幻想曲《甑岩》

いくつも問い合わせがありましたので…笑
こちらで書き記しておこうと思います、甑岩の読み方。


その前に…
クラウドファンディングで挑戦している２つのプロジェクトの内容は、私が今まで歩いてきた軌跡を辿るようなものです。お世話になった全ての方々に感謝の気持ちを伝えるためにも、そのような内容にしたいと考えていました。


いま私は、大学院を出て、社会の中で「音楽家」として、新たな世界を生きています。
好きなことを職業にすることができ、そのことに対しての幸せも感じています。


しかし、まだまだ若手のフリーランス音楽家。
与えられた仕事をこなすことに必死になっている時期もありました。もちろん、社会に対してできることは限られています。私自身が社会のために「何かを作り出す、創造する」ということは、とても難しいことです。


ですが、そんな自分に満足してはいけないと思っています。
私がここにいる理由、そんなことを考えていった時に（書くと長くなるので割愛しますが…笑）最終的に行きついたのは、日本人の音楽家として、トランペットを演奏している理由は何なのかということです。


中学校の吹奏楽部で出会ったトランペットという楽器と、17年共に過ごして感じていること、表現できること、それを社会に向けて発信したい。そのためには記念すべきリサイタルで、日本と関わるものを題材とした委嘱作品を演奏したい、と考えるようになりました。


幸いにも、大阪教育大学大学院の同級生に作曲家の友人に、私のルーツともいえる兵庫県、神戸市や現在の地元、西宮市にまつわる伝説などを音楽として表現できないかというお話をさせていただくことができ、その結果、兵庫県の西宮市にある越木岩（こしきいわ）神社のご神体、甑岩（こしきいわ）にまつわる磐座（いわくら）伝説を題材にした幻想曲を依頼することとなったのです！


歴史を振り返ったときに息づいている、その土地の風土や人々の暮らし。
そして、古来から現在まで繋がっている信仰や祈りを、新たな曲を通じて表現することができたらと考えています。


ということで、委嘱作品の名前は…幻想曲《甑岩（こしきいわ）》です！
この作品も、製作するCDに収録する予定です。まだ録音はできておりませんが…笑


みなさま、どうぞ楽しみにお待ちください(^^)/

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