2019/08/10 12:17

絵本の大まかな内容です。

(タイトル)
くさぬき よいしょ
(2-3頁)
学校で草ぬきをしたよ
花壇の草をぬいたよ
ちっちゃな草を ひとつひとつ
つまんでぬいたよ
春にはチューリップが咲くといいな
夏には大きなヒマワリが咲いて
秋にはコスモス
イモ掘りもできたらいいな
校庭の草もぬいたよ
大きな草は
みんなで 「よいしょ」 とひっぱってぬいたよ

(4-5頁)
おかあさん 何してるの
畑の草刈りよ
鎌でくさを 刈っているの
小さな草は ざく ざく
大きな草も ざくっ ざくっ よいしょ
手を切ると 危ないからね
子どもは 使わないでね

刈った草は 積んでおくと
生き物の豊かな よい土になり おいしい野菜が育ちます
とまと に なす に きゅうり
スイカ に あまいあまい メロン
おいしく できますように

(6-7頁)
おとうさんは
ブーン ブーン
草がどんどん 飛んでくる
危ないから はなれていなさい
ブーン ブーン
石も土も 飛んでくる
エンジンのついた 草刈り機
お父さんは 安全メガネをかけているから 大丈夫
はやい はやい
いろいろな 草の散髪

(8-9頁)
おじいさんは どこにいるの
薬の入った タンクを 肩からかついで 何かまいている
魔法の薬さ
こうやって まいておけば
しばらくすると 枯れていく
ほらねっと 向こうの土手を 指さしました
大きな草も 小さな草も
真っ茶色に 枯れています
らくちん らくちん
すごーい 魔法だね

(10-11頁)
そこに おかあさんが やって来ました
「 おじいさん 除草剤はまかないでください お願いします 」
もしも 家族が 病気になったらと考えると 心配です 」

「 だいじょうぶ ちゃんと日本の国が
安全だ 使ってもいいと 認めてくれている 薬だから
基準を守って 使っているから 安全さ
テレビでも 宣伝しているし 」

「 グリホサート という成分から できている 除草剤には
世界中で 発がん性の 疑いがあると いわれているのです
この除草剤を使って がんになったと 補償を求める裁判が たくさん起こされているそうです
使用禁止や これから禁止にしようとしている 国もたくさんあるそうです
しかし 日本では 国の方針と反対のニュースは ほとんど取り上げられません
命にかかわることは 本当のことを わたしたちは知りたいのです 」

(12-13頁)
おじいさん
むずかしいことは わからないけれど 魔法はね
魔法を使うと かわりに何かを 差し出さないと いけないの
大切な何か
大切なものは 失いたくない
おとうさんだったり おかあさんだったり おじいさんだったり
それが ぼくの わたしの命のひとかけらだったら どうしよう
そうなったらと 考えたら 悲しい 苦しい

草たちも 立ったまま 枯れていき くやしそうだ
虫たちも お家と 食べものを失い 去っていく
草も 虫も みんなが 苦しむんだ
魔法使いだけが 遠くで 笑っている気がする

(14-15頁)
お昼ごはん に しましょう
おとうさんが刈った 草の上 いろんな草が 生えている
畑でピクニック ピクニック 楽しいね

おかあさんは 安全が 何かは わからない
みんなが 健康でいて欲しい
いのちを いちばんに考える心 (価値観) それが安全だとおもいます。

安全は 目に見えないものだから 国のえらい人たちが
魔法の薬に 基準をつくって 使ってもよいことに しています
他人の命よりも 経済や お金もうけが 大事と 考えている 人たちです

使った薬は 食べものの中にも はいってきて いっしょに食べてしまします
ほんの少しでも 原因のわからない 身体や心の病気を ひき起こす
もとになるかも知れません

お野菜 食べもの 飲みもの お菓子 
みんなが 健康であってほしいと 願いをこめて作った 食べものは 
きっと からだにやさしい