2019/07/24 13:56

初めまして、株式会社イノカCTOの栗田です。イノカではソフトウェアからハードウェアまで色々なものを開発するお仕事をしています。他のメンバーは普段から記事を書いているのですが、僕はなかなかそういった機会が無いので、拙い文章になってしまうと思いますが、優しく見守ってください笑


では、そんな僕がどうして筆を執ったのかと言うと、このプロジェクトに対する想いを皆さんに伝えたかったからです。


まずは、このプロジェクトをしようと思ったきっかけについてお話ししたいと思います。先日、沖縄に行き、サンゴの産卵の瞬間に立ち会ってきました。

サンゴの産卵に立ち会った記事はこちらです。

https://note.mu/takakurayota/n/n818ec28c9aa4


その時に感じたことが二つあります。一つはこの感動を世の中の人に伝えたいサンゴのことを知って欲しい、と思ったことです。日本は海に囲まれた島国で、海からのたくさん恵を享受し、寿司がそうであるように独自の文化を創り出してきました。サンゴ礁からも多くの恵を受けています。

それにもかかわらず、義務教育から始まり、大人になるまでサンゴのことを学ぶ機会はほとんどありません。サンゴという言葉は知っているが、サンゴについて知っている人は少ないと思います。そういった人が海の豊かさを守りたい、サンゴ礁を守りたいと思うことは難しい感じました。

では、サンゴのことを知り、サンゴのことを学ぶ機会を僕たちが世の中に提供したいと強く思いました。


もう一つは可能性です。イノカは飼育に長けたアクアリスト、ものづくりに長けたエンジニアで構成されたチームです。実際のサンゴ産卵の設備、論文を見た情報を精査すると、完全閉鎖環境の水槽内でもできるのでは無いかという仮説が生まれたのです。

海外の論文には水流、水温、ライトが重要だとの記載がありました。また、サンゴ産卵の設備は掛け流し海水(水流はほぼ無し)、LEDライトを使用していました。このことから、サンゴの産卵に必要な要因は水温や水質では無いかという仮説が生まれました。そこで、弊社のIoTの技術を用いて、仮説検証を行えると思いました。


弊社で開発したIoTドローン(遠隔地から操作可能で、ライブ配信を行える)



そして───

他のメンバーの想いも同じだったようでプロジェクトを立ち上げました。


このプロジェクトを成功させると、水槽内でサンゴの産卵が可能になり、より多くの人にサンゴの素晴らしさ、大切さを伝えることができます。僕たち大人はもちろん、子どもたちにもそのことを伝えたいと考えてます。そして、海やサンゴ礁を守るといった行動を自ら起こせるような人達が少しでも現れることを祈っています。


少しでも共感した、応援したいと思った方は支援していただけると幸いです。

以上、読んでいただきありがとうございました。