2021/08/09 19:00

すみません。もう1週間経ってしまいましたが、先週月曜日、スポニチさんでクワイトファインのことを取り上げていただきました(ネット記事、リンクはこちら

経過はご案内のところかと思いますが、結果を見れば、単にトウカイテイオーには後継種牡馬がいるという事実だけではなく、プロジェクトの背景や当方の想いまで限られた字数のなかで簡潔にまとめていただいた、とても良い記事だったと思います。

こちらの記事、取材と執筆を担当していただいたのは、スポニチ大阪レース部の看板記者である寺下厚司さんです。もちろん、記者名の公開もスポニチさんの承諾はいただいております。

今回、スポニチさんの誠意を感じたのは、いわゆる社会面的な扱いではなく、現役バリバリの競馬記者のかたを担当にしていただいたことです。寺下さんは世代的には私より一回り以上お若いですが、競馬記者歴も長いし、競馬に対する知識、熱量も豊富な、プロフェッショナルな記者の方なので、私も前置きなしにすぐ本音で話すことが出来ました。取材受けていて素直に楽しかったです。

記事のまとめ方も、プロに対して私ごときが論評するのも失礼千万ではありますが、初校の段階からほとんど直すところはありませんでした。逆に、私の発言の引用という形を取ってはいますが、けっこう踏み込んだことまで書いていただけたと感心しております。

よくよく考えたら、いわゆる競馬サークルのマスコミ関係者の方にクワイトファインを取り上げていただいたのは、一昨年12月の朝日新聞(有吉正徳さん)以来で、クワイトファインが種牡馬登録されてからは初めてなのです。

もちろん、昨年の毎日新聞さんのように社会面で大きく取り上げていただけるのもありがたいですし、毎日新聞とスポニチは同じ系列なので今回のスポニチ記事にも役立った部分は多々あります。とは言え、クラファンが終わって実際に種牡馬になってしまうと社会面的なニュースヴァリューはなかなか難しいのも正直なところですし、実際、いくら社会面で大きく扱われても競馬サークル内知名度には全く繋がらない、というのも悲しいですが現実なので、その意味でも、今回は寺下さんに記事を書いていただけて本当に良かったなと思います。

今後とも、クワイトファインの存在を一人でも多くの競馬関係者に知っていただけるよう、メディア関係者への働きかけを続けていきたいと考えております。

追伸  一部ネットで、私が目立ちたいから取材を受けたのかといったご批判をいただきましたが、私は個人事業主ではなく組織に属している給与所得者ですので、マスコミに露出するメリットは何もありません。むしろ潜在的デメリットの方が圧倒的に多いです。

しかし、まだ血統登録された産駒もいないこの種牡馬にとって、少しでも知名度を上げる、一人でも多くの方に知っていただけるためには人間が矢面に立つしかないのです。

それだけはご理解を賜れればと思います。