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家の中でも森の中でも。暮らしと森をつなぐ家具 pioneer plants

家の中でも、森の中でも。信州伊那谷のアカマツで作った軽くて折りたためる無垢の家具。普段は家の中、週末は外や森の中に持ち出して使う。暮らしを身軽にする、そんな家具です。折りたためるから使わないときはしまって部屋を広く使う。キャンプが好きな人はフィールドにそのままリビングを持ち出すような感覚で。

現在の支援総額

640,000

106%

目標金額は600,000円

支援者数

27

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/11/01に募集を開始し、 27人の支援により 640,000円の資金を集め、 2019/12/25に募集を終了しました

家の中でも森の中でも。暮らしと森をつなぐ家具 pioneer plants

現在の支援総額

640,000

106%達成

終了

目標金額600,000

支援者数27

このプロジェクトは、2019/11/01に募集を開始し、 27人の支援により 640,000円の資金を集め、 2019/12/25に募集を終了しました

家の中でも、森の中でも。信州伊那谷のアカマツで作った軽くて折りたためる無垢の家具。普段は家の中、週末は外や森の中に持ち出して使う。暮らしを身軽にする、そんな家具です。折りたためるから使わないときはしまって部屋を広く使う。キャンプが好きな人はフィールドにそのままリビングを持ち出すような感覚で。

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はじめに

私たちは、 南信州・伊那谷で地域の木を使った家具作りをしている株式会社やまとわです。広報を担当している奥田と申します。

「森をつくる 暮らしをつくる」を企業理念に、森と暮らしが近い未来づくりを目指しています。自分たちで森に入り木も伐ります。伐った木を森から出して、製材して、天然乾燥して家具を作ってきました。
地域の木を使いたい。地域の木を使うことで、森を面白くしたい。そして森の価値を上げていきたい。そんな想いで日々活動しています。

左から中村社長、職人の近藤さん、ディレクターの吉田さん、企画室の奥田


豊かな暮らしの提案を通して、豊かな森をつくりたい

伊那谷のアカマツを使った無垢の家具 ブランドが2019年11月に立ち上がりました。

やまとわが「森をつくる暮らしをつくる」というビジョンを描いて、やりたかった大きなことの1つが、この地域材を使った家具ブランドの立ち上げでした。

弊社社長で家具職人の中村は地域材を使ったフルオーダーメイド家具づくりを10年以上続けてきました。
「オーダーメイドは、普通は使われない木にも価値をつけることができる」と、個人や企業向けにオーダーメイド家具を制作してきました。
オーダーメイドだからこそ、様々な木が使えます。曲がった木は曲がったなりに利用をつくることができる。変わった年輪の木はその年輪を生かした提案ができます。規格品にはできないアプローチ。規格品では、木目の違いすらクレームになるというのが現状です。

「生きた木」を使うのですから、「同じ」なんてことはあり得ません。

オーダーメイドは、「世界に1つしかない」ということが大切で、それがいいところです。地域材を使うことを大切にこれまでオーダーメイドを中心にやってきました。


森を面白くするために、家具を使ってできること

もっとたくさんの方々に使ってもらえる地域材の家具を提案したい、と考えていました。
そこで、今回のpioneer plantsというプロジェクトが始まりました。

pioneer plantsで最初から決まっていたのは、「伊那谷のアカマツ」を使う、ということでした。アカマツの家具にこだわったのは、地域特有の課題があるからです、
私たちが暮らす地域はアカマツが多い地域です。伊那市では、「カラマツ」に次いで「アカマツ」が二番目(ややこしくすみません)で、民有林の21%をアカマツが占めます。これは結構珍しいことです。全国の民有林の多くはヒノキかスギです。この地域では、カラマツを戦後の一斉造林で植林しました。アカマツはもともとこの地域で多い木です。

この「アカマツ」が今、厄介な運命の中にいるのです。

それがマツ枯れ病です。

マツノザイセンチュウというセンチュウがカミキリムシを媒介して、アカマツに入ることで、アカマツを枯らしてしまうのです。
昭和50年代に全国で被害のピークを迎え、今も各地で被害が継続しています。はじめは標高の低く温暖な地域から始まったマツ枯れ病。それが今、標高がどんどん上昇し、僕らが暮らす標高700m以上の伊那地域まで広がってきました。

