2019/12/09 00:27

トウカイテイオー後継種牡馬プロジェクトを応援していただいている皆さま、いつもありがとうございます。今回は主催者の原田さんにかわりまして、事務局としてのプロジェクトへの思いや今後の予定などを書いていこうと思います。ツイッターではどうしても文字数があるので、中々思いを伝えきれないですし、残された時間で皆さまにも、もっともっと興味を持っていただけたらと考えています。

話は少し遡りますがこの「トウカイテイオー後継種牡馬プロジェクト」原田さんが数年前からずっとブログで訴えてきたことを、クワイトファインの引退を期に実行に移そう!ということで今年の9月から少しづつ準備を進めていました。

私自身は以前から馬産地でサラブレッドに関わる仕事をしており、その当時に原田さんとお会いして「将来的にトウカイテイオーの子を種牡馬として血を遺したい」というお話は常々聞いておりました。しかしながら現実的に可能性のあるテイオー産駒たちは種牡馬入りすることなく次々と引退。それを見守ることしかできなかった原田さんの思いはさぞや複雑な気持ちだったんだろうなと思います。

そして数年の時を経て、今回クワイトファインの件でご相談を受けた時「今回こそはできる限りのお手伝いをしたい」そう思い、即決で事務局としてのサポートをお約束した次第です。

今回プロジェクトを実際にスタートしてみて「こんなロマン溢れる血統の馬がいるなんて知らなかった!」「テイオーの血を繋いで欲しい!」といったご声援もたくさんいただきましたが「競走成績のない馬を種牡馬にすることになんの意味があるのか?」といったご意見も中には見かけます。

私自身、馬産地で毎年サラブレッドを見続け、そして生産や販売にも関わる一人のホースマンとしての率直な意見を言うと「ビジネスとしてはまったく成立しない夢物語」だと思っています。

…でもですよ。

そんな無謀なことだからこそ、実現させることができたら最高に面白いじゃないですか!

たしかに、無事に産駒が誕生したとして、その子が大活躍する可能性は低いかもしれません。
でも、チャレンジする以上は可能性はゼロじゃないんです。

このプロジェクトを通じて、1頭のサラブレッドが種牡馬となり、その子が競馬場へ旅立つ日を夢見ているからこそ、事務局としての仕事を最後まで全うしたいと考えています。

次の活動報告では少し気が早いかもしれませんが、プロジェクト成功後についてや、皆さまの疑問に答える形での報告を書きたいと思います。

引き続きご支援、ご協力をよろしくお願いいたします!


トウカイテイオー後継種牡馬プロジェクト・事務局長より