語るつもりはなくて、僕の大事な友達の話です。

僕が石巻で生活をしていた頃に住居のプレハブが置かれた地域で出会い、まるで自分の子供のように可愛がってきた少年が、去る8月3日バレーボールのインターハイで全国準優勝という偉業を成し遂げました。しかも決勝戦で彼の名前が連呼され、ひとりで20得点以上を獲得するほどの大活躍でした。

「本気で夢を追いかければ、どうにかなるんだ。」と、38歳の僕が17歳の子に改めて教えてもらえました。震災後の大変な環境の中で毎日一緒に過ごしていた日々の記憶が大きく成長した彼の勇姿と重なり、嬉しくて涙がこぼれました。そして、38歳になっても未だ夢を追い続けて、苦戦している僕にとっておおきな後押しとなりました。ここでご支援してくれている皆さんは別として、日本では夢で飯を食うことを応援してくれる人はとても少なく、時に非難の対象となる存在なのです…

僕はまだまだ夢の旅路の途中ですが、かつて見ていた夢に少しずつ近づいていっています。そうするとまた新しい夢が現れて、目の前の電柱は更に遠くに据えられるものですが・・・

ということで、クラウドファンディングは残りわずかですが、映画の国内上映と世界展開はこれからも続きます。そして、石巻の震災後の人間模様に長期密着している僕の次回作品は、さらに大きな舞台へと羽ばたくでしょう。

今後も活動報告を時間の許す限りで書いていくので、引き続き応援よろしくお願いします!