2020/09/23 22:31

パトロンになってくださった皆様、こんにちは

第一回目のイミゴンゴ展@東京開催の実現にお力を貸してくださった日から一年が経ちました

その節は本当にありがとうございました
感謝のことばが見つけきれないほど
こころから感謝申し上げます

日本にまだあまり入ってきていない
遠い国ルワンダのとある丘の上で生み出される伝統アートが
東京に一挙に並ぶことができたのは、疑いようもなく皆様が背中を押してくださったおかげです


あれから一年


「イミゴンゴ」というものは一体なんなのか、終わりなき調査活動を続けております



感染症の波は例に漏れずルワンダにも押し寄せました
3月半ばから5月半ばまでのロックダウン
「外出は必要最低限の買い物や病院、薬局などに行く場合のみ」
と比較的厳しい制限がありました

それまでマスクをつける習慣など全くなかったルワンダでも着用が義務化され
見たことのない街の景色を目にすることになります

少しずつ外出制限が緩和になるも都市間移動が禁じられていたりと
ルワンダの端の端にあるイミゴンゴの工房に訪問できない日々が
約5ヶ月続きました


こんなにいい天気を横目に自宅滞在の日々


そしてようやく移動が解禁になり、バスに乗って作り手のおばあたちに会いに行きました



再会の日 どんなに山でもマスク着用 / 外したらソーシャルディスタンス、と。


あまり外人が行き来するようなエリアではないので
当初は彼女たちがアジア人(の私)と関わっているのを知られたら、周りから嫌がられたりするかもしれないと、訪問まで様子を伺っていました

そのことを漏らすと「な〜に言ってんのよ〜!!とりあえず顔見せに来なさい!」

と、まるで言葉で背中をバシッと叩かれたような気分になり
いつもそうやって目の前を晴らしてもらっているのです


「ロックダウン中、大丈夫だった?」と聞くと

「なぁ〜んにも変わらない、いつも通りよー。ラジオではどこの国で何人感染、どこの国で病院が大変なことになってると言ってるけど、ラジオ消しちゃえば、ここにあるのはいつもの生活だけ」と。


手と目が届く範囲、触れられる範囲で暮らすということ


遠くの知らない場所で起きていることに気を取られて不安になるよりも
ここにいるヤギの世話をして、庭のバナナを収穫して、掃除をして、料理をする

地面と密着しながら生活している彼女たちの強さが
あたらめて浮き彫りになる機会でした



自粛する気ゼロ じゃんじゃん実をつける街路樹のアボカド



前置きが長くなりましたが、そういうわけで活動再開が叶ったので

今回は神戸にてイミゴンゴ展を開催いたします



【ルワンダ伝統牛糞アート イミゴンゴ展 imigongo kobe】

日時:2020年10月29日(木)〜11月3日(火祝)
   11:00〜19:00 (最終日のみ17:00まで)

会場:フローラ アーティスト ギャラリー
   兵庫県神戸市中央区山本通1-7-9 ブーミン北野1F
   三ノ宮駅から徒歩9分(北野坂沿い)

google map:https://goo.gl/maps/SJQ5zkh8yjTpdqZP7

入場:無料

※十分な空間を確保するためにご予約優先です
▼ご予約はこちらから▼
https://imigongo.peatix.com/

展示会ページはこちら
https://imigongoanywhere.com/exhibition/imigongokobe/


静かに沼にハマりたい方、お待ちしております




知れば知るほど、知らないことが増えていくイミゴンゴの世界

最近は、かつて使われていた自然顔料のクエストも行っております
(山に登ったり、穴に入ったり、掘ったり、潜ったりしています)

https://imigongoanywhere.com/2020/09/08/colorsofimigongored/

白の自然顔料を追いかけてたどり着いた粘土




このように活動を続ける原動力を与えてくださったパトロンの皆様には
改めまして心からの御礼を申し上げます。



加藤 雅子 / masako kato