はじめに・ご挨拶

閲覧いただきましてありがとうございます。私たち伏見百景編集委員会は、京都市伏見区役所が主催する『ふしざく(ふしみをさかなに、ざっくばらん)』の活動チームのひとつです。

伏見百景編集委員会は、歴史と文化に彩られた伏見の風物を写真に収め、写真資料集「伏見百景」を2020年2月に刊行するため、2018年より活動を行っています。

このプロジェクトで実現したいこと

地域の歴史を写真資料として残し、次の世代に伏見の風物を伝えていくことです。
本書を刊行の際には、伏見区内の小中学校全校・公共図書館に寄贈いたします。

プロジェクトの趣意(「伏見百景 刊行趣意書」より)

京都市最多の人口、28万人が暮らす伏見。京都市民のおよそ5人に1人が伏見区に暮らしています。今年、令和元年2019年は京都府伏見市が誕生して90周年。そして2021年には、伏見市が京都市と合併して『伏見区』が誕生して90周年を迎えます。

伏見は時代ごとに『歴史のターニングポイントの舞台』になり、幾多の波乱万丈の時代を乗り越えてきた歴史があり、当たり前のように歴史を伝える建物や遺構、そして受け継がれてきた行事や伝統文化が点在していますが、28万人もが暮らす広い伏見にひとつも歴史資料館が無い事情もあって、誰も容易に、一同に伏見の歴史や文化を学ぶ事が出来ません。

いま『当たり前のように見られる姿は、全てが歴史の生き証人』で、これらは先人達が受け継ぎ、苦労して繋げて来た『伏見の貴重な歴史的財産』です。
『当たり前のように存在している伏見の歴史の姿』を受け継ぐ我々も、先人達と同じように毎日新しい歴史を創造しているわけですが、果たして全てを未来に継承する事が出来るでしょうか。
多発する自然災害、高齢化や人口減少による担い手不足、経済情勢が読めない将来。
『伏見の当たり前の姿』が保全されず、いつの日か忘れ去られ、また消えて無くなってしまうかも知れない事に危惧を感じています。

京都駅を境になかなか関心の目が向けられない京都市南部の伏見。
2021年度に文化庁が京都市に全面移転し関心の眼が益々京都に集まります。また同じ年に伏見区誕生90周年を迎える今、京都市が観光面で周辺への分散化を提唱する中、京都を訪れようとする人達にこの写真集が伏見へ誘導する手掛かりとなる事や、また伏見に暮らす人達、特に次の時代の担い手となる子供達には、町の誇りの再発見と郷土を大切にする気持ちが芽生える事を期待しながら準備を進めています。
写真集の完成時には、自分達が暮らす伏見に関する地元学習の教材用に、伏見区内の小・中学校と図書館に寄贈し、子供達を通して家族や地域へ拡大する事に期待しています。

これまでの活動

代表者 山本正治は地域で活動するカメラマンで、伏見観光協会の発行する観光パンレットに写真を提供したり、地域の社寺の行事の撮影の依頼に応じるなどの活動をしています。

2006年度『We Love Fushimi 写真コンテスト』 優秀賞
2010年郵便局株式会社近畿支社のオリジナルフレーム切手『龍馬が駆け抜けた町 京都・伏見』に2点の画像が採用
2011年NPO法人フォトカルチャー倶楽部主催の全国公募『フォトブック甲子園』準特選『フォトブック大使賞』を受賞。
2017年『伏見百景写真展』を御香宮参集館で開催。2日間で合計567名来場

資金の使い道

ご支援いただいた資金は、本書の出版費用に使用させていただきます。

ご支援への返礼品

☆ご支援3000円の方:
 写真資料集『伏見百景』 1冊
 写真構成伏見歳時記   1枚

☆ご支援5000円の方:
 写真資料集『伏見百景』 1冊
 写真構成伏見歳時記   1枚
 限定伏見フォト&エッセイ 2種

☆ご支援10000円の方:
 写真資料集『伏見百景』 1冊
 写真構成伏見歳時記   1枚
 限定伏見フォト&エッセイ 4種

実施スケジュール

2018-10 プロジェクト始動
2018-12 内容を構成した試作の作成
2019-02 印刷所・発行所の選定
2019-04 ニューカラー写真印刷株式会社 と 株式会社大垣書店 による編集作業開始
2019-10 クラウドファンディング開始
2019-12 クラウドファンディング終了
2020-01 編集作業終了→印刷
2020-02 刊行
2020-03 伏見区内の小中学校に向けての贈呈式実施予定


最後に

この写真集は、専門的な学術書でも無ければ、考古学や歴史学の専門書でも有りません。
ご覧頂く皆さんの中から『へェ―そうなんや!』『そんなん、伏見にあったんや!』『伏見って、意外と魅力的なまちやな!』『伏見の匂いを感じるな!』『チョット今度、子供連れて行ってみよか!』といった声が聞かれ、気軽に楽しんで見て貰える『伏見の入門書のような本』になれればいいなと思っています。

それらの声は、酒蔵や寺社仏閣などを維持継承されてきた人達や、地域に伝わる祭や伝統行事の担い手さんや、風習や伝統文化を受け継いで来られた人達にとって『励ましや応援の声』となり、次世代の人達の中にも新たに参加する人の姿が生まれるものと確信しています。

しかし民間の団体がこのようなプロジェクトに取組むには非常にハードルが高く資金面で困窮しています。誠に恐縮ですが、ご賛同いただける方、何とぞご支援を賜りますよう切にお願い申し上げます。

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
ご支援が目標金額に満たない場合も、計画どおり本書の刊行を行い、ご支援いただいた皆様には返礼品をお届けします。

  • 2019/11/02 22:32

    皆さんこんにちは、伏見百景編集委員会です。ただいま編集中の本文の一部を公開します。これはまだ編集中のバージョンですので、実際に刊行される完成版とは一部内容が異なりますが、この本の雰囲気をつかんでいただくには十分な内容となっています。皆様のご支援を、心からお待ちしております。

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