2017/02/11 11:04
【クラヤミレコードまであと12日!】

東京の部屋にこもってクラヤミレコードを追求する日々…。
音楽を操るつもりが、最近音楽に飲まれている気がする…。

これじゃいかん!!!

クラヤミレコード支配人は、金曜日勝手にプレミアムフライデーを先取りし旅に出ました。(ヤミレコプレミアムフライデー割引あります)。
行先は雪国。

大雪のため空港上空で1時間以上も飛行機が旋回し、
2度着陸をやり直すジェットコースター状態でグロッキーになりつつ
やってきた雪国。
あらゆる音を吸収する雪国。
なぜ、雪国なのか。

私の初めてのクラヤミ体験は、雪国でした。

幼稚園の時行ったスキー合宿。
暗くなってから、お兄さんたちと雪を投げ合い遊んでいると、
突然目の前が真っ暗になりました。まるで突然電気を消されたかのように。
聴こえるのは、遊びまわる子供たちの声だけ。
雪の球が顔にあたって、崩れ落ちる。
冷たい耳がもっとひりひりと感じる。


怖くなって叫び声をあげると。

「ユキメだ!ユキメだ!」

だれかが騒ぎ出し、引率の先生が飛んできて、手を引かれ室内に戻り、
しばらくしたら見えるようになった記憶があります。

いまでも、あの体験がなんだったのかよくわかりません。
大人になって調べてみると特に「雪目」という目の炎症でもないようです。
子どもらしい記憶の混同、夢だったのか、と思うときもあります。
しかし、確かに雪の中で視界が真っ暗になるあの体験だけは、覚えていて、嘘だったとは思えないのです。

一瞬訪れる、闇の中の子供たちの嬌声。

それが私をこの仕事に導いたのかもしれません。