2019/07/28 17:41

○イノカとの出会い

初めまして、イノカの河野と申します。今回イノカメンバー全員がそれぞれのこのクラウドファンディングに対する思いを語っているのですが私がトリで書かせていただく事になりました。最後まで読んで頂けたらと思います。


まずは少し自己紹介をさせて下さい。

私はイノカのチームに活動しており、システム開発やデザインを担当しています。

実はチームに入る前は約1年間、都市銀行に勤めていました。しかし、様々な思いから退職を決断しました。その際に中学・高校の同級生でもあった代表の高倉と話す機会があり、イノカのことを知りました。自分が好きなアクアリウムで会社を立ち上げるほどの熱量を持った人間と仕事ができること、自分の考えやアイデアを形にする場があることに魅力を感じイノカのチームに入りました。


○サンゴを知っていく中で感じたこと

そして4月実は私は今年の4月、イノカに入るまでサンゴのことを何も知りませんでした。

当然偽物のサンゴか本物のサンゴかを見極める事もできませんでした。ましてやサンゴが動物である事すらもしっかり分かっていないような状態でした。


しかし、イノカに入ってからは沢山の水槽を見る機会がありました。そして主に弊社のCAOである増田からサンゴを中心に水生生物について教わる機会も沢山ありました。

「サンゴといってもいろんな種類がある」「サンゴは褐虫藻と共生している。」「サンゴは蛍光タンパク質を持っており、紫外線を当てると光る」「サンゴの白化と白骨化は別のものだ」などこの短期間で数多くのことを教わりました。

その結果、サンゴという不思議が詰まった生体の魅力にどんどん引き込まれていきました。サンゴを眺めることが楽しくて、特にポリプ(サンゴの個体)をじっくり観察する時増えていきました。



○沖縄で本物のサンゴを見た時に感じたこと

さらに、そのサンゴへの思いが強まった出来事がありました。それはチームメンバー全員で沖縄に行ったことです。サンゴのことを何も知らなかった私は当然、自然界のサンゴも見たことはありませんでした。その中でCAO増田が「本物のサンゴを見せたい」と言ってくれ慶良間諸島のサンゴ礁を見に連れて行ってくれました。


本物のサンゴを見た時に衝撃を覚えました。「きれい」という感情も当然感じましたが、正直な話それ以上に「大きなサンゴがめちゃくちゃたくさんある・・・!」という感情の方が強かったのを覚えています。普段水槽の中でしか見たことのなかったため、サンゴが視界の端から端まで広がっていること自体に圧倒されました。そこでサンゴはポリプなど細かいところを見ても楽しいし、サンゴ礁として様々なサンゴが集合しているところを見るのも楽しいということを感じました。


○このクラウドファンディングを通して伝えたいこと

このクラウドファンディングの内容からは少し逸れてしまいましたが、上記がこの数ヶ月間で私が体験した出来事です。そして、今の私の気持ちは「サンゴにはたくさんの魅力があることをみんなにも知ってもらいたい」ということです。

子供の頃から気候変動など様々な要因で、世界からサンゴ礁自体が無くなっていくという話は聞いており、ぼんやりと何かできることはないかなと考えることも多くなりましたが、まずはサンゴのことを知ってもらうこと・興味を持ってもらうことが大事だと考えました。


今回のクラウドファンディングで、私たちは世界でも成功例の少ない閉鎖空間でのサンゴの産卵に挑戦をします。この少し変わった挑戦をきっかけに「サンゴって産卵するんだ」「サンゴって面白い」と思う人が少しでも増えたら良いなと感じます。自分達だけでサンゴ礁の未来を救おうといった大それたことは言えませんが、少しでも多くの人がサンゴに対して関心を持ってくれたら、それだけでも少しづつでもサンゴ礁の未来は良い方向に変わるんじゃないかなと思ってます。

みなさんの支援がこの挑戦の支えになります、ご支援の程よろしくお願い致します!