2019/06/29 08:30

タイトルは学習用ボードゲーム4となっていますが、ボードゲーム案4の話ではありません。ボードゲーム案1よりも前に手をつけているのでボードゲーム案0と言えるかもしません。ただ、ゲーム理論の題材を複雑にしたものがベースになっているので、ボードゲームとしてまとまるかはわかりません。

その元になっているものですが、手持ちの1980年代の資料に紹介されているものです。囚人のジレンマなどにおける利得表が本来は150枚ほどあったらしいのですが、手持ちの資料には最小限くらいの数枚のみが紹介されています。また、これも数ヶ月間検索したのですが、古い資料を古い文字認識ソフトでデータ化したらしきものしか見つかりません。データ化がいい精度で行われていたなら、手持ちの資料よりもいいものがあったのかもしれません。しかしうまくデータ化されていないので、どうやら手持ちの資料が一番まともな残存資料かもしれません。

そういう状況で、手持ちの資料のみで遊ぶことも可能ではあると思いますが、そこからさらに発展させたものがボードゲーム案0となります。手持ちの資料のものをボードゲーム案0A、それを発展させているものをボードゲーム案0Bと呼んでもいいかもしれません。

ボードゲーム案0Aは150枚の利得表が失われているため、150枚を復元するのは無理か、近いものであってもかなり難しい状況です。そこで150枚の復元は諦めて、状況の設定に変更を加えたものがボードゲーム案0Bです。

ただ、目的がゲーム理論に関係した例題としてのものですので、ボードゲーム案と呼べるかは微妙かもしれません。扱い方次第で充分にボードゲーム案と呼べるとは思いますが。試してはみたところ、講習会の課題としては普通に囚人のジレンマかそれくらいの題材が適しているように思います。ですので、むしろボードゲーム案として作って行こうという方向にはなっています。

ボードゲーム案0Bの利得表はとりあえず作ってあるので、テストを通じて利得を修正し、また説明をまとめる段階にあります。ボードゲーム案0Aは、本来のごく一部とはいえ利得表はあるので、テストを通じて説明をまとめる段階にあります。

ここで問題なのが、どちらも利得票が何枚かあるので、テストを簡単に済ますことができないという状況です。

ボードゲーム案0に限りませんが、ゲームとしてのテストが重要ですが、それにはテストプレイヤーと時間が必要です。いくらかなりとも具体化した案が増えたこともあり、微妙にこのあたりが問題になってきています。これは作業が進んできているということでもありますが、アンプラグド・プログラミング・パーティ@大月のメンバーおよび小林のリアル友人の範囲だと全部をテストするのは難しいかもしれません。どれも中途半端になるより、このあたりで一部のご支援へのリターンとするものをどれにするかを決め、それに対してとくに注力するかを決めた方がいいくらいの状況になっているのかもしれません。ただ、どれがリターンとして受けがいいのかが悩ましいところではありますが。