2020/04/11 16:30


様々な大学が集まる京都の中心地で、
 熱狂した場所から生まれるものに興味がある

 

僕がVoltageは面白い場所になると思っている理由は2つあります。
1つは自分がこれまで狭い価値観や少ない情報の中で生きてきてしまったという思いからくる理由で、もう1つはSNSでいろいろな情報を知れる時代において実際に空間を共有するということが重要になっているという思いからきています。

僕は高校まであまりいろんな価値観、世界観に触れずに生きてきました。
中学で私立中学に進み、そこで優秀な成績をとり高学歴な大学に進むものだという考えにのまれ、高校ではひたすらに勉強して京都大学に入学するも中高の科目の中では一番好きだったはずの理科に全く興味が持てず、その冬にたまたま見かけたカンボジアの学校建設プロジェクトに衝動的に参加してその春に初めてカンボジアに行きそこで世界の広さを感じ始めて理系以外の学問について興味を持つと同時に自分には何かするべきことがあるのではないのかという考えを持つようになりました。
その夏にもっといろんな場所を見ようという思いと自分の将来についてもっと考えようという思いからウガンダや東南アジアを2か月間回り、その時にウガンダで参加したボランティアとベトナムで参加した商品企画のインターンでビジネスの面白さと可能性を感じました。
高校まで理系で勉強しかしてこなかったものの大学に入り考え方が完全に変わるという経験をしたことから京都にもいろんな考え方に感化され自分の価値観や考え方が変容するような場所があればいいなと思っていました。

それに加えて最近はSNSで様々な人の考えを知ったり、いろいろな情報を得ることができる時代になりましたがその分実際に会ってその空間の熱量を共有して話し合ったりすることの重要性が上がっていると思います。
いろんな考えを知ることはSNSなどでできても本当に全く違う考え方の人に感化されたり自分の考えが変容したりするのは実際にその空間の空気や熱量を共有しないと難しいと思うからです。
そしてのような実際に人と人とがリアルでかかわりあう空間でこそ面白い発想やアイディアが生まれると思っています。

 このVoltageは京都の多くの大学の学生が集まる立地にあり、更にクリエイターから起業を目指す様々な学生が集まる場所になるからこそ様々な視点や考えに触れることができ、更に熱狂を目指す場所であるからこそ、そこにいる人たちが空間と熱量を共有でき、お互いの考えをぶつけ合ったり、新たな考えに感化されて新たな発想やアイディアを生み出せる空間になるのではないかと思っています。


2020年3月吉日

小八重 良輔