広がっている、というよりも被害の最先端地域なのです。ここ数年は長野県全体で毎年7万㎥ものアカマツが枯れて処分されています。

マツ枯れ病になってしまったアカマツは被害が拡大しないように、薬品処理するか焼却処分される決まりになっています。松枯れになったアカマツは繊維がダメになってしまうため、材木としては使えません。

画像4

50年、60年、70年、80年、100年。

長い年月をかけて、育ってきた立派な木々が枯れていく。

枯れてしまえば、使えません。であれば、枯れる前にアカマツを使いたい。枯れ行く命に次の命を吹き込むことができれば、アカマツは私たちの暮らしを豊かにしてくれる。そんな想いでアカマツの家具を作ろうと、思ったのです。

ただ、アカマツは広葉樹に比べて、軽くて柔らかいので椅子やテーブルなどの大物家具にはあまり使いません。アカマツが伝統的に使われてきたのは、家の梁材です。
さぁ、アカマツを使って、これからの暮らしを豊かにするには、どんな家具を作ろう、と頭を悩ませました。

アカマツを伐倒する社長

アカマツでつくる家具を考える

プロダクトデザイン事務所の「AR PIECE FACTORY 」の矢島夫妻のところに、森への想いを語りに行ったのは、2018年3月27日。暮らしを豊かに、森をおもしろく。

「軽いからこそ、持ち運んで使うような家具を作ろう」。その日に、目指す方向は決まっていました。軽やかなで、すっきりとしていて、外に持ち出したくなるような家具。

そこから、家具のデザインづくりがはじまって、何度も何度も試作して、壊れて、改良して、調整して、と繰り返してきました。軽くて折りたためる無垢の家具。普段は家の中で、週末は森の中で使う。誰かの暮らしと森が、ほんの少しでも身近になったら嬉しいな、と思います。

「家の中でも、森の中でも」

画像2プロダクトデザイナーのAR PIECE FACTORYさん、デザイナーのStudio millさんとの会議

pioneer plantsという名前

pioneer plants(パイオニアプランツ )というのは、ある場所が裸地になったときに最初に芽を出して育つ植物のことをいいます。その土地の風土にあった植物で、その土地の植生を切り開いていく存在です。

その土地土地にあった木を使って家具をつくる、ということの意思表明。

何もないところに種が落ちて森への一歩目がはじまるように、私たちも森の未来を切り開いていく開拓者になりたい、という想いを込めてpioneer plantsという名前をつけました。

pioneer plantsを持って、どこに出かけよう。
森の中で使ってもらえたら嬉しいです。きっと気持ちがいいと思うから。


森で使うロープがpioneer plantsのブランドアイコン

Pioneer plantsを開発する中で、ネックになったのは、アカマツの柔らかさ。一般的に家具に使われる広葉樹に比べて針葉樹のアカマツは柔らかくて軽い。そのため、荷重を持たせるために金属パーツを使うと木が金属に負けてしまう、ということが起こりました。

その問題を解決したのがロープを使うということ。柔らかい木と硬い金属ではうまくいかなったことが、森で使うしなやかなロープを組み合わせることで、お互いがお互いを支え合うような構造に変わりました。

森で使う道具が、新しい家具を生み出してくれました。



なぜ、私たちは地域材にこだわるのか

森林問題の話をすると、森林破壊が頭にある方は、森は伐採してはいけない、と考えている方もいます。ただ、森林問題は、大きな視点と小さな視点で考える必要があります。

森は、地球の生態系を維持するのにとても大切です。その森が世界規模で消失し続けている、ということはまぎれもない事実だと思います。実際に1990年から2015年の間に1億2900万haの森林が消失したと言われています。1億2900万haと言われても想像がつきませんよね。日本の国土でいうと3.5個分。今年の夏には、アマゾンでの大規模火災が世界的なニュースになりました。地球の肺と言われるアマゾンが人為的な焼畑の煽りを受けてコントロール出来ないほどに燃えてしまいました。

ただ、この森林破壊の問題だけが取り沙汰されると本質を見失ってしまいます。

森の問題は、世界規模での視点と地域規模での視点で分けて考える必要があります。グローバル視点で考えていかなければならない課題と、各地域で考える課題は、意外なほどに違うのです。

