2019/10/15 17:02

クラウドファンディングに挑戦して二週間ちょっと、約半分の期間が過ぎました。
たくさんの方から多くの支援と温かなメッセージをいただき、たくさんエネルギーとなっております。
古民家の改装は思った以上にやることがあって、工事を進めるたびに処分しなくてはいけない物や、なかなか手強い清掃などが出てきます。
先日の天井裏から掃き出した砂だけでも30kgにもおよびました。よく天井が保っていたな、と思う量です。
でも遅れながらも確実に綺麗になってくる日本の昔ながらの建築に、やはりこの場所で良かった、との思いも強くしています。まだ改装途中で綺麗な画像をあまりお見せできないのが残念ですが、手伝ってくれる方や、活動を支援、応援してくださる方々のお陰で、この場所は出来上がっていくんだと、日々感じています。
まだ、こんな感じでとっちらかっていますが、完成へ向け入り口に掛ける暖簾も染め始めました。
名古屋がある濃尾平野の西、岐阜県と滋賀県境に伊吹山という山があります。冬になると伊吹おろしと言って日本海側の冷たい風が吹き降りてくる山です。その山や周辺に自生する「伊吹刈安(近江刈安)」を煮出し、染織家の方たちに手伝ってもらいながら、暖簾を黄色くしています。
この植物は奈良時代の正倉院文書にも染めの材料として出てくるそうで、古くから使われてきた物だそうです。
古民家のあるこの場所や経てきた時間を考えた時、この植物で染めたいと思いました。
陶芸教室を作るのに、こんなことにこだわる必要があるのか、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
僕は美術というものは、ただ美しいとか美しくないとかだけではなく、文化として人々の生活や意識、風土や時代、そういった物が全部その中に溶け込んでいて、もちろん作った人の思いなども、そういった全部が時代や地域や国籍を超えて伝わっていくものであれば、と思って活動しています。

今週、中国の景徳鎮という焼き物の街で開催される、「陶渓川アートフェア」というイベントに招待いただいたので、展示作品などを持って五日間ほど中国へ行ってきます。今年は世界中から百数十人の陶芸家が集まるそうです。日本からは十数人。その間も、名古屋と岐阜では仲間たちが、とてもたくさんのタイルを製作したり、施釉したり、屋根の上につけるサインを作ったりしてくれます。

趣味としての陶芸でも専門的な陶芸でも、文化や思いを背景として持つ物なら差はないと思っています。
「橦木町(しゅもくちょう)アトリエ」という場所で、たくさんの方に陶芸を通して、美術全般の良さや、文化というものの大切さや面白さを感じてもらえる場所にしたいと、強く思っています。

長くなりましたが、あと二週間ちょっと、引き続きご支援いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

また末筆ではありますが、台風被害に遭われた方々が、一日も早く日常を回復されることを祈っております。


宮部友宏

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