2020/11/02 18:45

クラウドファンディングでは、たいへん多くの方々よりご支援をいただきました。
支援者数は259名、総額は4,825,888円と、わたしたちの予想を大きく超える結果となり、関係者一同、感謝と感激で打ちふるえております。改めて、ありがとうございました!

さて、現在は第一弾のリターンである【オリジナルてぬぐい】と【ブルーシート・グッズ】を準備させていただいているところなのですが、お礼状のデザインなどにもこだわり抜いた結果、予定より時間がかかってしまう事態が生じています…
楽しみにしていただいているところ、たいへん申し訳ありませんが、いま少しだけお待ちいただけますと幸いです。お待たせした分、必ず良いものをお届けしますので、どうかご容赦ください。支援者のみなさまには、改めてメールでもご連絡させていただきます。

ところで、今回のクラウドファンディングは、さまざまな新しいつながりをいただくきっかけにもなりました。

そのひとつが、ブルーシート製造大手の萩原工業さんです。製造過程で生じるブルーシートの端布を活用したアップサイクル・プロダクトにも取り組まれていることなどから意気投合し、先日、倉敷の本社を訪問し、浅野社長にもご挨拶する機会もいただきました!

ブルーシートをはじめとする多種多様な製品に興奮を隠せないデザインチームのメンバー

萩原工業の本社前にて、浅野社長をはじめ社員のみなさんと記念撮影萩原工業さんにはヴェネチアでの展示にご協力いただくことになりそうですが、アップサイクルの取り組みでもコラボレーションできないか、議論を重ねています。

その第一弾となりそうなのが、今回リターンとしてご用意する【ブルーシート・グッズ】です。【ブルーシート・グッズ】は予想以上に多くの方々に選んでいただき、確保しておいた展示検討用のブルーシートのサンプルが足りなくなってしまいそうだったのですが、萩原工業さんに端布のご提供をお願いしたところ、こころよくご了承いただけました!

工場見学もさせていただきましたそういうわけで、お届けに少し時間がかかっていますが、準備は着々と進めていますので、あと少しだけ、どうか楽しみにお待ちください! 

ちなみに、萩原工業さんの本社は海を埋め立てたところにありますが、この地域はもともと湿地だったためイグサの栽培が盛んで、イグサを使ってゴザを編んだのが会社のはじまりなのだそうです。そして戦後になり、そのイグサが化学繊維に置き換わって生まれたのがブルーシートだとのこと。まさにこの展覧会で扱おうとしている戦後の産業構造の変化が感じられるエピソードで、不思議なご縁を感じずにはいられませんでした。