2020/02/11 19:20

ピカチュウの塗り絵に「えほん ありがとう」のメッセージ。

真ん中に幼い5人の子どもの写真が貼られています。

左端の男の子は、贈られたばかりの絵本
『おじいちゃんのまきストーブ』を掲げてくれています。

すてきなお礼のメッセージ。うれしく思います。

ですが、ふつうのお礼メッセージとは、
一つだけ違う点がありますね。

3人の女の子と2人の男の子。全員が背中を向けています。

きっと笑顔なのだと思いますが、
その笑顔が見えません。

残念ですが、これが、児童養護施設の実態です。

もちろん、批判をしたいのではありません。

児童養護施設は、以前は「孤児院」と呼ばれていました。

しかし現在は、孤児は少なく、
親はいるが養育不可能になったために、預けられている場合が
圧倒的に多いのです。

中でも、家庭内暴力、虐待のため、

実の親から離れて生活をせざるを得なくなった
児童の割合は年々増加しているそうです
(2013年2月の調査では59.5%)。

こうした事情もあり、
子どもたちの笑顔を公開しない方針の施設が
ほとんどのようです。

わたしは素人の部外者ながら、
施設長さんをはじめスタッフのみなさんのご苦心を
お察しいたします。

みなさん、尊いお心とお金を、
文屋に託していただき、ありがとうございます。

おかげさまでこうして、
全国の599軒すべての児童養護施設に、
贈ることができました。

全国の子ども病院からも、
ぞくぞくとお礼状が届いております。

文屋では、今、編集中の
「平和の大使」プレム・ラワットさんの
「呼吸と心の平和」をテーマにしたご著書についても、

寄付本プロジェクトを始める用意をしています。

こんどは、クラウドファンディングではなく、
文屋の公式サイトでの公募の形式です。

もし、趣旨にご賛同くださるときは、
また、歩みを共にしてください。

ようやく春ですね。
みなさん、すてきな日々をおすごしください。

感謝、いっぱい、込めまして!

文屋 木下豊とスタッフ一同より