2019/08/17 22:12

こんにちは、『青い』監督の鈴江誉志です。


なんだかんだで3回目の更新ですね。

いつも見てくださるみなさんありがとうございます。


撮影時のお話は前回ちょこっとしたので、

(詳しくはバックナンバーを見てください)

今回は各キャストさんの個人的に好きなシーンなんかに触れたいと思います。



まずはこちら。



丸本拓永さん演じるレンの、終盤のとあるシーン。


セリフのあるシーンの撮影はここが最初だったのですが、

本当にめちゃめちゃ良かった!


丸本さん自身、活動日誌#2でも触れていましたが、

(▽「写真部活動日誌」#2/丸本拓永

https://camp-fire.jp/projects/177736/activities/90723#main )

演技に相当苦手意識があったみたいで、

かなり悪戦苦闘しまして、、、

僕自身、撮影前に結構厳しく演技指導していたのですが、、、

このシーンを撮った時に「あぁ大丈夫だな」と確信しました。


『青い』はクレジット的にレン(=丸本さん)が1番手ではあるのですが、

実際はハヤト(=風見さん)主体で話が進んでいくんです。

観た方の中には多分違和感を覚える人も多いと思うのですが、

じゃあなんでレンが1番手なのかというと、このシーンが1番の理由でして。

この作品を通して僕の伝えたいことというか、大事にしたいことが詰まったシーンだったので、

本当にこのシーンの撮影が上手くいってとても安心しました。

ぜひお楽しみにしていてください。



続いてはこちら。



風見慎乙さん演じるハヤトの序盤の方のシーン。

(30分ver.にはありません。)

レンとアスカのちょっとふざけた会話を見つめるシーンなのですが、

風見さんはとにかく表情の演技が上手いです。


台本にも「何かを思うハヤトの表情」って文字が結構あって、

(ほんとざっくりしてますね。笑)

これはカメラを通してしか確かめようのないというか、

読み合わせでは練習しようのないことなので、

一応の感情だけ説明していざ本番という、かなりぶっつけに近い形での撮影だったのですが、

繊細な表情作りが上手いなと思いました。


僕が思うにの話ではあるのですが、、、

風見さんとハヤトはなんとなく物事の感じ方が似てるような気がします。


ハヤトの気持ちが分かるからなのか、ご自身も経験したことがあるからなのか、そこは僕は分かりませんが、、、

喜怒哀楽だけじゃなくてもういくつか感情があって、

その混ぜ方やさじ加減がとても上手くて、

自分にも演技にも嘘のつけない、どこか本音が見え隠れする不器用な姿がハヤトくんに似てるなと思いました。

ハッとさせられる表情の数々を早く観てほしいです。

(Full ver.にはそういうシーンが多いです。)



続いてこちら。



海で撮影をするユミコテラダンスさん演じるアスカの一幕。


このシーンは、「適当に撮影大会してくださーい」というざっくりした指示のもと、

各々アドリブで自由に撮っていたシーンなのですが、

ユミコさんの初めて見る表情だなと思いました。


カメラに夢中になっている表情もそうなんですが、

この後の表情が個人的にとても好きで、、、、、

ここは本編のお楽しみです。笑

できれば載せたくない!ってくらいとても好きです。


3人が写真部でどんな生活を送っていたのか、

このシーンくらいでしか描かれていないのですが、、、

掴みどころのないアスカのどこか素が見えたような、

でもわからない感じが僕はとても好きです。

ユミコさんにオファーして良かったなと、完成版を観て心から思いました。


撮影終了後の写真がありました。



がおーポーズ。


撮影時はとにかく時間に追われていて、

キャストさんにとってもスタッフにとってもあまり良いものではなかったと思うのですが、

完成版はすごく良いなと思って。

ここから恩返しができればいいなと思ったのを覚えています。


とはいえ、このクラウドファンディングもそうですし、

僕以外のみなさんの力を多大にお借りして、たくさんのご迷惑をお掛けしてしまってはいるのですが、、、


色々な場所で上映されて、色々な感情を色々な人と共有したいなぁと今は純粋に思っています。


結局なんだかまとまりませんが、、、


僕にとって間違いなく大事な作品だと心から思っています。

ぜひ観てください。そして感想を教えてくださると嬉しいです。


日に日にご支援が増えて、

沢山の反応をいただいて、、、

ありがたいなぁという気持ちが日に日に増しています。

ただの学生映画にこれだけ想いを寄せていただいて幸せ者です。


ということで、気づけばかなり長文になってしまいましたので、

本日はここら辺で終わりにしたいと思います。


最後まで読んでくださったみなさん、ありがとうございました。

ではでは。

鈴江誉志