2020/07/24 22:12


元気ですかー!既にクーラーなしでは生きられない素子です。 

我が家は目の前が海なんですが、連休初日は海水浴やボートで遊ぶ人たちでいっぱいでした。 


すっかり夏ですね。もとい、おっととっと夏だぜ! 



 


伊吹島の沿岸にいりこの加工場がずらりと並んでいます



ところで先日、UDON HOUSEスタッフは伊吹島のいりこ漁を見学してきました。 

普段のどん体験クラスでは「だし」の勉強の一環でいりこについて学ぶ時間があります。 

が、いりこ漁の時期は6月から9月くらいまでと限られており、わたし自身もまだ見たことがなかったため、講義を聞きながら実際に生で見てみたいと熱望していたのでした。 



そしてついに、そのチャンスがやってきたのです! 


観音寺港から海上タクシーをチャーターし、その日の漁場まで40分ほど。 


「今日は漁場がちょっと遠いんよ〜」という伊吹マスターの三好さんが軽快に船を走らせしばらくすると、とんでもない早さで波を切りながらあちこちから漁船が出現。遠くの方に連なって見える他の漁船の方へ向かっていきます。 


これは実は特別なエンジンを積んだ船で、とにかくスピードが命。網から揚げたいりこを島に最速で持ち帰る運び屋として、漁場と島をピストンで往復しています。 


 


あっという間に島へ向けて全速力で走り去る船


いりこ漁は4隻1組で行い、それぞれにとても大事な役割が与えられています。 


網を引く2隻の息の合った動きに感心したり、網がはち切れんばかりにいっぱいのいりこに興奮したり、手作業で網を引き揚げる漁師さん達の力強さに惚れ惚れしたりと、間近で見るいりこ漁は本当に刺激的でした。 


さて、島に持ち帰ったいりこはというと、加工場に着くや否や船内の氷水と一緒にホースで吸い上げられ、海水で洗ってすぐさま釜にザブン!一瞬にして茹で上げられます。


 


船から釜へ、いりこもびっくりの大移動



 


つやつや、まるまるとした生いりこ 


網で捉えられてから釜にINするまでわずか30分の話なので、おそらくいりこも何が起こっているか気づかないうちに茹で上がってるんでしょうね。そりゃ大口開けてるのも無理ないわ。伊吹の本気、しかとこの目に焼き付けさせていただきました。 

 

 


たぶんまだ茹でられたことに気づいてないいりこもいると思う 


ちなみに茹で上がった後は乾燥機にかけて完成なのですが、近年では乾燥せずに冷凍することで、そのままお刺身のように食べられる「釜揚げいりこ」が開発され、こちらも人気を博しているようです。網元さんがお土産にと持たせてくれたものを試食しましたが、身はふっくら、味はしっかりとして「晩酌のお供に最適!」との声がスタッフから上がっていました。 


 


釜揚げいりこ、銀色に光る美しい姿 



今回は本当に貴重な経験をすることができました。いりこ漁に携わる方々に感謝です! 

讃岐うどんには欠かせない存在のいりこに、ますます愛着が湧きそうな予感。 


いりこだしを存分に味わえる讃岐うどんをお探しなら、「うどんのおうち」をどうぞ! 


引き続きお申し込みお待ちしてまーす!