2011/07/08 19:50
7月6日、宮城県登米市津山町で製作しているちゃぶだいの状況確認と、避難所の状況把握に行ってきました。津山町は津波被害の大きかった南三陸町から内陸部にわずか5kmに位置し、多数の方が避難されています。ちゃぶだいを津山町近辺に避難されている方、特にこどもの多い避難所で使って頂きたいと考えています。

工場で確認をした後、津山町若者総合体育館に向いました。この体育館には南三陸町から約80名が避難されてきています。こどもも約15名が避難生活を送っているとのことでした。
本物の杉材で製作されているちゃぶだいのことに、とてもに興味をもってくださいました。段ボールで仮設的につくられたテーブルがあるとのことでしたが、避難生活が長期化する中で段々と使えなくなっているようでした。そして避難所の真ん中にちゃぶだいを設置してはどうかと提案してくださいました。

その後、南三陸町の戸倉小学校、中学校が学校ごと移転している旧善王寺小学校を訪れました。戸倉小学校は、津波により校舎の3階まで浸水するなど壊滅的被害を受けました。震災当日は学校裏手の神社で1年生から4年生までは社内で、5、6年生と大人は外でたき火をして一夜を過ごしたそうです。現在校舎は戸倉小学校、中学校が使用し、体育館は避難所となっています。
体育館は4世帯の方が避難されています。同じ南三陸の集落の方同士で、とても仲の良いご様子でした。仮設住宅へも一緒に移転されたいそうですが、現状ではなかなか難しいそうです。このうちの1家族はお子さんが戸倉小学校に通われているそうです。

現在ちゃぶだいは改良を重ねており、できるだけ早く避難所にお届けしてこどもたちやお年寄り、みなさんのコミュニティの中心になって欲しいと思っています。
ご協力を宜しくお願いします!

詳細はこちらでも紹介しています→
http://www.creativeforhumanity.com/chabudai/1272/