日本は、世界有数の森林国であり、国土の約7割が森林です。しかし、木材自給率は約36.1%(2017年)。森林が世界で最も育ちやすい国だと言われている日本で、国産材を使わずに過度に輸入材に頼るということは、間接的な森林破壊への加担に繋がっていると思います。

だからこそ、日本では適切な資源管理をしながら森と関わっていくことが大切です。

私たちの暮らしと森の関係性を見直しながら地域の木を地域で使う、日本の木を日本で使う。そういう当たり前に思えることを進めることが日本における世界の森林保全への役割だと私たちは考えています。

私たちは、小さな一歩を積み重ねて、世界と日本の森林にアプローチしていきたいと考えています。

みなさんの暮らしと森が少しでも近くきっかけになればとても嬉しいです。


リターンについて

<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、リターンをお届けします。詳しくはリターンをご覧ください。


pioneer plants chair

支援額:29000円

信州伊那谷のアカマツで作った無垢の折りたたみのチェアを1つお送りいたします。
暮らしを身軽に。家の中でも使いやすいデザインと座り心地。森の中やキャンプに持ちだしたくなるような軽い家具です。

一般販売予定価格:33,000円+税

サイズ(折りたたみ時)
幅:530mm 縦:815mm

【先着20名様】

・リターン数量:1個
・2020/1月から順次お届け予定
・消費税・送料込み
・クリア塗装
・仕様、デザイン等、一部変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

座り心地がよく、長く座っていても疲れにくいように、背中の背板と太ももの裏に当たる部材は曲面を生かしたデザインにしています。

他にもpioneer plantsの商品がリターンにラインナップしておりますので、是非ご覧ください。

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • 暮らしと森を繋ぐ家具「pioneer plants」クラウドファンディングに挑戦中!残り14時間です!家の中でも、森の中でも使える家具「pioneer plants」。信州伊那谷のアカマツで作っています。風のように軽くて、自由に持ち運びのできる家具。暮らしを身軽にしてくれます。そして何より、森に還元してく家具です。全国的に深刻な問題となっている松枯れ病で、アカマツが枯れてしまう前に伐って、家具としての新しい命を与える。そして、アカマツが生えていた森は、多様な植物が育つように、適切に管理をしつつ森の中に光を入れていく。私たちは、家具づくりを通して、森の価値を高めていきたいと考えています。クラウドファンディングも、残すところ14時間となりました。地域で育った木は、地域で使っていく。それが当たりなる未来を目指して、私たちは挑戦しています。ぜひ、この取り組みを応援していただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします! もっと見る
  • \  pioneer plantsの動画 第二弾が出来ました! /pioneer plants の動画です。私たちが暮らす伊那谷のアカマツを伐る。樹齢60年を超える木が倒れる時、どしん、と地響きがなります。伊那谷のアカマツでpioneer plantsは作られています。軽いアカマツだからできる家具。クラウドファンディングは、明日までとなっております!明日までに注文してもらえると1月中にお届けします!正式発売は2月末の予定です^^地域の木は、地域で使うという当たり前をつくる家具になれれば嬉しいです。 もっと見る
  • 【本日開催】10時~15時にかけて、信州辰野町で行われているトビチ商店街に出店しています!あったらいいなと思う‟10年後の未来の商店街”を1日だけみんなでつくる、「トビチ商店街」。県内外から50店舗以上の素敵なお店が集まっていて、とても賑わっています。私たちは、下記地図の「G げた屋」さんにて、出店しています。「pioneer plantsの商品、どんな雰囲気なのか実物を見てみたい」「椅子に座ってみたい。本当に軽いのか試してみたい」と、気になっている方、ぜひぜひ遊びにきてください!pioneer plantsのプロダクト一式を展示していますので、じっくり見て触って、実際に使っているシーンなんかも想像してもらえると嬉しいです。また、今回はpioneer plantsの椅子に座りながら、ジャムスプーンとバターナイフづくりのワークショップも行っています。やすりをかけたり、ミツロウワックスを塗ったりして、自分だけのカトラリーを作りませんか?手間ひまかけてつくるカトラリーは、きっと愛着が沸いてお気に入りになると思います。トビチ商店街でパンとジャムを合わせて買ったりして。翌日の朝ごはんは、きっと幸せなひと時になるのではないでしょうか。皆さまのお越しを、お待ちしています!【トビチ商店街の詳細は、こちらから】 もっと見る

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